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島野 夏帆
は忍者だった。忍者マニアの祖父に忍者の歴史からその技に至るまでを否応なく徹底的に叩き込まれ、今では若い娘の身でありながら、そこそこの戦闘能力を持つようになってしまった。もちろんそんなことは軽々しく同級生には明かせない。夏帆はちょっとスポーツの得意な元気な女子高生として振る舞ってきた。『フツウの少女』という仮面をかぶり続ける夏帆。だが、今日の彼女は堂々と忍者だった。黒い頭巾に黒装束、凝った装飾の鉢金と、肩やベルトの装甲パーツは鈍い光を放っている。ファンタジーフィクションの味付けを施された、オリジナルデザインの仮装は少し重い。それでも姿勢がふらつくことはなかった。
「武論との勝負、負けてたまるもんですか」
夏帆はぴったりと隣に並んで走る、最大のライバルを見やった。忍者の隣を走るのは、華麗な白銀の甲冑をまとった騎士である。ナイトに扮した
内藤 武諭
は帯びた巨大な剣をものともせず、夏帆の速度についてきていた。
「そんな装備でどこまでついてこられるかしら?」
夏帆は挑発するようににやにやと笑う。
「この甲冑は最高ではないか。ナイトっぽさが鬼になる……が、重い! 走れない、走りにくい!」
仮装とはいえ甲冑を着ている武諭の方が不利だ。動きにくさと重さで思わず足が止まる武諭を、夏帆はけたけたと笑いながら取り残していく。
「私まだ、本気出してないんだけどなぁー! そーれ! そーれー!」
余裕の表情で観客に手裏剣やくないを投げてみせる。紐がついていてきちんと手元に戻ってくる安全仕様だ。審査員車がそばを走っていることに気づき、そちらにもパフォーマンスは怠りない。愛想を振りまく最中、夏帆はもう一度遅れを取る武諭を振り向き、にやりと笑う。
(どう? あんたになんか余裕で勝てるわ。つまりは舐めプレイよ。なめプよ、なめプ? わかってる?)
夏帆の考えがわからぬ武諭ではない。
「おのれ、ヒュンヒュン走りおって……俺も動きやすい仮装だったら」
と言いかけて、はっと目覚めたような顔になる。
「否! ナイトはナイトらしく勝ってこそ! 男には負けられない戦いがあるのだよ。英語で言うとプライド!」
西洋人の血が混じっているとは思えないほど不自由な英語、そして日本人の血が強いにもかかわらずおかしな日本語。武諭は比類なき言語センスで己の決意を語るのだった。
「この装備で勝つことにこそ意味がある! 夏帆、見るがいい、俺の本気を!」
言うや武諭はしゃかりきに走り出す。甲冑の擦れ合うけたたましい音を立てながら、前を行く夏帆に迫る。
「ぬぉぉおおおおおィおィおィおいィィィィィ!」
「ふぅ。危ないところだった」
レースなんてそっちのけ、お化けになってランナーを脅かして遊ぶことにした
晴海 飛鳥
は次なる犠牲者を得るべく、また身を隠す。次にやってきたのは背格好と、膝ではためくスカートのシルエットから女子と判断できた。
「しめしめ。女の子ならしっかり驚いてくれるかな?」
お化けドッキリの次なるターゲットとなる運命に足を踏み入れつつあるのは、寝子高一年生の
薄野 五月
だった。今日は取っておきの仮装で参加している。下は制服のスカートだが、思い切り走っても問題ないように、スパッツを着用している。
「んばぁー!」
「ふ、ふぎゃー!?」
飛鳥は女生徒の足音が十分に近づいてから、物陰から一気に飛び出した。両手を大きく広げ、ちょうちんで顔を照らし出す。目の前に現れたお化けに、予想通り女生徒は大きな悲鳴を上げた。
「うわぁー!?」
しかし、もうひとつの悲鳴が上がる。それは飛鳥の口から出たものだった。なぜなら、脅かした女生徒……のようなものは、制服の上にアルパカの頭を生やしていたからである。
「きゃー! お化け! アルパカ仮面もお化けはこわいんですー!」
五月はパニックでぐらぐらとゆれるアルパカ仮面の頭を両手で押さえながら、脱兎のごとく走り去っていった。
「うわぁ、ちょっとびっくりしたね……何だろあれ……」
飛鳥は驚いた顔でアルパカ仮面の去った方を見た。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
清水るね
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
スポーツ
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
84人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年11月23日
参加申し込みの期限
2013年11月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年11月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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