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白い光を追いかけて ~妖精の森の大冒険!?~
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●光を目指して、上へ、上へ!
話に聞く『らっかみ』という存在について、
高峰 一馬
は考える。
一馬は、その力の欠片を預かっていないが、
(だけど、だからって、守ろうってするのを止めたくはねえんだ)
そんな想いを胸に、一馬は、がし、と樹の洞のでっぱりへと手をかけた。
「日常を守るために、困難があるなら越えていこうじゃねえか!」
それにこんな壁を見ると登ってみたくなってしまうと、一馬はにっと口の端を上げる。
ぐんぐんと樹の壁を登っていく一馬の姿を目に、
「すげぇガッツだな……」
と、思わず零したのは
楢木 春彦
だ。
「俺は飛んでいくか。……っ、とと……ちっとコツがいるな……」
空気の足場を使った方が楽か? と春彦が考えたその時だ。
「うおっ!?」
滴ってきた水滴が襲い――それを、春彦は間一髪のところで避ける。
「あっぶねぇな……こりゃ、ちっと慎重にいかねーと」
言って、二度撫でるのは左耳のピアス。
自分にだけ見える空気の足場を、春彦は『頭上に』生んだ。
再び落ちる水滴が、見えない足場に当たって弾け、消える。
「成る程……私には見えないけれど、水除けの盾というわけね」
「って、剣崎先輩!?」
ちゃっかりと春彦の足場の下に潜り込んでいたのは、
剣崎 エレナ
だ。
「……もしかしなくても、俺今、便利に使われてる感じっすか?」
「人聞きが悪いわね。まあでも、アイドルたるもの、貪欲でなくてはいけないのよ」
「エレナ先輩、さすがです!」
エレナの言葉にきらきらした声で応じたのは、春彦では勿論ない。
「アイドルたるもの……うん、いい言葉。あたしも、トップを目指して頑張らなくっちゃ!」
お先に失礼します、と言い残して、上へ上へと飛んでいくのは
夢宮 瑠奈
。
星が散るスカートの輝きを目に、エレナは慌てて瑠奈のことを追いかけ、追い抜いた。
「わ、さすがエレナせんぱ……っ、危ない!!」
エレナへと水滴が迫っているのを見留めて、瑠奈が操るのは魔法『ブーストボム』。
(あたしよりも前をいく、輝く剣のアイドルの、ちからになりたい!)
水滴を狙って魔法を放てば、ぱん! と水が弾けて、細やかな欠片になって散る。
威力を失い、優しい雨のようになった水滴が煌めく中で、エレナが言った。
「あなた……どうして、助けたの?」
「時には対立、時には協力……アイドルの道は、切磋琢磨かな、って」
ふわりと微笑む瑠奈を前に、エレナは眩しげに目を細めるのだった。
その脇を、1羽のツバメがひゅん! と飛んでいく。
妖精サイズに縮んだ一同よりも更に小さな小さなツバメは――
御巫 時子
がその身を変じさせたもの。
(上へ、上へ。白い光の元へ)
ツバメへと姿を変えた上にシルフの魔法の加護も得た時子は、誰よりも早くに、中間地点へと辿り着いた。
さながら、彼女自身が自在に宙を舞う『風』であるかのように。しかし。
(……! あれは……)
時子が見留めたのは、今の自分からすれば化け物のような大きさのコウモリ。
それらはきっと、妖精の姿の皆にとっても脅威だろう。
(皆さんに知らせないと……)
時子は身を翻して、滑らかに下降した。
そうして、近くまで迫っていた春彦の周りをくるくると回り、危険を訴える。
「うん? なんだ?」
小さなツバメ――時子が何かを伝えようとしているのを感じ取って、上へと目を凝らす春彦。
そこには、暗がりに潜むようにして自分達を待ち構える、コウモリ達の姿があった。
「あれか!」
2匹のコウモリが、春彦達へと迫る。
時子を庇うようにして、春彦はサラマンダーの力を駆使し、火球の魔法を放った。
「邪魔するやつは、俺の炎で焼いちまうぜっ!」
火球を羽に食らった1匹が、慌てたようにふらふらと逃げていく。
もう1匹が、すぐ近くまで壁を登ってきていた一馬へとターゲットを切り替えるのを目に、
「危ねぇ!」
と、春彦は叫んだ。忍び寄る危険に気付いた一馬が、
「悪いな、いいところだから、ちょーっと邪魔しないでくれよ!」
言うや放ったのは、大きく不快な音を出すパックの魔法。
怯むコウモリへと一馬はがっしととびついて、もう一度、同じ魔法を使う。
至近距離での一撃を食らって、コウモリは慌てて暗がりへと帰っていった。
「よし、続きだ、続き! オリンピック選手は、こんなスピードで登れるのかもな!」
邪魔者を倒し、壁登りを再開する一馬。
空を飛ぶ妖精の力を利用してのボルダリングは、一馬の胸を弾ませて止まないらしい。
澪乃 澄佳
と
六月一日宮 檸檬
は、仲良く手を繋いで上を目指していた。
レモンの香りが微かに、爽やかに2人を纏う中、檸檬は、
「もう少し上には、コウモリもいるのか……」
と、大切な恋人――澄佳の手を握る己の手に、ぎゅっと力を込めた。
(澄佳センパイは、絶対守る!)
澄佳のろっこんがあるため、2人の飛行は、かなり安定している。
だから檸檬は慌てることなく、
「俺の彼女には、指一本触れさせねーよッ……!」
間もなく迫ってきたコウモリ達へと、種を連射する魔法を当てに行くことができた。
慌てて退散するコウモリ達を目に檸檬が安堵の息を吐けば、
「ありがとうね、檸檬くん」
なんて、先の発言を受けてか少しはにかんだ澄佳が、にっこりとした笑みを檸檬へと向ける。
手を繋いでいるので、その距離が、何とも言えず近い。
「あ、当たり前っすよ! ……姫を守るのは、騎士の務めっすから!」
にっと笑ったあとで、「……かっこいーとこ見せたいし」と、檸檬はぽそりと零す。
澄佳が、不思議そうに首を傾げた。
「檸檬くん? 最後、なんて言ったか聞こえなかったよう」
「い、いや、何でも……」
檸檬が言い淀んだ、その時だ。
「わ、危ないよう!」
ぎゅ、と、檸檬は愛しい姫君にその身を引き寄せられた。
「へ? え?」
あわあわする檸檬を余所に、澄佳は檸檬をしっかり抱き締めたまま上を向き、
「先輩だもの! あたしが、絶対守るのっ!」
声高らかに、ウンディーネの魔法を発動させる。
頭上に迫っていた水滴へと、自分達を避けるように『流れ』を与える澄佳。
水滴が、澄佳達の周囲を、土砂降りの雨のように流れていく――。
「あ、ありがとうっす、澄佳センパイ」
「ふふ、騎士様、どうか姫のことも頼りにしてくださいね?」
悪戯っぽい微笑みに、檸檬が心を奪われたのは言うまでもない。
白い光の元へと1番乗りしたのは、1羽のツバメ――時子だった。
「これが、白い光なんですね……」
妖精の姿に戻った時子は、白い光を、優しく手のひらに包む。
「皆さん、無事、白い光を手に入れられました……!」
時子の声が樹の内部へとおっとりと響けば、澄佳は、笑顔を輝かせて檸檬へと抱きついて。
「やったねえ、檸檬くんのお陰で頑張れたよう」
「俺こそ、澄佳センパイと一緒だったからっすよ」
怪我とかないっすか? と、檸檬は澄佳の背を柔らかく撫でた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
動物・自然
神話・伝説
定員
1000人
参加キャラクター数
161人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年03月24日
参加申し込みの期限
2018年03月31日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年03月31日 11時00分
参加キャラクター一覧
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