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\ オーバータイム!/
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■欠落こそが自らを形作るのだ
風に靡く白いカーテン。
隙間に覗く青空と。
白い雲と鳥の声。
呼びかける誰か。
誰か。
誰か。
誰。
「……」
まぶたを開けばそこは透明な休眠チャンバーの中だった。
水泡を縦に引き延ばしたような空間を割って外に出ると、サユルは長く垂れ下がった頭髪をゆるやかにかき上げた。
朝鳥 さゆる
PPIアンドロイド、サユル。旧人類文明にビスクドールをそのまま大人にしたような、きわめて人間的で美しいフォルムをしていた。
一糸まとわぬボディラインにはしかし、琥珀水晶のようなとろりとした光沢があった。それが唯一にして強烈に、人間ではないことを証明している。
彼女(といってよいのか)のメモリーに刻まれた形容不明ななにか。
サユルはそれに触れるたび、『なにか』にぽっかり穴が空いたような感覚があった。人間はこういうとき『胸に穴が』と表現するのだろうが、サユルの胸にそんな感覚はない。きっと心臓部の鼓動変化をなんとか表現したのだろうが……。
「またそんな格好して。風邪引きますよ」
自動ドアの開く音。グラスを二つ持って入ってきたアンドロイドを、サユルは視線だけで見た。
「風邪?」
「人類文明にそういう言葉があるんですって。どういう意味なんでしょうね?」
彼女は
嘉島 和穂
PPIアンドロイド、ナホ。グラスに入った薄緑色の液体をストローで吸い上げて、もう一方をサユルへ手渡した。
「さあ。興味ないわ」
「ええっ、気になるじゃないですか」
グラスを受け取って、サユルは暫くナホの話を聞いていた。
ナホは誰かを捕まえてはとりとめのない話をする癖がある。そうすると何かが安定するらしい。ナホいわく『しっくりくる』らしい。
「風邪っていうのは人類文明の、特に日本で用いられてた疾患症状全般を指していた言葉らしいんです。当時は長く外気にふかれていると偶発的に発生するものだと言われていて、偶発……偶発……あっ、『くじ引き』だ! すごい、歴史的発見かもしれませんよ!」
膝をぱちんと叩いて笑うナホに、サユルは空になったグラスを返した。
返すと言っても、何も言わずにグラスを放り投げるだけだ。それを慌ててキャッチしたナホの横を、サユルはロングコートひとつをひっつかんで通り過ぎていく。
そのまま部屋を出るサユルへ振り返り、ナホは頬を膨らませた。
そこまでやってから、スッと表情を落とす。まるで賑やかな動画を流してたモニターを電源ごと消したかのような落ち方である。
空になった二つのグラス。
賑やかに語らう時間。
ナホは自分の胸に手を当てて、無表情のまま口をぱくぱくと動かしてみた。
「うん。やっぱり。ひとりきりじゃしっくりこない。けど、足りないな」
何が足りないんだろう。
ナホはそこまで考えること無く、思考を停止させた。
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担当ゲームマスター
青空綿飴
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
11人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年11月26日
参加申し込みの期限
2017年12月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年12月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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