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【球技大会】とびきり熱い空の下
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集まった人々の緊張が一気に緩む。必死の声援を送り続けていた者は飲み物で喉を潤す。空腹を覚えた者達は駆け足で弁当を求めた。
その中、
巫部 紫苑
はゆったりとした状態で過ごしていた。持参した重箱の中身はなくなり、速やかに包みに戻す。口元には幸せそうな笑みが浮かんでいた。
「最後の試合ですね」
紫色のリボンを締め直す。ポニーテールを弾ませて立ち上がった。
黒猫組の一員としてコートへと向かう。
見上げれば空には白い入道雲。海は太陽の光を受けて燦然と輝いている。
海月 珊瑚
は波打ち際に立ち、興奮した様子で飛び跳ねる。
「夏だ! 海だ! ビーチバレーなのだわ!」
ピンク珊瑚のような長い髪が陽気に弾む。毛先は青い海の色に染まっていた。
嬉々とした声を耳にした数人が顔を寄せ合う。
「夏じゃないよな」
「暑いけど違うな」
背後の囁きは耳に入らなかった。
「チームのために根性で頑張るのだわ!」
海に背を向けるとコートへと走り出した。
「お、めっちゃ人いるやん! ウチも頑張らんとあかんなぁ」
春名 あきら
は辺りを見回す。茶色いポニーテールが左右に振られた。
試合を終えた男子があきらの姿に目を留めた。圧倒的な胸の迫力に後退りする。気付いた本人は拝むように手を合わせた。
「ごめんやで」
「え、どうして謝るの?」
「これ、学校の支給品やし。ホンマはな、紐っぽいのを用意してたんやけど、欠陥品やったんかなぁ。肩紐の一本が切れてもうたんや」
男子の目は自然にあきらの胸にいく。その大きな膨らみに納得したような表情を見せた。
「その代わりやないけど、試合は盛り上げるつもりや、ほな!」
あきらはコートへと向かう。弾むような歩き方が胸に伝わる。周囲の男子の頭が連動するように上下に揺れた。
黒猫組の紫苑を見つけると小走りになった。
「センパーイ、今日は頑張りますんで、おー」
「どうしました?」
紫苑は少し身体の向きを変える。僅かな動きで胸は唸りを上げるような迫力を見せた。
「ええもんをお持ちのようで」
「よくわかりませんが今日は頑張りましょう」
「もちろん、ブルンブルンで頑張りますわ!」
遠巻きに見ていた男子達はゴクリと生唾を呑んだ。
遠野 まほろ
は胸に抱えていた猫の縫い包みをゆっくりと差し出す。
「
スプーン
をよろしくね…」
「わかったわ。私も一緒に試合を見てるから。がんばってね」
クラスメイトの女子はスプーンの手を振って見せた。
「…がんばるよ。スプーンも、ちゃんと見ててね」
小さく手を振ると、まほろは黒猫組のメンバーのところへと向かう。
あきらは人懐っこい笑みで駆け寄った。
「ウチ、運動は得意ではないんやけど、今日は真面目に頑張るんで。ホンマに」
「…私も同じだから。でも、いろいろ参加したいなって。だからチャレンジしてみたよ…」
「可愛いセンパイのために、ウチはやるでー!」
「黒猫組ふぁいおー…」
力の抜けたような声でまほろは言った。小さな手を握り締めて空に伸ばす。とろんとした目は変わらないが、その姿にはそれなりのやる気が感じられた。
肌を焦がすような陽光が降り注ぐ。遠くの方の大気が揺らめいて見えた。
セパレートタイプの水着姿の
朝鳥 さゆる
が憂鬱そうな顔で歩を進める。
「こんな日に、球技大会、か……」
恨めしそうな目を上に向けて、すぐに伏せた。意味のない行為と悟り、深い溜息を吐いた。
コートに近づく程に周囲のざわめきが大きくなる。
「モデルみたい……」
「本当に高校生なの?」
一様に同じ言葉を繰り返す。左右に一瞥をくれることなく、沈んだ目でさゆるは通り過ぎた。
ちらりと目が動いた。コートの傍らに黒猫組のチームメイトが集まっていた。そっと紛れるつもりが声を掛けられた。
微笑みを浮かべた紫苑であった。
「今日はチームメイトとしてよろしくお願いしますね」
「こちらこそ、よろしく」
あきらとまほろとも軽い挨拶を交わした。
楡宮 遠海
の表情は浮かない。コートの傍らで落ち着かない様子で立っていた。人々の移動に合わせて背中を向ける。組み合わせた手を胸の辺りに当てていた。それでいてちらちらと人混みに目を向ける。
暗い表情で緩やかに息を吐いた。
――グラビアアイドルがいるわ。相手のチームにはトップモデルみたいな先輩もいるし。
頭を下げた。少し手をどけて胸を見る。大きな溜息が漏れた。
――無理よ。とても張り合える大きさではないわ。なんで、こんな胸を強調するような水着なのよ。小さな私はどうしたら……。
自然に背中が丸くなる。目は横手に流れた。青い海が広がる。
――今日みたいな日は泳ぎたい。海の中なら胸の心配もいらないし、私は自由になれる。
降り注ぐ陽光が目に入った。恨みがましい目を空に向ける。
「……本当に暑いわ」
視線を戻す。試合を終えた選手がちらほらと目に留まる。表情が軽く驚いた。
――この前の
綺麗な先輩
も、いるのね。
胸中で思った瞬間、目を伏せた。頬を赤らめて、熱いわ、と人知れず呟いた。
夢宮 瑠奈
が笑顔で白猫組に加わった。
「チームのみんなに渡したい物があるんだけど、いいかなぁ」
耳にした珊瑚が水色の目を輝かせてやってきた。
「薄い本なのだわ! どんな絡みも歓迎なのだわ!」
「えっと、ピンバッジなんだけど、受け取ってくれる?」
軽く握っていた手を開く。四頭のイルカが競い合うようにして現れた。
「可愛いのだわ! でも、どうしてくれるのかしら?」
少し顔を傾けた珊瑚が瑠奈に問い掛ける。
「みんなが同じイルカのバッジを付けてたら、あたしたちは仲間だよっていう、証にもなると思うだよねぇ」
「なるほどなのだわ! 仲間として受け取るのだわ! 皆も取りにくるのだわ!」
「先輩、私もいいんですか?」
遠海は自身の肩を掻くような仕草で話し掛ける。腕が微妙に胸を隠していた。
「もちろんだよ。チームメイトだからね。はい、どうぞ」
「ありがとうございます」
「付けてみたのだわ!」
珊瑚は肩紐の中程のところに取り付けた。目にした瑠奈が同じ個所に付けた。
「それでは私も」
遠海は胸から手を退けた。肩紐にイルカのピンバッジを付けた。
「どうでしょう」
「可愛いのだわ!」
「仲間って感じがするよね」
「私の分はあるのかな~」
のんびりした口調で現れたのは
回田 はつな
であった。
「もちろん、あるよ。これで全員が揃ったね」
「ありがとね~。紐のところに付ければいいんだね~」
全員の胸にイルカが輝く。はつなは遠海にちらりと目をやった。引き締めた唇に少しの緊張が見て取れた。
はつなは笑顔となった。
「ま~、気負わなくていいよ~。この試合で全部が決まる、な~んて考えると肩が重くなるよね~。この試合に勝つ、って気持ちで行こう! そうすれば負けないよ~」
「良いこというのだわ! 試合で良いプレイができたら、ハイタッチで気分を盛り上げたいのだわ!」
珊瑚は手を挙げた。はつなはパチンと手を合わす。
「ハイタッチっていいよね~。やる気がモリモリだよ~。ハグもしたいね~」
「ハグは、柔らかいのだわ……肌の触れ合いは大切なのだわ!」
珊瑚の顔が赤く染まる。
「なんか盛り上がってきたね~。なかなかの熱血だね~。皆の手を重ねて、お~、って叫んでみる?」
「それ、いいと思う!」
瑠奈は笑顔で即答した。遠海は穏やかな表情で、そうですね、と控え目に返した。
全員が輪になり、手を重ねる。
うひ~、と嬉しそうな声ではつなが声を上げた。
「白猫組、勝ちに行くよ!」
「おおおー!」
見事に声が重なった。四人は自陣のコートに向かう。
大勢の観客の中で眺めていた
北里 雅樹
が口にした。
「現役のアイドルか」
「そうだな。向こうにはやたらと大人っぽい美女がいる。本当に高校生なのか?」
隣にいた
星山 真遠
が眠そうな目を開いて言った。雅樹は黒猫組を見やる。
「本当だ。三年だとしても、誰だろう?」
「誰であっても目の保養にはなるな」
「そうなりますね」
二人は自然に語り合う。その真後ろには試合を終えた
水上 桜
が水着姿で立っていた。自身が所属する黒猫組のメンバーに関心を寄せる。その中で目立って背が高く、憂いを秘めた美貌の持ち主に目を留める。
「……確かに」
微かな頷きを交えて納得の声を漏らす。
最後の試合が始まろうとしていた。
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担当ゲームマスター
黒羽カラス
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
スポーツ
定員
1000人
参加キャラクター数
67人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年01月27日
参加申し込みの期限
2018年02月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年02月03日 11時00分
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