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九夜山に青白い月が昇り、寝子島神社の境内を照らす。
参詣者の姿もなく、宮司や巫女も神に仕えるその姿を解き、帰宅している。夜の神社に御座すのは、神のみのはずなのに。
しかし今、この青白く厳かな空気の中に、人影があった。落ち着いた呼吸と摺り足、そして木刀が空気を振るわす音だけが静寂の中に響いていた。
それは
御剣 刀
の姿だった。彼はひたとその双眸で前を見つめ、無心に木刀を振り抜く。その太刀筋は迷いなく、次々に空間を引き裂いていた。
彼の前に対峙するは月光の影から生まれ出づる剣士。影の剣士が蒼い月光を纏いし剣を振るい、刀と刃を交える。その度に月の欠片が零れ、刹那の煌めきを見せるのだ。
その光景は刀にしか見えない。剣士は闇と戦い続けなくてはならないのだ。剣士は、己自身を超えていかなくてはならないのだ。
何度も何度もイメージをして、刀は剣を振るい続ける。剣術を極めるため、己を鍛えるため、何かを守らんとするため、彼は月明かりの下、独り剣を振るい続ける。
蒼い世界に静かだが熱い闘志が燃えている。その姿は、美しかった。
す、と振るわれていた木刀の切っ先が下がった。刀は軽く黙礼すると、ゆっくりと本殿の軒下に歩を進めた。そこに置いたタオルを手に汗を拭うと、穏やかに口を開いた。
「お待たせ、
ルヴィア
」
そう、境内は彼1人ではなかったのだ。彼の視線の先には、黒い髪も豊かな可愛らしい球体関節人形な微かな笑みを浮かべ、ちょこんと座っていた。
刀はルヴィアの横に座ると、水筒の水を飲み、ふうと息をついた。5月の夜風が火照った刀の体を冷ましていく。月明かりに仄かに浮かびあがる境内の先に目をやれば、眼下には寝子島の街の灯が煌めいている。それはまるで地上に生まれたもう1つの夜空のようだった。
「……綺麗だな」
刀はルヴィアに話しかけるように呟いた。当然、返事はない。彼女は身動き1つせずに前を見つめるだけだ。それでも刀は彼女に微笑むと、ただ黙ってまた寝子島の夜景を眺めた。
穏やかな、何気ない時間が刀とルヴィアの間を流れていた。
君と並んで眺める平和な景色。君は物話さないけど。話せない君が話せていた事を、俺は知っている。
今、君は俺と同じように安らぎを感じてくれているだろうか。俺は君に安らぎを与えたい。そして―――いつかまた君と話せたら。
刀はそっとルヴィアの艶やかな髪を撫でた。そしてちょっと手を止め、恐る恐るルヴィアに問いかけた。
「俺が撫でるの……イヤじゃないよ、な?」
ルヴィアはやはり小さな笑みを浮かべているだけだ。刀はちょっと苦笑すると、立ち上がりうーんと伸びをする。そして振り返り言った。
「もう少しだけ鍛錬に付き合ってくれ、ルヴィア」
月明かりの下、静謐の中に熱い炎を燃やしながら青年が剣を振るい、それを可愛らしい人形が見守っている。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
KAN
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年01月15日
参加申し込みの期限
2018年01月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年01月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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