this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
深夜激走! 寝子島仮装マラソン大会
<< もどる
1
…
46
47
48
49
50
…
70
つぎへ >>
高梨 煉
はゴール直前、スタジアム前の最終給水ポイントにいた。本日は妹の
高梨 彩葉
がアルバイトをしている喫茶店『ボヌール』のスタッフとして参加している。イベントの雰囲気を味わおうと仮装をしているスタッフも少なくなかったが、彼自身はいつもの制服姿だった。彩葉は選手としてマラソンに出場しているため、その代わりという意味合いもある。
給水ポイントは第三クエストの会場でもあるため、人の出入りが多い。スタッフはドリンクの準備、ランナーへの手配など細かく仕事を分担して作業していた。時間からして、そろそろ煉の相棒となるスタッフが来てもいいころなのだが、まだ現れない。
(遅いな……)
と煉が思い始めたころだった。
「待たせてごめんなさい、煉君。髪の毛結いなれていないから時間がかかっちゃって」
煉は現れた女性に目をぱちくりとさせた。若い成人女性、だと思う。ロングヘアをきれいな三つ編みにまとめた、すらりとスタイルのいい美女だ。見慣れた『ボヌール』の制服を着ている。だが、煉はこの女性には見覚えがなかった。
「あ、ああ……それはいいんですけど、どうして俺の名を?」
(しまった、早速やってしもうたか?)
謎のバイト制服美女――その正体はろっこん『TRANSMUTE』で大人の女性に変身した
大田原 いいな
である――は冷や汗をかいた。心臓が早鐘を打つ。心拍数が百を超えると発動するこの能力には適したシチュエーションではあるが、精神的には大変よろしくない。
「あ、あの。シフト表見て来たから……一緒に働く人の名前ぐらい覚えるのは当然よ。一時二十分からでしょ。初めましてよね」
「ああそっか。当番終わるまで、よろしく。ええと……?」
「私のことは『デネボラ』とよんでちょうだい?」
『デネボラ』は優しく花のように笑う。しっとりとした雰囲気は同級生にはない魅力があって、胸の奥がくすぐられるような心地よさを感じる。煉はこのシフトも悪くないな、と思うのだった。
(儂は別人、今は『デネボラ』なのじゃ……恐れる必要はない。怖くはないぞ)
いいなは懸命に自分に言い聞かせ続けた。『TRANSMUTE』の力がどこまで続くのかを試そうという彼女の賭けは、少々危険なものに違いなかった。
(いざとなればテント裏に隠れればいい。が、本当にそううまくいくじゃろうか?)
不安が彼女の心拍数を押し上げる。当分は大人の姿でいられそうだった。
「おーい。正也、望月、武道ー」
揃ってやってきた
桐野 正也
、
宇佐見 望月
、
志波 武道
の『漆黒の三兄弟』。みな煉にとっては親しい面々だ。
(あいつらやっぱり、そろって参加してたか。お祭り大好きだからな)
パイロットスーツ姿の三人を見て、煉はにやりと笑う。
「ニャンダムの三兄弟か。黙っていればかっこいいよな、黙ってい・れ・ば」
「るっせえ」
「ほら、特製ドリンク。飲んでけよ」
「ああ。悪いな」
正也が受け取ったのは『ボヌール』特製の蜂蜜レモン風味のスポーツドリンクだ。さわやかな風味が渇きを癒す。
「こちらの方もどうぞ」
「ああ、どもありがとうございま……ってええ!?」
女性スタッフからドリンクを受け取った望月は相手の顔を見てぎょっとする。大人に変化していてもわかる、これは、いいなが変化した姿だと。望月はとっさにいいな=デネボラの袖を引き、小声で会話する。
「ちょ、お、お前、いーなか?」
「うむ。ばいとで来ておる」
「なんで伸びた状態でここにいんだよ!?」
「この方が都合がよい。特に今日はな」
「そっか、了解……ま、今から折り鶴折るんで、応援頼むな」
密談を終えた望月は「いやあごちそうさまでした!」とわざとらしく丁寧にあいさつし、空のコップを返す。デネボラは何食わぬ顔をして受け取り、奥に引っ込んでいった。
時計をちらりと見て、煉は疑問を口にする。
「お前らにしてはちょっと遅くないか?」
これから給水所横のチェックポイントで、折り鶴を折ることになる。そうすればさらに時間が経過するのだ。
「それな……カップのクエストで二十分かかっちまったんだ……」
正也はげんなりした顔で武道と望月を見る。
「いやだってあれはブドーちゃんが!」
「望月くんが別なカップ指しちゃうから、一回目外れにされちゃったんでショ!?」
武道と望月は同時に叫んだ。二人がごっちゃになってカップを指したり、さらにそれが間違っていたり、ルールを守れと係員に怒られたりとさんざんだったのだ。一通り騒ぎ終えた武道は、ふと表情を和らげ、煉に小声で告げた。
「れんちゃん、あれ頼むね」
「ああ。わかってる。自分で手渡せばいいのに、なんでこう回りくどいことをするかね」
『あれ』とは武道がスタート前に託した志波兄弟おなじみのスポーツドリンクだ。
「まあ、いいけどな。変なところで気を回す兄ちゃんだぜ」
煉が笑えば、武道もふっと笑みを漏らす。
「まーね。それじゃ、漆黒の三兄弟、行っきまーす!」
「おう。完走がんばれよ!」
「その前に鶴だけどな……」
<< もどる
1
…
46
47
48
49
50
…
70
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
深夜激走! 寝子島仮装マラソン大会
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
清水るね
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
スポーツ
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
84人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年11月23日
参加申し込みの期限
2013年11月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年11月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!