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「準備はいいかい? 婦人部の底力、見せてやろうじゃないのさぁ!」
威勢のいい声に、女性たちの掛け声が続く。年齢はさまざまだが、みな旧商店街自治会・婦人部のメンバーである。ここは参道商店街、クエストそのニ『あつあつ煮込みうどん大盛りを完食せよ!』の会場だ。満月たちは目下、うどんの仕込みに大わらわなのだ。ランナーがたどり着いた時に、あつあつ、出来立てのうどんを運べなければクエストは成立しない。満月は自分も調理に参加しながら指揮を取る。仮説調理場はまるで戦場のようだ。男性のスタッフは婦人部のパワーに押されておろおろとしている。
「ガスコンロOK、鍋焼きは? スタンバイできてるね!」
満月は中継カメラの情報を横目で確認する。トップランナーが商店街前の通りを曲がってくるところだった。
「来た来たぁ! よし、煮込み開始さね!」
思ったとおりのペースだ。満月は鍋に煮汁を流し込む。うどんの白い肌が少しずつ飴色に変わっていくのを、満月は楽しそうに見守った。
「クエスト入りまーす! 二名!」
「さあ、思いっきり食っとくれ。ただし、『吹き出しは~?』」
「「「ゆるさへんでー!」」」
威勢よくどん、とランナーの前に煮込みうどんを置く。満月の号令にあわせて、婦人部のメンバーが唱和する。同時刻に二名入ったランナーのうちの片方、
笹森 清真
は婦人部の注目という意外なプレッシャーに晒されることとなった。クエスト一で、カップの中身当てを外してしまった清真は、タイムロスを嫌って再挑戦をパスし、この会場にやってきたのだ。
「逃げるのは一回までって決めてるんだ……だから、腹くくって立ち向かうしかねえ」
神妙な面持ちでうどんを口に運ぶ。大盛りにひるんだりはしないが、清真は熱いものが大の苦手だった。慎重に、ふうふうと吹きながら口に運ぶ。そうしているうちにも次々と他のランナーが席に着いた。
「ふう、ふう……熱いが……、こりゃうまい」
煮込んだサンマは柔らかく、少しも生臭さは残っていない。醤油ベースのスープとよく合っていたし、味のしみたうどんは疲れた体をゆっくりと癒してくれるようだった。多少苦戦しながらも、どうにか清真は大盛りうどんを完食する。食べているうちに他の上位ランナーに追いつかれてしまったのが悔しかったがしかたない。
「満月さん、おいしいです。ごちそうさ……」
あっという間に他のランナーがうどんを食べきる、かと思われた。が、ばっと赤い粉末がどんぶりの中に散り、彼らの言葉は途切れる。満月はにんまりと悪い笑みを浮かべていた。
「辛いの好きだったろ? たーっぷり七味かけておいてやったさ」
(この会場、ハプニングありなのかよ!?)
七味爆弾が自分に降りかからなかったことに安堵しながらも、 清真はぞっとした。
別集団のランナーがぶっとうどんを吹き出す。七味攻撃に敗れたのだろう。婦人部のおばちゃんがげらげらと笑いながらペナルティのお代わりうどんを前に置く。
「そっちのお兄ちゃん、汁まで飲んで完食だからねえ。はいはい」
婦人部のおばちゃんが煽ってくる。もらい吹きしそうになった清真は鋼の意思でこれに耐え、うどんの汁を飲み始めた。
(まずい……これ早く食って立ち去らないと、とんでもねえことになるぞ!)
その予感は当たっていた。満月は得意げに拡声器を取り出す。
「そ、それは……!」
「ふふん。黙って食わせるとお思いかい? これは『クエスト』、乗り越えるべき障害なんでねぇ……そんじゃ、妨害工作、スタート♪」
満月はおもむろに言葉を発した。
『布団がフッ飛んだー!』
仮装ランナーの口元から茶色いしぶきが散る。
『土管がドッカーン!』
別なランナーの鼻からうどんが出た。知っているネタなのにダジャレに体が反応してしまうのは、悲しき日本人の性である。
(やばいな。これ以上ここにいたら俺の身も危ない)
「ごちそうさまでした。完食したから十点でいいですね。それじゃ!」
「えーそんなー!」「もっとゆっくりしていって」「こっち向いてえ政宗さまー!」という黄色い声を振り切って、清真はチェックポイントを飛び出した。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
清水るね
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
スポーツ
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
84人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年11月23日
参加申し込みの期限
2013年11月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年11月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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