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機導戦歴ネコジマ
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■いつか恋した誰かのために
八神 修
PPIアンドロイド・オサムを思考ユニットとする戦艦八神。
飛行する無数のヘビ型ケダモノたちを屈折拡散ビームの乱射によって迎撃しながら、特級指定個体ピュートーンの横を併走していた。
戦艦八神が小さく見えるほどの大蛇である。その周囲にはケダモノの群れが随伴していた。
地面すれすれを飛行しながらも、群れに対して次々とビームを打ち込む戦艦八神。
「総力戦だ、ミサキ、イツキ、リョウ。出し惜しみなしで行け」
「言われなくとも!」
それのこたえ、カタパルトから飛び出すように発信したのは
新田 亮
PPIアンドロイド・リョウ。
同じく
新田 樹
PPIアンドロイド・イツキ。
リョウは換装した六輪駆動オフロードタイヤを高速で回転させるとピュートーンの眼前を走行。砲塔を反転させると、エネルギービームを乱射させていく。
リョウを排除しようと飛びかかるムカデのようなケダモノたち。
それらがリョウに接近するより早く、彼の頭上を飛行するイツキが円盤状のカッターを展開。戦艦八神から射出されたひときわ巨大な円盤三枚をも同時に操ると、ムカデ型ケダモノを片っ端からスライスしていった。
「考えなしに前に出ないでよね。防御するほうの身にもなってよ!」
「知らないのか。攻撃は最大の防御って言葉をさ!」
チャージショットに切り替えピュートーンの頭を狙うリョウ。
対するピュートーンは口を大きく開いて奇声を発した。
いや。奇声に聞こえるのは電波を妨害するための粒子がこまかく振動してできた音だ。
センサー類を無力化されたイツキは耳元を押さえると、キッとピュートーンをにらむ。だがその次の瞬間、ピュートーンは紫色のガスを放出。
細菌のように小さなケダモノの群れがリョウやイツキのボディに浸食し、火器系統の命令を混乱させた。
爆発し、スピンするリョウ。同じく爆発し、地面をバウンドするイツキ。
「うおおっ、やばい!」
「心配ご無用なのです!」
翼のはえた小悪魔のごときアンドロイドが戦艦八神から射出され、きらきらとした光をまき散らした。
椿 美咲紀
PPIアンドロイド・ミサキである。ミサキの放った光にみえるものはピュートーンの細菌型ケダモノとは似て非なるマイクロマシン群だ。リョウやイツキのボディに定着し、時として装甲となり時として予備伝達回路となる。
かくして復活したリョウたちは気を取り直してピュートーンへの反撃を開始。
能力を封じられたピュートーンは大地を打つようにして跳ねると、戦艦八神へと噛みつきにかかった。
ただの大蛇の噛みつきと思ってはいけない。八神の船体を3割ほど噛み千切ることが可能な大口だ。
だがしかし。
「バケモノとケダモノか。滑稽な戦いだ。だが――」
「負けるわけにはいかないんだ、いつかの俺たちの『願い』のために!」
船体から巨大なエネルギークローを出現させる船艦八神。
ケダモノの構成物質に対し分子結合を強制的に解除する信号を打ち込む西遊兵器だ。
エネルギークローは飛びかかるピュートーンを切り裂き、その余波で周囲のケダモノまでもを薙ぎ払った。
「リョウ、イツキ。残存するケダモノを殲滅!」
「「了解!」」
強力な味方を失って混乱しはじめるケダモノたちに、リョウとイツキが鬼のような追撃を仕掛けていく。
勝敗は、もはや決したも同然だった。
■クワイエット・メモリー
青白い空間。
一帯を特殊なエネルギークラウドによって保護されたここには、オサムとミサキだけがいた。
彼らのプライベートボディが椅子に腰掛けて眠っている。
二人は同時に、ぱちりと目を開け、周囲に自分たち以外がいないことを確認した。
「竜宮は撃退できたようだね」
椅子から立ち上がる。まるで玉座のようなそれは、ひどく汚れ、あちこちが劣化していた。
まるで数百年前の家具をそのまま持ってきたかのように。
「マシロさんやナガレさんが犠牲になったのです。他にも、何百何千というアンドロイドたちが……」
「ああ。被害状況は追って報告が来るだろう。祈りを捧げるのは、その後でもいい」
「祈り、ですか」
ミサキもまた立ち上がり、二人の中央にあった青白い柱へと歩み寄った。
ぺたり、と手をつける。
「人類はなぜ、こうまでして生き延びようとしたのでしょう。肉体や文明の全てを失ってまで……」
「簡単さ」
同じく柱に手を触れるオサム。
「魂の炎が消えない限り、人類が真に滅びることはない。戦う意志と、愛する心があれば……人類は人類たりえるんだ。たとえ精神鋼殻(ゴーストシェル)のみになったとしても」
オサムは祈るように瞑目する。
「私の考えは違うのです。人類が人類たりえるのは、世界を見ているからなのです。この世界を感じている限り、人類であり続けることができるのです。もはや殻すらなくして、精神だけになったとしても」
ミサキは瞑目する。祈るように。
戦没者たちへの祈りではない。
彼らの中央にある柱の、その中の――。
「詭弁だな」
二人しかいないはずの空間に、もう一人のアンドロイドが現われた。
あらゆるセンサーをくぐり抜け、音や光、時すら置き去りにして駆けたアンドロイド――。
「
夏神 零
PPIアンドロイド、ですか。びっくりさせないで欲しいのです」
「インターホンがなかったのでな。素通りさせてもらった」
鋼鉄の仮面を外し、レイはアンドロイドとしての素顔を晒した。
「我々は負けたくなかっただけだ。……『負けたこと』にしたくなかっただけだ」
「それが君の見解かい。それとも、君に存在する『完全なるメモリー』の見解かな」
「どちらでもいい」
零はゆっくりと柱に歩み寄り、握り拳を柱にこつんと打ち当てた。
柱の中に浮かぶ、ひとりの人間。
そう、人間。
世界に唯一残ったオリジナルヒューマン、
夏神 零
そのひとであった。
「そうだ。まだ我々は負けていない。永遠に『まだ』と言い続けることで、変わるものもある」
風景は引いてゆく。
柱と三人。エネルギークラウドの幕。その周囲に広がる宇宙空間。そのまた周囲に回る太陽系。
――そのまた周囲に広がる、銀河系。
時空をも歪めるような速度で、星より巨大なケダモノがゆっくりと移動してゆく。
行き先は、勿論……。
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あとがき
担当マスター:
青空綿飴
ファンレターはマスターページから!
ふんわりライトな終末SF世界・オブ・らっかみ、いかがだったでしょうか。
アンドロイドになった自分というのは想像すると果てが無いもので、戦艦になってみたり戦闘機や戦車になってみたり、自由な発想が沢山出ましたね。
けれど結局、芯になっているのは皆様のキャラクター性だったりして……。
そんな、自己のなんたるかがこのガイドのテーマでございました。
それでは皆様、またの終末世界でお会いしましょう。ごきげんよう!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
青空綿飴
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
11人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年11月26日
参加申し込みの期限
2017年12月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年12月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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