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神嶋 征一郎
と
服部 剛
は背中合わせに立っていた。二人もまた、海賊軍団の一員である。三角棒をかぶり、こぎれいな印象でまとめた征一郎に対し、剛はロングコートを肩に羽織ったラフな着崩しコーディネイトだ。蒼と紫、剣と斧槍、首もとまでを覆うドレスシャツとワイルドに開き素肌を見せる着こなし、征一郎と剛の海賊衣装はまるでライバル関係を思わせるような好対照をなしていた。彼らは今日、二人組になってレース、パフォーマンス、そしてクエストのすべてを征するつもりでいた。
「今日俺たちが狙うお宝は優勝っちゅー形のないもんや! 負けへんで!」
スタートを間近に控え、剛は強気だ。海賊チームの仲間にだって負けるつもりはないと、早くも勝利宣言をしてみせる。
「深夜にこんなイベントをやるなんて、いくら寝子島だといってもどうかしてんだろ……」
仮装に興味があったから参加を決めたものの、予想以上に『暇人ども』が存在していたことに征一郎は半ば呆れる。だが、同時にその事実を楽しんでいた。今日の自分は海賊だ。欲しい物は何でも手に入れる、欲望に素直な存在を演じる。おもしろいことを演出してみせる準備もできていた。
この大集団のなかに、
長門 瑞鶴
も女海賊として参戦していた。いつものツインテールの髪型に眼鏡。海賊の象徴たる赤みのロングコートを羽織り、これまた女海賊ルックではしばしば見られるシャーリングの入ったブラウスを下に着ていた。他のメンバーと比べると、若干コスチュームとしての印象は弱い。一番個性的なのは両耳を覆う巻き角のようなヘッドフォンなのだが、これは人間以外のものとしての得体の知れなさを追加するためのもの……と言うわけではなく、姉とおそろいのものを身につけたままでいたいという、瑞鶴の一途なこだわりによるものであった。
「よお、長門!」
聞きなれた声は、クラスメイトの
龍目 豪
のものだ。
「ああ、龍目……ひっ!?」
振り向いた瑞鶴はぎょっとした顔で固まってしまう。なぜなら、目の前に本物の海賊が、凶暴な笑いを浮かべて立っていたからなのだ。
いつものツンツン茶髪はロングのドレッドヘアのウィッグに置き換わっている。頭にバンダナ、胸元の大きく開いた水夫シャツにベスト、ぎゅっと巻かれたサッシュにルーズな水夫ズボンはそれぞれ違う色をしているくせに、豪のよく焼けた肌の上では不思議と調和が取れていた。探検部で鍛えた体に、ワイルドな衣装がよく映える。極めつけはその表情だ。なりきり度も高く、狙った獲物は逃さない貪欲な海賊によく似合う表情を浮かべている。これは瑞鶴が怯えるのもしかたない。目の下の黒いメイクが怖さを倍増させていた。
「ははっ、驚いたか? 俺だよ俺」
「驚いたわよ……もう……何でそんなに怖いの……」
動機の収まらない胸を押さえて瑞鶴はちょっとだけ豪を睨んだ。
「豪君、瑞鶴ちゃん! 二人も海賊チームだね?」
また瑞鶴の知る声がする。同じく、クラスメイトの
十文字 若菜
だった。海賊服を可愛らしくアレンジした、黒と紫を貴重とした衣装を着ている。シャーリングの入ったブラウスは瑞鶴のものと似ていて、おそろいのようなイメージを与える。ただし若菜の羽織るコートは、他の多くの海賊たちの着ている襟の高いものではなく、変形テイラードカラーのユニークなデザインだった。紫地に映える黒い変形襟は、花びらを思わせる。
「瑞鶴ちゃんのコート、肩がふんわりしててかわいいね! ヘッドホンの色と合わせてる?」
「え、ええ、まあね」
ポニーテールと一緒に三角帽の大きな羽飾りを躍らせながら若菜は瑞鶴と並んだ。豪はおもしろそうに二人を見比べる。
「長門はずいぶん地味にしたんだなぁ」
「何よ。そっちは気合入りすぎで怖いのよ! あんたと比べたら誰だって地味だわ」
憮然とした顔で瑞鶴は言い返す。
「瑞鶴ちゃんらしくてとってもかわいいよ? 豪君のは俳優さんみたいに本格的だよね、かっこいい! みんなで海賊らしく優勝目指してがんばろう!」
若菜は二人を明るく励ました。
「ああ、やるからには本気でいくぜ!」
「私は順位は気にせず走らせてもらうわ」
やる気まんまんの豪に対して、瑞鶴はローテンションだ。勝つと言うことに対して『苦手意識がある』程度では済まないほどの忌避感を持っている彼女には、レースで上位に入るなどという考えは露ほども浮かばない。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
清水るね
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
スポーツ
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
84人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年11月23日
参加申し込みの期限
2013年11月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年11月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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