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機導戦歴ネコジマ
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■ケダモノとバケモノ
土と砂にまみれた、凹凸の激しい砂漠地帯。かつて地球で最も栄えた都市があった場所だが、それはもはや過去のもの。数百年の時の中で建材は破壊し尽くされ砂の山と化した。
砂の山には虫のようにケダモノたちが群がっている。かつて人間の住んでいた土地はもはや、ケダモノのものとなっていた。
「コードを確認。イツキ、リョウ。投下を開始する。準備は?」
「いつでもいいぞ!」
アンドロイド投下ハッチが開き、二体のアンドロイドが姿を見せた。
全身を鋼鉄で覆ったスマートな人型タイプと、厳つい戦車。
新田 樹
型、及び
新田 亮
型アンドロイド。時として新田兄弟と呼ばれる彼らは、しばしばコンビで運用されていた。今回も、そうだ。
「「発進!」」
ネコジマ本島のプラントによって特殊建造されたこの二体は、メモリーを持ったスペシャルたちでなくても高い戦闘力を発揮することを目的として開発された実験機たちだ。
彼らは人工的に作り出されたパーソナルパターン『新田式AI』によって稼働する。
性格はまちまちで、リョウは猪突猛進のバトルジャンキー、イツキは慎重派。
そのデコボコさがお互いの連携を自ずと密にしてくれる。
「リョウ、目標地点までは落ち着いててよね」
「そんなこと言ってられるか。先手必勝だ!」
リョウは戦車型アンドロイドである。ジェット噴射で無理やり砲身を下に向けると、高出力のレーザービームを発射した。
ケダモノの巣となっていた塔を根元から破壊。地響きのような音をたてて傾き、崩れていく。
あわをくったケダモノたちが塔からあふれ、トカゲのように這っては落下地点へと集まっていく。
「ほら言ったじゃない、どうやって着地するつもり!?」
「うーん、どうするかな」
「もう!」
樹はきをつけの姿勢をとると両手両足からジェットを噴射。急加速によってリョウの着地ポイントに接近すると、背中に保持していた大きな円盤状のプレートを取り外し、フリスビーよろしく投擲した。
投擲された円盤はなかほどで僅かに開き、レーザーカッターを露出させる。磁力操作によって奇妙な軌道をえがいて飛ぶ円盤が、地表のケダモノをばさばさと切り裂いていく。
戻ってきた円盤をキャッチすると、彼女の後ろにリョウの戦車が強制着陸した。
ズズンという音と共にあちこちへレーザービームを乱射。
しつつ……関節の沢山ついたワイヤーのようなアームを展開。切り裂かれたケダモノの一部を掴み上げると、戦車後部のタンクへと放り込んでいく。
それを振り返り、嫌そうにするイツキ。
「うええ、ケダモノなんか食べておいしいの?」
「食べてるんじゃない。エネルギーにしてるんだ」
「どう違うっての。それより、カッターちょうだい。全部!」
手招きするイツキに応じて、リョウの車体から円盤が四つ射出された。イツキが背中に接続していたものとほぼ同じアイテムだ。
イツキはマジシャンのように両手を翳すと、五つの円盤を自分の頭上で周回させはじめる。
「さあて、本気だしちゃおっかな!」
無数のトカゲ型ケダモノの間を飛行して抜け、後に続く五つの円盤で次々に切り裂いていくイツキ。
ひときわ巨大なケダモノ吐き出す炎をバレルロールで回避すると、すかさずリョウのレーザービームがケダモノの頭を吹き飛ばした。
「お、いい感じだな。この調子で全滅させようぜ」
キャタピラを回転させてがしがしと道なき道を進んでいくリョウ。
慎重に周囲をサーチしていたイツキが慌てて振り返った。
「ちょっと、勝手に先に行かないでよね!」
「へーきへーき、どうせレベルの低いやつしかいないんだろ?」
そう述べた途端。
大地が爆発した。
爆発したとしか言いようのないインパクトとエネルギーで、大地が激しく吹き上がった。
地下より現われたのはなんということはない、巨大なサイのようなケダモノである。
ただその巨大さが戦艦クラスであるということを除いては。
「お、応級――!」
「これはさすがに聞いてない!」
「急速後退!」
リョウはキャラピラを凄まじい速さで逆回転させると、その場から大きく後退。イツキはそのボディにつかまって一緒になって走り出した。
ケダモノはそんな彼らを追い詰めるべく、ずんずんと迫ってくる。
「どうする。やるか?」
「やるって……うん、まあ一体くらいならやれるかな」
リョウとイツキはこれでコンビネーション抜群の高性能戦闘アンドロイドである。
単機で応級のケダモノをしのぐ戦闘力をもつ。
「よし、やっちゃおう!」
円盤を展開させるイツキ。
地面を爆発させて飛び出してくる10体の応級ケダモノ。
「はい無理!」
ケダモノたちの吹き出した強酸性焼夷弾を連結円盤によるエネルギーシールドで防御。
「リョウ、わかってるよね!?」
「当然、当たって砕けろ作戦だよな!」
「砕けちゃだめ! 撤退撤退!」
装甲板をばしばし叩くイツキ。
そんな彼女たちに10とんで1体のケダモノが突撃を仕掛けてくる。そのインパクトたるや凄まじく、イツキの顔を引きつらせるに充分だったが――。
ずどん。
という音でそいつは現われた。
「…………」
何も語らず、応級ケダモノの身体にぽっかりと穴をあけ、さも当然のように地面に片膝と拳を突いていた。
むっくりと立ち上がるその姿に、イツキがハッと耳元へ手を当てる。
「あいつ、まさか」
「『アンノウン』だ」
アンドロイドは全て旧人類のパーソナルパターンをインストールしてできている。人工的に作られた新田シリーズでさえ、元となる旧人類のパターンは存在していたくらいだ。
だがアンノウンに関してだけは、どこから現われ誰のパーソナルパターンがインストールされているかも謎であった。
一説には
夏神 零
というパーソナルパターンが使われているというが、真相は定かではない。
ただ地球上に存在するアンノウン個体の中でも奇跡的とも言えるスペックをもち、捕獲して研究するべきだという声が上がるほどの個体である。
故に複数のアンノウン個体の中でも特別な個体として、『レイ』という仮識別名称が用いられていた。
「どうしよう、味方かな」
「敵だったらどうする」
イツキとリョウは少しだけ無言のやりとりをした後、その場から一目散に撤退することを選んだ。
もしレイが敵味方関係なく全てを破壊し尽くすつもりなら、自分たちの身も危ないからだ。
「戦艦『八神』、聞こえる? 特別指定アンノウン『レイ』を確認、判断を請う!」
「なるほど。噂は本当だったわけだ」
「しってたの!?」
「さあね」
はぐらかすオサムの声。
船の回収チェーンにつかまり、イツキはため息をついた。
「けれど、備えあれば憂いなし。アレを投入するよ」
「……アレって」
イツキやリョウとすれ違うように、一体のアンドロイドが投下された。
鋼の脚が大地をとらえ、地震のごとくずずんと響く。
まるで戦闘のためだけに作られたかのような六脚式ボディの上部には、かろうじて人間めいた上半身パーツが取り付けられている。
「
骨削 瓢
PPIアンドロイド……持ってきてたんだ……」
ヒサゴと呼ばれる当機は、旧人類が文明を捨て去るその寸前に確保した『優秀なパーソナルパターン』の一つが使われている。
彼は国家を相手取った詐欺行為を働き、その結果として世界経済を一時崩壊させた。そのすぐ後に人類が滅亡しているので、世界経済を終わらせたと言ってもいい行為である。
しかしその個人スペックは計り知れず、彼の記憶や感情といったあらゆるものをブロックし、ただ計算するだけのパーソナルパターンとして保存された。
法的には死刑を免れるための実験協力であるとしているが、もはや実質的な終身刑……いや、永久刑であった。
「周囲1キロメートルの動くもの全ての破壊……任務了解。任務開始」
ぶわりと上げる両腕。
それに伴って大量の電撃があたりを舐め尽くし、ケダモノたちを焼いていく。
レイはその電撃をも凄まじいスピードで回避すると、ヒサゴから距離をとった。
そこからはもはや地獄絵図である。
レイやヒサゴを狙って群がるケダモノたちを、ヒサゴは圧倒的なパワーでたたきつぶし、レイは圧倒的なスピードでねじ伏せる。
それがごくごく僅かな時間だけ続き、最後に残ったのはレイとヒサゴだけだった。
レイをも攻撃対象に選び、襲いかかるヒサゴ。
振り上げた蜘蛛脚が、レイの残像を貫いた。レイは暫くヒサゴの顔を見ていたが、やはり何も語ること無く、かき消えるかのような速さで撤退していった。
「任務終了。回収まで待機……」
そしてヒサゴはだらりと腕を下ろし、眠るように停止した。
全てが終わった戦場の上空で、オサムたちはブリーフィングルームに集まっていた。
「あんなの出てくるなんて聞いてないんだけど」
「確証がなかったから、言わなかっただけさ。他意はないし、それについてはあやまるよ。それよりこれを見てくれ」
オサムがテーブルの中央に出現させたのは、メモリーチップだった。
「レイが去り際、置いていったものだ。中のデータを解析した結果……『竜宮』の接近情報が書かれていた」
竜宮。
その単語に、場の誰もが表情を曇らせた。
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グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
11人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年11月26日
参加申し込みの期限
2017年12月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年12月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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