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携帯戦記カプセルギア 第二話「しのびよる影!!」
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【友だち、ライバルたち】
「俺たちはカプセルギアチーム、『寝子島SWATs』!!」
「すわっつ?」
ぞろぞろぞろ。黒ずくめの防弾ベストやらヘルメットをかぶった十数人のコスプレ集団が、リョータたちを前に叫びました。
「少しのズレもない、足並み揃えたカンペキなチームワークが俺たちの持ち味! だったんだけど、おかげで暴走した俺たちのカプギア、もう手が付けられなくなっちゃったんだよぉ~! 誰かなんとかしてくれよぉ~!」
コワモテかと思いきや、そこはやっぱり小中学生です。自分のギアに攻撃されて小さな傷を負っていることもあり、若干泣きが入っておりました。
どうやら一定のパターンに従って行動しているらしい暴走ギアたちですけれど、そのおかげで十数体の特殊部隊ギアたちは、かえって恐ろしい敵に変貌してしまったようです。
「へえ、カプギアのチームなんてのがあるんだなー! どーする? あいつらけっこう強そうだぜ」
なんだか感心しているリョータ。先ほどまでなら構わず突っ込んでいたところですけれど、Celloやplatの指示がいかに有効であるかを悟ったようです。イサリビ丸ミギーを構えながらもちゃあんと踏み止まって、仲間たちへと尋ねます。
Celloは変わらず、静かな面持ちのまま。
「大丈夫、パターンは同じ。やることは変わらないよ。動きをよく見れば……、ノットゥルノ!」
さっそく行動開始した特殊部隊ギアたちのライフルが一斉に火を噴き、コスプレギアマスターたちの何人かが銃弾を浴びて負傷するのを横目に、ノットゥルノが悪魔の翼をひと打ちして、前列の敵機へと肉薄します。
「『咆哮(パラシリスハウリング)』!!」
白獅子ヘッドが麻痺効果のある咆哮を上げ、動きを止めたところへ群青色が鮮やかな左腕をかかげて、
「みんなはやらせないよ! 『蒼の絶叫』!!」
超音波攻撃! 強烈な震動が敵機を震わせ、特殊部隊ギアの数体が吹きとばされて動かなくなりました。
「みんな、だいじょうぶ……!?」
アユムがこの場に居合わせたことは、幸運だったといえるでしょう。携帯救急セットを手にケガをしたコスプレマスターへ駆け寄ると、さっそく消毒薬やガーゼ、絆創膏などを取り出します。
そんなアユムのことを、ちょっぴり気弱になった彼らは、可愛い女の子だとでも思ったのでしょうか?
「おお、天使だ……」
「みんな、天使が来てくれたぞ!」
けれど嬉しそうな彼らのリアクションに反して、アユムは心配そうに眉を寄せます。
傷は大したことのないものでしたけれど……優しい彼はそっと傷口に触れ、祈らずにはいられませんでした。
「ぼくもラズエルみたいに、みんなを癒してあげられたら……!」
そんな彼の想いに、あるいは、神魂が応えてくれたのかもしれません。
ぱああああ……! 突然アユムの手のひらが淡い光を帯びて、ギアマスターたちの傷を包み込み、
「お、おお? なんだこりゃ、痛みがやわらいで……」
「傷が治ってきたぞ!?」
「や、やっぱり天使だ!」
「天使さまぁ……!!」
これが初めてとなる、アユムのろっこん発動でありました!
「な、なにこれ……!? これもぼくのギアの力なの?」
もっとも彼が自分の能力に気づくのは、もう少し後のことになりそうです。
ナイフを抜き放ち、ぴたりと揃ったモーションで突きを繰り出す特殊部隊ギアたちへ、
「……響いて! 天使の号令!!」
ラズエルが右手のトランペットを吹き鳴らし、音符型のエネルギー弾を放ってスタン攻撃! びりりと動きを止めたところで、ノットゥルノがトドメの超音波を浴びせます。
「すごいよ、あゆくん! これならいける……!」
「うんっ!」
アユムは振り返り、ありがたがるギアマスターたちへ、とろけるような微笑みを寄せました。
「大丈夫。ぼくたちがついてる! みんなのギアと、ぼくたちのイベントを取り戻そう!」
platはどうしても、隣に立つ彼を意識から遠ざけることができません。
「おっ? 雪人じゃん。あいつなんか知ってんのかなー? あとで話聞いてみっか、ま、覚えてりゃだけど!」
「おい、リュウセー! トリ頭! よそ見してるんじゃない、次が来るぞ!」
「ああっ、分かってるって! よけろスターライトナイト!!」
platがそうであるように、リュウセーもまた天性のギアマスターであるようです。真紅のドラゴン、スターライトナイトはジャンプでライフルの掃射を軽やかに避けてみせると、空中から飛びかかりクローで一撃。
死角へもぐりスターライトナイトへナイフを突き立てようとする敵機には、
「まったく……どうしてこう危なっかしいんだ、お前は!」
ステルス解除! 樹上へ潜んでいたバルティーグルが落下の勢いを乗せて強襲し、鋭い爪で切り裂きました。
すぐにも襲い来る追撃には、左腕の爪を振るって空間をしゅぱんと切り開き、落とし穴のようにトラップを仕掛けると、暴走ギアはためらいもなくすぽんとハマりこみます。動けなくなったところへ、スターライトナイトの左腕に内蔵されたブースターが炎の尾を噴き、渾身の突きを叩き込んで仕留めました。
「へへっ。オレたちのコンビプレー、完璧じゃねえか! な、タイラ」
「か、勝手にコンビにするな! 誰が、お前のことなど……」
と言いつつ、バルティーグルはスターライトナイトを狙う銃撃を、白虎の咆哮で叩き落として守りました。
不思議なものです。こんなうるさいヤツとは関わり合いになりたくない……そう思っているはずなのに。
気付けばバトルで腕を競ったり、こんなふうに共闘したり。気づくとなぜだか、リュウセーが隣にいるのです。
(……認めないぞ。友だと? ライバルだって? ボクはこんなヤツなど……)
バトルのさなかにふと、向こうに見知った顔が見えました。SHO。platが認める、数少ない対等な友人です。
SHOはMAKIYUKIと背中合わせに、なかなか息の合った連携を見せています。
「タイラ、後ろ!」
「っ、分かっている! お前はそっちを!」
スターライトナイトとバルティーグルは体を入れ替え、お互いの背後を一掃。二体もまた、背中合わせ。
自分たちも、SHOやMAKIYUKIのように見えているのでしょうか?
(認めない……まだ)
「なんだよー、お前らのギア、がおーって感じでかっこいいよなー」
どかん! イサリビ丸の大砲が轟音を鳴らして、タイラははっと我に返りました。
「オレのギア、手とか足がうにょーんって感じだもんな。もっと色んなギアパーツ集めて、カスタマイズしなきゃな!」
「おう! やっぱそれがカプギアのダイゴミってやつだよな!」
「おしゃべりしている暇があるのか? まったく、お前たちは……」
リュウセーもリョータも、きっと深いことは考えていないのでしょう。彼らはただカプセルギアを、ギアバトルを、心から純粋に楽しんでいるだけなのでしょう。
その証拠に、彼らの顔はこんな変則バトルであっても、きらきらと輝いているのです。
「よし、ヤツらで最後だ!」
そうこうする間にも特殊部隊ギアたちは徐々に数を減らしていき、残るは三体。あくまで一部の乱れもない動きを見せながら、ライフルの下部にマウントされたグレネードをしゅぱんと発射!
「あ、おいっリュウセー!? また考えもなく、一直線に突っ込む気か!?」
「ちっげえよ!」
スターライトナイトを突撃させながら、リュウセーはちらりとplatを振り返り、白い歯を見せながら笑いました。
「みんなが、お前がいるから、怖いもんなんてなにもねえ! なんとかしてくれるって、信じてるからな!」
防御を捨て、相打ち覚悟!
もちろんグレネード弾が直撃することはなく、バルティーグルが左の爪を振るい、空間を切り裂いて榴弾の軌道をそらしました。
「今だ!! いっけえええッ、メテオキャノン!!」
ぎらりと輝く鋭い瞳。フレイムドラゴンヘッドが放つ、必殺のメテオキャノン!
大爆発が巻き起こり、舞い上がった粉塵のなかに垣間見えた特殊部隊型ギアは、ラスト一体!
「オレがもらったぜ!」
うにょーんでもぐにょーんでも、これがなかなか役立つものです。
イサリビ丸ヒダリーはちょっぴり特殊な見た目のカプセルギア、『ガタノトア』の左腕から拝借したパーツ。邪な神性を模した触手が伸びて敵機をにゅるうりと絡め取ると、
「噛みちぎれ! イサリビ丸っ!!」
『キングシャーク』ヘッドの大きなあごで、豪快な噛みつき攻撃! 最後の特殊部隊型ギアを見事、討ち取ったのでした。
びしり! 敬礼する『寝子島SWATs』の面々。彼らは自由を取り戻した黒ずくめのカプセルギアたちを操り、足を揃えて行進しながら、次の戦いへと向かっていきました。
「もう少しだよ。みんな、がんばろう!」
「「おーっ!!」」
星志郎の言葉に、仲間たちの元気な声が響きます。
暴れ回る暴走ギアたちも、いよいよ残りあとわずか!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
ゲーム
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年12月18日
参加申し込みの期限
2017年12月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年12月25日 11時00分
参加キャラクター一覧
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