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\ オーバータイム!/
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『somnium』へようこそ!
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噂で聞いたお店を目指して、
直風 満帆
は足取りも軽くシーサイドタウンへの道を歩いていた。最近、ちょっと話題になって居るらしいお店だ。
可愛い雑貨がたくさんあるというお店。しかもスイーツまであるというのだから、これは何としても行かねばなるまい。
(可愛いチョーカー、あったらええなぁ……♪)
だから弾むような気持ちで歩く、満帆のたった1つの懸念はと言えば、お財布の中身。まずは可愛い雑貨が目的だけれども、お茶もしていきたいし、そこまでお小遣いが残ってくれるだろうか。
うーん、とちょっとだけ眉を寄せながらも、歩く満帆とすれ違って、買い物に行こうと別方向へ歩いていた
工藤 耀
は、前方から歩いて来た友人に気付き、足を止めた。「やっほー♪ どしたのー?」と楽しげに明るい声を上げて手を振る、
七音 侑
だ。
そうしてぱたぱた走り寄ってくる彼女を、立ち止まったまま待っていた耀は、軽く息を弾ませて彼の前に立った侑にこう言った。
「俺は買い物。お前は?」
「ウチ? ウチはねー……」
そうして尋ねた耀に、尋ねられた侑はそこでちょっと言葉を切る。ん? と首を傾げた耀を、まじまじと見上げた。
何だか甘い物が食べたいなー、と考えながら、ぶらぶらと歩いていた侑だ。何処でお茶をしようかな、今日はちょっとお洒落なティータイムの気分だけど良いお店はあったかな、と知ってるお店を思い返しながらも、新しいお店を開拓してみようかと辺りを見回していた、そんな時に耀の姿を見かけたのである。
しばし耀を見上げた後、ぽむ、と手を打った侑に、ますます耀が首を傾げた。そんな耀に、侑は満面の笑みを浮かべる。
「そうだ! 工藤君も一緒にお茶しようよ! 良いお店知ってるの!!」
「お茶……ッて、マジで!? ……あ。ま、まあ、行ってやるよ。どうせ暇だったし」
「ほんと? じゃあ行ってみよー♪ ソムニウムってお店なんだー♪」
「ソムニウム? あ、前から気になってた店だ、そこ」
「じゃあ丁度良いね! 工藤君と一緒にお茶タイム、レッツゴー♪」
そうして耀の手を握って、こっちこっち、と歩き出した侑の後をついて、耀もしぶしぶと行った様子で歩き出した。とは言えそれはもちろん、本心ではなくて。
侑に手を引かれながら、内心、誰にともなく言い訳を重ねる。買い物は暇だから行こうと思っただけで別にいつでも良かったし、だから嘘を言ったわけじゃないし、故にどんなお店なのかとか侑とお茶だとか楽しみにしてるわけじゃないし。
ぶつぶつと、誰が聞いてるでもない言い訳を呟く耀に、侑がくすくす笑う。そうして仲良く歩き出した、その目的地である『somnium』の店の前では
氷雨 潤一
が、ほとほと困り果てて店の前をかつかつ、うろうろとしていた。
(誰か……誰か、男子は……ッ!)
そうして杖をつき、歩く潤一が考えているのは、誰か自分と一緒に店に入ってくれる人が居ないか、という事。アンティークな雑貨もあると聞いてやってきたは良いものの、いざ中に入ろうとしたら女性の姿や、仲良さそうに隣り合うカップルが多く目に付いて、困ってしまったのである。
なんだかあの中に入っていくのは、酷く場違いに感じられた。誰か誘ってくれば良かったかと、おろおろ店の中を覗く潤一を、さっきから何人かの客が不思議そうに見ながら出入りして居るので、尚更肩身が狭いというか何と言うか。
足が悪くて杖をついて居るから、その分も悪目立ちして居るのでは……と感じられてしまったら、もう駄目だ。何とか店に入る勇気を奮い起こそうとしていたのも、あっさり潰えて再び、辺りをおろおろ見回して誰か、せめて一緒に入ってくれる男子が居ないかと捜し求め。
あの、とそんな潤一に、
花厳 望春
が声をかけた。
「なんか、困った事が……?」
「わわッ!?」
それに、ビクッと肩を跳ね上げて振り返った潤一を見て、きょとん、と望春は目を瞬かせる。いきなり声をかけたから、驚かせてしまったのだろうか。
だったら悪い事をしたなと、申し訳なさそうな顔になった望春に、けれども潤一は次の瞬間、心底ほっとした様子で「あの」と声をかけた。
「もしかしてこのお店に……うわッ!?」
「わ、大丈夫ッ!?」
「だ、大丈夫、です……すいません、お恥ずかしい所をお見せして」
そうして、慌てる余りバランスを崩してこけてしまった潤一は、びっくり眼で手を差し伸べてくれた望春に、そう苦笑する。動じてないつもりだったのだけれども、案外、動揺していたようだ。
手を借りて立ち上がった潤一は、さすがに少し恥ずかしさを覚えながら、ありがとうございます、と頭を下げた。そうして頭を上げて、もう一度苦笑する。
「お店に入るなら一緒にいいでしょうかと思って、声をかけようと思ったんです。……女性が多いみたいで、ちょっと躊躇してしまいまして」
「あー、それ解る。俺も姉さん達にパシリ……いや、お使い頼まれちゃったから来たんだけど、男1人だとちょっと抵抗あるよなぁ」
潤一の言葉に、うんうんうん、と望春は大きく何度も頷いた。実の所、望春も家からの道中、ちょっと気が進まないなぁ、と思っていたりしたのだ。
前から気になっていたお店だったから良いものの、スイーツと雑貨のお店と言えばどうしても、女性が多いというイメージがある。その中に男1人で突入して来いなんて、姉も随分無茶を言うと半ばは諦めながらも思っていて。
でも、潤一と入るのなら男2人だ。それでも目立つ事には変わりないだろうが、1人で敵に挑む(?)よりはずっと良い。
だから一緒に入ろうと、言いかけた望春の背中に、かけられた声があった。
「あれ、花厳くんだー」
「香坂さん」
その声に振り向くとそこには、両手に鞄を下げ、あれれ、と目を丸くしている
香坂 結月
が居る。どうやら彼女もこの店に用事があるらしい。
結月の傍らには肩に小鳥を載せた
御巫 時子
も居て、目が合うとにこっと笑って小さく頭を下げた。同じクラスだし、誘い合って一緒にやって来たのだろうかと、尋ねると「ううん」と結月が首を振る。
「途中で偶然会ったんだ。御巫さんもこのお店に行くって言うから、ここまで一緒して来たの」
「この子も途中で出会ったんです……せっかくだから、一緒に楽しみたいなって思って……」
ね、と時子が肩の上の小鳥に語りかけると、小鳥はチチッ、と鳴いて応えた。それに微笑んでから、けれども、と思わしげに店の方へと眼差しを向ける。
『somnium』には可愛い雑貨を目当てに、時々足を運んでいるお店だけれども、小鳥と一緒にやって来たのは初めてだ。店主夫妻は大らかな人柄だが、飲食を扱う場所柄、中に入れて貰えるだろうか。
そう思い悩む時子を勇気付けるように、小鳥が何度も高く、短く鳴く。そんな小鳥と時子を、結月が笑って促した。
「御巫さん、中に入って聞いてみようよ。こんなに大人しいんだから、良いよって言ってくれるかもだし」
「そうですね……。ダメなら外で待っててくれますか……?」
――チチッ!
尋ねた時子に、尋ねられた小鳥は「もちろん」と一際大きく鳴く。それにほんわり微笑んで、時子は自分を見ていた結月と潤一、望春へと振り返った。
潤一がにっこり小鳥を見て、それから時子を見る。
「良かったらお2人も一緒に、お店に入りませんか? ちょうど、花厳さんにもお願いしていた所だったんです」
「女の子と一緒なら、なおさら心強いかな」
「あれ、そうなんだ。じゃあせっかくだし、一緒に色々見ない? 私は初めてなんだ」
望春の言葉に、自分を指差しながら結月が笑った。そうして4人一緒に、『somnium』の入口をくぐったのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
蓮華・水無月
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
恋愛
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年06月10日
参加申し込みの期限
2013年06月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年06月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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