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「こりゃあ……また何とも、豪勢な宴だねぇ」
思わず、政太郎はほう、と息を漏らしていた。
政太郎の目には、妖怪と呼ばれる者達が見える。
長らく政太郎を悩ませてきたその目に映るものが、今は、彼の心を浮き立たせていた。
政太郎の家は、寝子島に暮らす人々に贔屓にされている道具屋『丸寝子屋』だ。
そこで商っている古い道具達、そのツクモガミが、手妻のように不可思議な宴会をそれぞれに楽しんでいる。
(ああ、いつまでも見ていたくなる光景だ。だけど、見つからないようにしなくてはね)
政太郎が、己の心に言い聞かせた、まさにその時。
足元で、政太郎の夜歩きについてきていたフクが、にゃあ、と浮かれたように鳴いた。
※
「見つかっちまったからには、仕方がないねぇ。政太郎」
華やかな柄の着物をすらりと着流した優男が、どこか楽しんでいるように言う。
着物の柄に覚えがあると思ったら、それは『丸寝子屋』に長く在る、立派な印籠の柄と同じものだった。
「ああ、成る程! お前さんは、あの印籠のツクモガミだね!」
「おや。この状況で、随分と余裕があるじゃないか」
俺はお前のそういうところが嫌いじゃないと、印籠のツクモガミは笑った。
「その目と、そういう気性を持ったお前だからこそ、俺は大事な頼み事を託すんだよ、政太郎」
※
「あら? 政太郎さんじゃない」
食事処の店内には、ふわりと良い香りが漂っていた。
「やあ、お菊。今日は何がおすすめだい?」
「政太郎さん、稲荷寿司は嫌いじゃなかったよね」
「稲荷寿司か。いいねぇ」
ならすぐに、と菊が笑う。
そのまま身を翻そうとする菊へと、政太郎は声を投げた。
「お菊、お前さんの小袖は元気にしているかい?」
「へ? 小袖?」
思いっ切り怪訝な顔になる菊へと、「いや、何でもない」と政太郎は曖昧な笑みを預ける。
(どうやら、お菊の小袖は何ともないみたいだね。そしたら、やっぱり……)
考え込む政太郎へと、菊は聡さの滲む眼差しを向けた。
「ねえ、政太郎さん。……何か、おかしなことが起こっているみたいね」
菊の目に、何か――常とは違う、刃物のように鋭い色が乗っているのを、政太郎は見た。
※
「そりゃあまた、とんでもなく面白い話じゃねぇか」
言って、宗三は政太郎の肩にがっしと腕を回した。
「お前、何でそんな大事なことを今まで俺に黙ってたんだ? うん?」
「そりゃあ……宗三は、大事な友達だからね。妙なことに巻き込みたくはなかったんだよ」
「水臭いなあ、政太郎。お前のそういう生真面目なところも、俺は嫌いじゃないが」
でもこれからは大いに俺を頼ってくれよと、政太郎の頼もしい相棒は、にっと白い歯を見せた。
八神 修
は、図書室で江戸文化や道具の本を紐解いていた。
執筆自体は、自宅の個室で行っている修である。
執筆には口述ソフトを使い、推敲や誤認識の修正を後から細かく行うという流れだが、
(小説は虚構。だがその虚構は、真実と事実に支えられてこそ輝く……)
そう思えばこそ、修は正しさを追求することに妥協を許さなかった。と、その時だ。
「あれ? 修君?」
声をかけてきたのは、本を借りに来たらしい
七夜 あおい
。
あおいは修が作った資料の山を見て、「わあ、すごいね」とくるりと目を丸くした。
「ああ、これか。『みんなの寝子島小説集』、知ってる? 短編を寄せようと思って」
「それじゃあ、その本達はそのための?」
「うん。『丸寝子屋怪奇録』っていう、江戸時代が舞台のシリーズなんだ」
物語には、毎話、メインとなる物の怪や道具や怪現象を据えている。
江戸ならではの文化やちょっとした習慣等も楽しめるようにしようと思えば、
「調べることが、幾らでも出てきてしまってね」
ついつい苦笑が零れたのに、「お疲れさま」とあおいが優しく笑った。
「そうだ、あおいも何か書いてみたら?」
荷物からチラシを取り出して、あおいの手へと預ける。
青の双眸が、好奇心にきらっと光った。
「……これは、本の完成が益々楽しみになりそうだな」
本来は重厚な文体を好むものの、修は今回、軽妙な文章を扱うことを心掛けている。
目の前の少女を含む多くの人に自分が紡ぐ物語を楽しんでもらえればと、修はふっと口元を緩めた。
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担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年01月19日
参加申し込みの期限
2018年01月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年01月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
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