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白い光を追いかけて ~妖精の森の大冒険!?~
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●煌めく池は危険でいっぱい!(2)
八神 修
もまた、水中で奮戦していた。
七夜 あおい
が手ずから託してくれた魔法の蔓を頼もしく思いながら、
(白猫の用件のこともある。焦らず急ごう)
と、修はウンディーネの魔法で水を動かし、魚を的確に誘導していく。
(白い光までの道を作るのが大事だ。魚達は、なるべく囮の皆の方や、岸辺に……)
魚達の位置関係を冷静に考えながら、ビニール袋に入れておいた携帯電話を発光させる修。
それを、魔法の力を借りて、水中を滑るように進ませていく。
光に気付いた魚達が、池の淵の方へと狙い通りに向かっていくのを目に、
(これで良し、だな)
修は、ふっと口元に笑みを乗せた。
「八神さん、左後方から新しい個体ですー」
上空から聞こえるのは、修を何度となく助けた
日々野 結衣香
の声。
その結衣香はというと、修がそつなく対応をこなすのを目に、ほうと安堵の息を吐いていた。
(池の水が澄んでいてよかったです)
魚の位置把握は、さほど難しくはない。
シルフの魔法の加護で自由に池の上を飛びながら、結衣香は大体の魚の動きを見極めていた。
「魚、マクティーラさん達の所、鴻上さんの所、それから森側の淵の方にだいぶ集まってきてますー」
状況を確かめて、何度目かの報告を済ませる。
その時――結衣香は気付いた。
2匹の魚が、ぐん! と修へと迫っているのに。
「八神さん! 後方から2匹! 危ないです!」
必死さの滲む結衣香の声を耳に、修はぱっと振り返り、即座に判断を下した。
――すぐにここから離れるべきだ!
ぐい、と、あおいから預かった魔法の蔓を引く。
それを合図に、ろっこんを発動したあおいが、蔓をえいっ! と引っ張った。
池の淵側へと幾らか引き寄せられて、間一髪、修は魚達の猛攻から逃れる。
ふう、と内心に息を吐いた、その刹那。
「きゃ!」
水中から顔を出した修は、足を滑らせたあおいが池へと落ちるのを見た。
水音が跳ねて、魚達が、あおいの方に注意を向ける。
「っ、あおい!」
叫んで、修は再び水中に潜ると、水を操作する魔法で魚達を可能な限りあおいから遠ざけた。
(あおいさん!)
事態に気付いた
鴻上 彰尋
が、泳ぎが速くなるウンディーネの魔法を駆使して、あおいの元へと泳ぎ着く。
何を思う間もなかった。
唯一頭にあったのは、あおいを助けなくてはという、ただその一点だけ。
「あおいさん、しっかり!」
あおいを抱えて岸へ上がり、介抱する彰尋。
然程水を飲んだわけでもないらしく、あおいは間もなく瞼を開いた。
「彰尋くん……ごめんね、ありがとう」
「あおいさん……」
優しくその身を抱き起こせば、あおいは、淡く笑って。
「……何だか、
前にもこんなふうにしてもらった気がする
なぁ……」
「……!」
あれは夢だったのかな? と続けるあおいは、彰尋が目を見開いたのには気付かなかった。
そこへ、修もすぐに駆け付ける。
「あおい! 大丈夫か!?」
「……修君。さっき、私のこと助けてくれたよね? 私が修君を助けるはずだったのになぁ」
「十分助けてもらったよ。それに、俺があおいのことを守りたかったんだ」
修の言葉に、あおいはそっと微笑んだ。と、その瞬間。
「マクティーラさん達の所、森側の淵の方、それから八神さん達がいる淵の付近に魚が集中してます!」
結衣香の声が、辺りに響いた。
のんびりまったりとした結衣香にしては早口な声が、状況の変化を訴えている。
「あと少しで、魚達が池の両端に集まります! 白い光への道が確保できるまで、もうちょっとです!」
その報告を耳に、
旅鴉 月詠
は、
「白い光は水底、潜るには魚が邪魔をする……これは、益々やる気を出さないとね」
と、何度目になるかわからないキャストをした。
一見、やる気満々! という感じの表情ではないが、
――ひゅんっ!
釣り糸の先っぽ、パックの魔法で落書きした小石は、いい感じに池に投じられる。それがろっこん効果で、
「お、来た来た」
と、浮草やら池に沈んだ木の実やらをずんずん吸い寄せ、魚達の興味を引いていた。
「また釣れた。これで何匹目かな……もう数えるのも億劫だね」
「これはこれは。焼き魚パーティが盛り上がりそうだねぇ」
魚を焼く準備をしながら、
骨削 瓢
がけらけら笑う。
「焼き魚パーティか。悪くはないが、何でまた」
策士が相手だと、じとりとした眼差しで月詠は瓢を見遣ったが、
「何、白い光を無事捕獲できたら、皆を労わる必要があろうって話さぁ」
なんて、瓢の方は、飄々として白々しくも健気な台詞を零すのだった。
「……まあ、いいさ」
と、月詠は肩を竦める。
「丁度、釣れ過ぎた魚の扱いに困っていたところだったしね」
涼しい顔で漏らす月詠のすぐ近くでは、釣りに釣った魚の山が、ぴちぴちと跳ねていた。
ウンディーネの魔法を駆使して、
坂上 直
はひたひたと水上を歩く。
トビウオのヒレに似た羽を揺らしながら、直は、仲間達の方をちらと見た。
(素足で歩けるのは、皆のお陰ね。魚達が沢山いたら、こうはいかないもの)
足に食い付かれでもしたら堪らないけれど、今はその心配なく、白い光の元を目指せる。
「……ここね」
直は、白い光の真上に立って、小さく声を漏らした。しかし、その瞬間。
「っ……!」
ばしゃりと水音を立てて、1匹の魚が直の方へと向かってきた。
それに、いち早く気付いたのが、
新田 亮
だ。
亮は、復活したあおいと共に、土の塊を池へと放り魚達の気を引いていたが、
「これは、放ってはおけないな」
と、あおいに「ここは任せた」と言い置くと、すぐに池へととび込んだ。
――発動! 倍化!
とび込む瞬間、空気をめいっぱい吸い込んで頭の中で唱えれば、
(っ、邪魔だ!)
土の塊に群がっていた魚達を振り切れるほどに、亮の身体能力は高まっている。
亮はあっという間に、直を襲わんとした魚の元へと辿り着いた。
(食らえ!!)
放つ拳は、どこまでも重たい。
不届きな魚を沈めておいてから、亮は水面に顔を出し、大きく息を吸い込んだ。
「っ、は……おい、大丈夫か」
「あ、ありがとう。私は平気だけど……」
「ああ。すぐに他の魚が来るな。そいつらは、俺が引き付ける」
言って、再びろっこんを発動し、池に潜る亮。
ノームの魔法で水中に作った土の足場を蹴って、寄ってきた魚達の気を引き、翻弄し、
――ぐんっ!
亮は勢い良く、池からとび出す。
白い光付近での騒ぎに集まった魚達は、皆、亮の方へと誘導されてくれていた。
一方の直は、予想外の事象を前に、双眸を瞬かせていた。
騒動の間に、白い光が手品のように消えたのだ。
「どういうこと?」
急ぎ、ろっこんで足元の水をぐにゃりと凹ませる。
そうして池の底付近まで降りてくれば、
「た、助かった……!」
と、突然現れた寝袋の中から、
エスカルゴ・臼居
が息も絶え絶えな様子で這い出してきた。
その手の中では、白い光がふわふわと瞬いている。
「え、ええっと……大丈夫?」
「な、何とか……? いやもう、死ぬかと思ったよね! ほんとにね!」
寝袋の中でゲームをしていたところを、そのまま妖精の世界にご招待されたエスカルゴ。
とりあえず白い光を手に入れたらいいらしいと、
「魚が減ってきたところで、ろっこんで寝袋を透明にして潜ってみたんだよー」
「成る程、そんなことが……」
「で、気付かれずに白い光までは辿り着けたんだけど、見事に力尽きたよね!」
ウンディーネの魔法で自身と寝袋を軽くしたのは良かったが、自力で水上へ戻る余力まではなかった模様。
「まあでも妖精さんが助けてくれたし、白い光も手に入ったし結果オーライだよねー」
いや、僕自身も妖精なんだけどさ! なんて、エスカルゴは軽い調子で笑うが、
「おーい。そろそろ戻ってこないと、おたくら、魚の餌だよぃ?」
シルフの魔法の加護も得た竜巻でエスカルゴ達周辺の池の水と魚達を巻き上げながら、瓢が言う。
「喰われる覚悟があるものが喰っていいんだよ、ってねぇ」
――さあ、焼き魚パーティを始めようじゃないかい!
瓢が朗々と宣言する横では、
ズコット・リッピンコット
も、パックの魔法で魚達を懲らしめている。
「おつかれさまでちゅ!! 皆かっこいいでちゅ!!」
なお、ズコットの魔法は魚がタンスのカドに足(ヒレ)をぶつけるというものだ。
中々にシュールな光景を前に、
(良かった……そう、私でなくても、誰かが白い光を回収できればそれでいいのだから)
と、直は淡く微笑した。
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ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
動物・自然
神話・伝説
定員
1000人
参加キャラクター数
161人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年03月24日
参加申し込みの期限
2018年03月31日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年03月31日 11時00分
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