this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
深夜激走! 寝子島仮装マラソン大会
<< もどる
1
…
48
49
50
51
52
…
70
つぎへ >>
「クエストなんてやってらんないわ。ただでさえ苺花は出遅れてるんだから。それにそんなちましたのつまんない!」
古館 苺花
、文句を言いながらもしっかりコースを走っていた。沿道の応援客の中にちょくちょく見つけるかわいい子は目と心の栄養になったし、ゴールしたらかわいい子がねぎらってくれるかもしれない! かわいい子を愛で、自分もまた美しいと賞賛される。美のループを楽しむべく、苺花はガンガン走っていた。仮にも体育科、フォームも美しいしスピードもなかなか速い。
「ん? 誰かしら」
何やら目立つ仮装が目に入った。和風とも中国風とも言い切れない、不思議な着物をまとった女性だ。ずいぶんと背が高い。黒髪を高く結い上げた着物の女性は小走りに前を行く。走るたびに羽衣が揺らめき、その手には琵琶が握られていた。これは七福神の一柱、『弁天さま』と呼ばれることもある女神弁才天の仮装であると苺花にもわかった。
それにしても弁天様に仮装した人物はとても目立っている。大柄なこともあるが、観客たちのリアクションがすごいのだ。みな目を見開き、心底驚いたという表情をしている。弁天様の少し前には、織姫様がいた。眼鏡の彦星様人形を抱いて走る織姫こと
宮祀 智瑜
に笑顔で拍手をしている観客の顔が、弁天様を見た瞬間凍る。観客の異様な変化に気づいた智瑜も、
「……どうしたのかしら」
と視線の先を追い、ぎょっとした顔になった。大きな黒い瞳が動揺でぐらぐらと動いている。
「な、な、な」
「なになに? この苺花より目立つなんていったい何者なのよ?」
気になって苺花はさらにスピードを上げた。誰もが注目する人物の仮装を、ぜひ正面から見てみたくなったのだ。追い抜いて、さっと振り向く。
「えっ……ちょっと……こ、これは!」
弁財天に扮しているのは、女性ではなかった。背の高い、男性。白く塗った顔はいかめしく、口はへの字を描いている。厳しい表情のまま走る女神は、しばらくじっと苺花を見ると、ようやく口を重たげに開いた。
「……どうした」
「つ、津止先生!?」
驚くなかれ、否、ここはもう素直に死ぬほど驚いてしまったほうがよいのだろうか。それは寝子島高校の音楽教諭、
津止 孝道
先生だったのだ。
「先生……何やってるんですかぁ!!」
「仮装だ」
「それは見ればわかるんですよ!」
津止先生は顔色一つ変えず、同じペースで走り続けている。着物であることを意識しているのか、小走りにすたすたと走る様子が、また普段とのギャップで非常に危険である。大変なものを見てしまった。固まった表情をしている観客たちは、女神の正体に気づいてしまった人なのだろう。
「思った以上にヤバいわ、この島……」
自分の可愛さがかすむほどの何かが、時にはこの島に降臨する。苺花はおののきながら走るのだった……。
「ねぇ二人とも、デキターデキター? マァダー?」
第三チェックポイント、『千羽鶴を折っていってね!』会場。給水ポイント横のこの場所で、
志波 武道
は十一羽目の鶴を折っている。いまだ数羽目というところの『漆黒の三兄弟』の二名、
宇佐見 望月
と
桐野 正也
をからかいながら、鶴11号の尾に切れ目を入れ、ガニマタ鶴を完成させた。望月は武道の煽りに反撃する。もう九羽目を折り終えるところだ。あらかじめ折り目をつけておいているから折るのは早い。ちょっと武道の方がさらに早かっただけだ。
「もうすぐ終わるっての! ニャンプラ作りで鍛えた俺の手先をなめんなよ!」
どんっと十羽を並べて置く。静かに折っていた正也も僅かに遅れて揃った鶴を提出した。
「なかなかお上手ですねー。はい、十羽問題ありません。十点です」
クエストスタッフとして参加している
千鳥 雅人
は折り鶴を武道から受け取り、十一号だけは自分の力作、フルアーマー鶴のそばに並べた。二人が折り終えたのを確認した武道は、唐突に彼らの目の前で手を合わせ、頭を下げた。
「ごめぇん、二人とも! ここまで一緒に来てて悪いんだけどさ、先に行ってて☆」
「何だよ武道」
「ブドー、どうかしたのか?」
いつものおちゃらけた調子がふと消える。武道は真剣な顔で一言だけ答えを告げた。
「俺は、決着をつけてくるから」
<< もどる
1
…
48
49
50
51
52
…
70
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
深夜激走! 寝子島仮装マラソン大会
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
清水るね
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
スポーツ
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
84人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年11月23日
参加申し込みの期限
2013年11月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年11月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!