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【球技大会】とびきり熱い空の下
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審判のコイントスで白猫組がサーブの権利を得る。
ボールを受け取った
夏神 零
はエンドラインの外側に立った。手動のスコアボードをちらりと目にする。特別ルールの採用で白猫組には既に三点の得点が入っていた。
「油断大敵でござる」
自身を戒めて前を見据える。半身の姿勢となって緩いアンダーハンドサーブを行なった。ボールは易々とネットを越えた。敵陣のサイドラインへと飛んでいく。
落下地点を予想していたかのように
三宅 葉月
が待ち構える。両腕を伸ばした状態で丁寧にボールを受けた。
「ナイスレシーブです!」
前にいた
史越 奈津樹
は声を出した。トスの体勢に入ると
犬杜 初
の威勢の良い声が飛んできた。
「こっちに回すのよ!」
「あ、はい。犬杜先輩、頼みます!」
呼ばれた方にボールを上げた。
「決めるわよ!」
小さな身体で跳び上がり、上空のボールを叩いた。
威力はあまりなかった。
佐和崎 紗月
は僅かに右に動いてボールを掬い上げた。
コートに戻った零が透かさず声を掛ける。
「倫理子殿、トスをお願いするでござる!」
声に背を押されたかのようにふらりと前に出た。両手を組んだ状態で斜め上に押し上げる。
「今度はこっちの番よ!」
初瀬川 理緒
はしなやかに宙を舞う。高い打点でボールを思いっきり叩いた。
軽く跳んだ
史越 奈津樹
の前腕に当たった。やや勢いに押されて自陣へとボールが落ちる。滑り込んだ初が掌で受けた。
ボールはふわりと後方に上がる。
「高さ的にアタックは無理デショ」
風見鶏 スグリ
はパンチングで返した。ボールは意外と伸びて敵陣のエンドラインまで飛んだ。
「無理ね」
倫理子は途中で諦めた。
「拙者が取るでござる!」
低い姿勢で走り込んだ零が懸命に手を伸ばす。揃えた指の上にボールが触れた瞬間、振り払うような動作で上方に撥ね上げた。
間近で目にした
ティオレ・ユリウェイス
は青い眼を刃のように細めた。
「盗賊の適性があるわ。囮にも使えそうね」
口元に酷薄な笑みを浮かべた。
ボールは斜め前に飛んだ。見上げた姿で紗月が追い掛ける。
「理緒ちゃん、行くよ!」
綺麗なトスをネット際に上げた。三日月を思わせる姿で理緒が跳ぶ。
「次は絶対に決めるわ!」
「こんな感じかな」
先程よりも高い位置に奈津樹がいた。空中のボールを軽く手で押し込む。
「ちょ、ちょっと待ちなさいよ!」
理緒が怒鳴る。アタックまで持ち込めず、着地と同時にボールは誰もいない砂地に落下した。
ネット越しに怒る相手に奈津樹は気弱な笑みを向けた。
「奈津樹クン、やるジャン! 一点、返したネ!」
スグリが笑顔で駆け寄る。奈津樹はどこか浮かない顔で声を潜めた。
「相手のチームの全員が可愛らしいよな。俺達、本気でやっても大丈夫なのかな」
「あー、そういうことネ。アッチも本気だと思うから、こっちもネッ!」
スグリは親指を立てた。奈津樹の肩をポンポンと叩いて戻っていった。
「そうだよな。真剣にやらないと、失礼になる。それにしても……」
奈津樹は敵陣に目を向けた。零が乱れた髪を手で直している。
「……夏神さん、可愛い」
掛けていた眼鏡のレンズが僅かに白くなった。
その後、白猫組は果敢に攻めた。理緒はネット際に陣取り、幾度となく跳んだ。敵陣に向けてボールを打ち続けた。
その度に奈津樹に阻まれた。身長は百八十を優に超えていた。ネット近くに立っているだけで威圧感を覚える。軽く跳ぶだけで鉄壁の守りとなった。強引にボールを押し込んだとしても威力は削がれ、葉月や初に容易く拾われた。
その直後、百八十に近い身長のスグリが跳び上がり、強烈なアタックを敵陣に見舞う。理緒に励まされた紗月がボールを懸命に追い掛ける。辛うじて間に合う時もあるが大半は得点に繋がった。倫理子の動作が鈍くなっていた。立っている状態で上体が微かに揺れている。零の懸命な励ましの声にも虚ろな表情で返した。
結果、点数差を引っ繰り返した黒猫組の勝利となった。
各々がコートの外で休憩を取る。保健委員の
御巫 時子
と
椎井 莉鳥
が両チームに飲み物を配って回った。
白猫組の理緒は観客に向かって陽気に手を振る。合間に飲み物を口にして笑顔で悪態を吐いた。
「あっちの大きい連中は何なのよ。壁打ちテニスみたいにポンポン返してきて、こっちがバカみたいじゃないのよ」
「理緒ちゃん、私が頑張ってボールを拾うから。ね、機嫌直して」
紗月は寄り添って微笑んだ。約束という風に理緒の手を握る。
「わかったわ」
軽く息を吐くと握った手を勢いよく上下に振った。
二人の様子を見ていた零は倫理子に目を向けた。手にしたペットボトルの中身は半分も減っていない。沈鬱な表情で目を伏せていた。
「倫理子殿、大丈夫でござるか」
「……胸を張って、大丈夫とは言えないわ」
遠回しに限界を口にする。
「この暑さには拙者も参るでござるよ。故に水分補給は大切でござる」
「そうね。頑張って飲むわ」
辛そうな表情で小刻みに飲んだ。目にした零は微笑んだ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
黒羽カラス
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
スポーツ
定員
1000人
参加キャラクター数
67人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年01月27日
参加申し込みの期限
2018年02月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年02月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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