this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
【球技大会】とびきり熱い空の下
<< もどる
1
…
14
15
16
17
18
…
21
つぎへ >>
体育委員の
羽生 碧南
が審判を担当した。指定の水着に特別な印を付けてコイントスを行なう。白猫組からのサーブとなった。
両チームが各々のポジションに向かう。
神野 美野梨
は肩越しに碧南に声を掛けた。
「羽生さん、慣れない事だと思うけど頑張ってね」
「ありがとう。良い試合を期待しているわ」
二人は笑みを交わし、持ち場に就いた。
エンドラインにいた
恵御納 夏朝
が軽くボールを上げる。猫の手のような形の変則的なオーバーハンドサーブを披露した。奇妙な回転が加わって揺れるように飛んでいく。
ロザリー・マルリアーヴ
はボールを見上げる。
「大空で迷子になったボールちゃん。私が正しい方向に導いてあげるわ」
ネットを越えて落ちてきたボールに右手を合わせた。あら、と声が漏れた。
ボールは斜め後ろへと跳ね上がる。
「オレが最高のトスを上げてやる!」
鎌八 まもる
が追い掛ける。味方の位置を横目で見遣り、ボールを下からパンチングで弾き飛ばす。
「鎌八、良いボールだ!」
ネットで待機していた
伊勢 エリカ
が跳び上がる。鋭い腕の振りでボールを叩く。
「簡単には決めさせないのですわ!」
素早い動きには見えない。それでいて
上下 左右
は追い付いた。伸ばした両手でしっかりとボールを上げた。
「私の予想が見事に的中したのですわー」
左右が踏ん反り返る中、ボールはふんわりとネットに運ばれる。
「これなら!」
雨崎 楓香
が反応した。跳び上がって打ち込んだ。直後に両手で弾き返された。
「オレが黒猫組の守護神だ!」
まもるは完璧なブロックを見せた。
「まだまだですわ!」
サイドラインに滑り込んだ左右がボールと砂地の僅かな隙間に手を伸ばす。審判の碧南は瞬間を見逃さない姿勢で一点を見詰める。
ボールは緩やかに上がった。白猫組の全員の目が審判に向かう。
「ボールは落ちていないわ」
一斉に観客が沸いた。口々に熱い声援を送る。
その中には
三ヶ島 葵
の姿もあった。片手で写真を撮りながら声を張り上げた。
「白猫組のみんなー、頑張ってだよー!」
耳にした黒猫組のロザリーが振り返る。葵の顔をじっと見ていると視線が合った。
「ロザリー先輩も頑張ってだよー。ちゃんと撮っているから安心して欲しいんだよー!」
「葵ちゃん、良い子ね」
その間、ボールが途切れることはなかった。最前列の楓香の元にトスの形で送られた。
「正面突破が無理なら!」
跳び上がった楓香はアタックの手を変えた。正面のまもるは咄嗟に手を伸ばしたが届かない。近くにいた美野梨が低い姿勢で走ったが間に合わなかった。
四つん這いで倒れ込んだ。
スコアボードの三点に一点が加わった。
「やったねっ!」
喜ぶ楓香はすぐに真顔になった。美野梨の白いチューブトップに目がいく。タオルが巻いてあるような頼りなさが不安にさせる。
「ポロリしそうな……」
同じように心配そうな顔で夏朝が見ていた。
「……神野さん、僕は黒猫組だから。もしもの時は、ごめん」
起き上がった美野梨は手早く砂を払った。二人の視線に気付いて、何かしら、と口にして首を傾げた。
その後、黒猫組は苦しい展開を強いられた。
打ち込まれるボールをまもるが全力で拾う。ロザリーと美野梨が声を掛け合ってトスを上げる。満を持したエリカが強烈なアタックに持ち込んだ。
流れるような連携から生み出された力の全てを左右が撥ね除けた。
「この位置にボールが来るような気がするのですわー!」
「ここにボールを上げれば良い感じになると思いますわー!」
予言者となってボールを受け続けた。レシーブの力が劣る夏朝や楓香が抜かれても背後に立ち、カバーですわ、と叫んで絶妙なトスへと繋げた。
反面、アタックとサーブは非力で簡単に受け止められた。
「私の絶技に対抗するとは、なかなかやりますわね!」
へこたれることはない。高笑いをしそうな勢いでボールに食らい付いた。
上げられたボールは楓香が中心となって敵陣に打ち込んだ。まもるのブロックは完璧に近いので回避の方向で動いた。時に
三宅 ゆり
がアタックに回ることもあった。
白猫組は点数を積み上げた。十四点となり、セットポイントを迎えた。
「大事な局面でサーブが回ってきたわね」
エンドラインの外にいたロザリーが笑みを浮かべる。後方にいた
三ヶ島 葵
はデジタルカメラを向けながらにこやかに声を送る。
「ロザリー先輩、ファイトだよー!」
「仕方ないわね。練習した成果を試してみましょう」
何とはなしに敵陣を見やる。穏やかな表情でボールを斜めに上げた。金色の髪を弾ませて跳び上がり、腕を振り抜いた。
反応した左右は数歩で立ち止まった。
「恵御納先輩、レシーブですわー!」
夏朝は真横に跳んだ。伸ばした腕でボールを受けたが押し込まれた。
「あら、ジャンプサーブが決まったわ」
「ロザリー先輩、カッコイイんだよー!」
「ありがとう、葵ちゃん」
振り返って微笑む。
一点は返した。スコアボードの点数は十二点となった。一瞥したロザリーは正面を向いた。戻ってきたボールを受け取ると姿勢を正す。
「もう一度、いくわよ」
先程と同じ動作で再びジャンプサーブを試みる。その姿を見て夏朝は表情を引き締めた。
威力のあるボールはネットを越えて楓香に襲い掛かる。
「え、あたし!?」
慌てて構えた。辛うじて腕に当てたが後方に大きく逸らす。そこには予知に等しい動きで左右が待ち構えていた。腰に両手を当てた姿で宣言する。
「この位置! この時間! 完璧ですわ! 私の必殺技が炸裂するのですわー!」
観客がざわつく。
「なんだ、必殺技って」
「ただのトスではないのか?」
「楽しみなんだよー!」
日傘を回しながら葵がデジタルカメラを構える。
「いくのですわー!」
落ちてきたボールを全力で押し上げた。味方は呆気に取られた。
高々と上がる。自陣を遙かに超えて飛んでいく。まもるは砂を蹴散らして走った。
「間に合うはずだ!」
エンドライン付近で振り返り、空を見上げた。太陽が目に飛び込んできた。立ちくらみのようなふらつきに見舞われた。
「ボールはどこだ!?」
肩にボールが当たった。斜め後ろで乾いた音を立てる。
目にした左右は高々と右手を挙げる。人差し指は空の太陽を指し示す。
「今日は真夏日! 太陽は燦然と輝いて見上げた者の目を眩ませるのですわー!」
一斉に観客がどよめいた。
「カンだけじゃないんだ」
「本能でもないのね」
「頭の弱い子でもないのか」
「頭は弱くないのですわー!」
叫んだところで笛が吹かれた。第一セットは白猫組の勝利に終わる。
<< もどる
1
…
14
15
16
17
18
…
21
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
【球技大会】とびきり熱い空の下
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
黒羽カラス
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
スポーツ
定員
1000人
参加キャラクター数
67人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年01月27日
参加申し込みの期限
2018年02月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年02月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!