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「負けた、か……」
志波 拓郎
は小さなため息をついた。勝負は、兄の勝利だった。本音を言えば少し悔しい。だが、そのことにこだわるつもりはなかった。兄との勝負は楽しかったし、それに彼には、今待たねばならない人がいるのだから。
「兄貴には、まだ敵わない……な」
給水所で煉から渡されたドリンクの味。あれも兄が自分の先にいる証拠の一つだ。いつも家で飲んでいる味がした。「おっと。お前はこっち」と、容器を渡してきた時の煉のあの表情。間違いなく兄、
志波 武道
が煉に託していったのだ。自分のために。
「ふう……」
今の思いをうまく言葉にできない。拓郎はしばらく待った。
オレンジ色のトラックの上を、サイドテールの少女が駆けてくるのが見えた。大きく息をして、ヒーローのロングコートを羽織って。
高梨 彩葉
はゴールラインの先で待つ武道を見つける。笑顔で大きく、手を振った。
「ただいま! ただいまー!」
「おかえり。……ずっと、待ってた」
伸ばした両手の指が、自然に絡み合わされる。不思議と恥ずかしくはなかった。二人、手をつないでいたかった。拓郎と彩葉はどちらからともなく微笑みあう。原作さながらの感動のエンディングに、隠れ『邪気こら』ファンたちから拍手が送られた。
「腫れは引いたか?」
神無月 文貴
は救護テントの端で休む
鳳翔 皐月
に声をかけた。レース中の威勢はどこへやら、皐月はもとのクールさを取り戻し、静かに椅子に座って患部を冷やしている。
「連中は?」
「無事クリアを祝して乾杯だ。缶ビールとジュースでちょっとした宴会ってとこだが、お前も行くか?」
「……私はいい。ちょっと、文貴……こっち」
皐月は仏頂面で手招いた。近づいたとたん、胸元をつかまれ、文貴はぐいと引き寄せられる。
「んっ」
文貴の唇には、柔らかく暖かな皐月の唇が重ねられていた。互いを慈しむように包み合い、潤し合い、そして離れる。僅かなふれあいに、皐月の気持ちすべてがこもっていることを文貴は理解した。
「……して……やったんだから、次からちゃんとそれなりの手順踏んでやってくれよ」
「ああ」
大人の男女の、初々しくもほほえましい光景だった。
人々もまばらになった救護テントで、
添木 牡丹
は目を覚ました。
「大丈夫ですか? 突然マラソン中に倒れて、ここに運ばれたんですよ」
女性スタッフが牡丹の白い顔をのぞき込む。
「あ……私……」
「
添木 牡丹
さんですよね? 審査と閉会式は終わってしまったんですけど、はい、これ。預かっておいたんです」
牡丹の手には参加賞の包みと、『
添木 牡丹
様 マラソン完走点 0点 仮装芸術点 65点 クエスト達成点 0点』と書かれたスコアシートが載せられた。狐の面をずらして、牡丹はぼんやりと両目で虚空を見つめた。
「私は……牡丹……? 牡丹で……いい、の……?」
最上 るるか
は海賊軍団の中心にいた。咲き誇るような笑顔で、投げキッスを送って。一緒に走ることはなかったものの、仮装のテーマを共有し、がんばる気持ちを分かち合った者たちに、最大の感謝を彼女なりに捧げていた。
「お疲れさま! みんな本当にかっこよかったよ! るるかがご褒美あげちゃう!」
「おっとォ!?」
「ほらほらぁ! 遠慮しないで!」
男も女も、年上年下、おかまいなしにるるかは海賊団のメンバーを捕まえて、頬にキスをする。
シグレ・ナイトウォーカー
は動じずそれを受け、
秋ノ宮 こまち
はしとやかな微笑みをお返しに送った。
日暮 ねむる
は驚き飛び跳ねている。
鴇波 羽衣
はるるかを抱きしめ、自分も『お返しのちゅー』をるるかの頬にした。
神嶋 征一郎
はるるかの猛攻に不敵に笑んで、
服部 剛
は大喜び。
龍目 豪
はサムズアップで勝利のポーズを取る。
十文字 若菜
はるるかとぎゅっと握手を交わし、
長門 瑞鶴
は美少女のキスを受けてなぜかもじもじとしていた。足を痛めた皐月と文貴が戻ったら、楽しい二次会の始まりだ。トロフィーの原版となるポーズの打ち合わせもしなければ。夜はこれから、まだまだ休んでなどいられないのだ。
「海賊軍団は眠らないわよ! みんな、楽しんでいこー!」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
清水るね
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
スポーツ
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
84人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年11月23日
参加申し込みの期限
2013年11月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年11月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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