this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
平穏なれ、曝書の季節
<< もどる
1
…
10
11
12
13
14
…
25
つぎへ >>
「これは絵の題材としてはどうなんだろうな……」
手早く『絵空事』で封じた本を取り出すと、
旅鴉 月詠
は予定通りに屋上でのスケッチにいそしんでいた。『おにぎりを手にくしゃみをする男』は初夏のスケッチの題材としてはどうにもふさわしくない。見なかったことにして、月詠は楽しそうに話しながらかいがいしく本の世話をする、
恵御納 夏朝
と
勅使河原 悠
にフォーカスした。彼女たちが今並べている中には、月詠が持ってきた本もある。
「彼女らは絵になる存在だ。やってみようか」
使い慣れた水彩色鉛筆を手に、二人の少女の姿と、見つめていると目が痛いぐらいに青い空、流れる白い雲、対照的に黒々とした陰を落とす屋上塔やフェンスをコントラスト豊かな色彩で描いていく。鮮やかな青と濃いグレイ、そして白が印象的な青春のひとこまができあがっていった。
「うん。悪くない」
ぐるりと首をめぐらせると、給水塔の陰に人がいるのに気づく。大好きな猫関連の本に囲まれて、夢の世界を漂っている
後木 真央
だ。むにゃむにゃと寝言をつぶやくその顔は、幸せそうな笑みを浮かべている。
「こんないい天気なら、こういうのがいても不思議はないな」
気持ちよさそうに眠る制服姿の少女。その周りを少々強い日の光が包む。給水塔の影は、少女の体の上でさらに複雑に折れ重なって、不思議な紋様を作り上げる。
さらに見れば、屋上の端には派手なビーチパラソルと、その下で寝そべる女生徒。フェンスのそばには、妙な器械のハンドルをぐるぐると回している者がいる。
「題材には、事欠かないか」
スケッチブックをめくって、月詠は新たな作品を描き出す。さあ、次はどの色にしようか。
「バックション!」
耳をつんざくくしゃみの音で、真央はびくぅっと跳ね起きる。お腹の上に乗せていた猫図鑑がずりずりと落ちた。腕にも頭にもひざの上にも、猫たちが身をすり寄せてくる至福の夢が失われる。体を起こせば、まぶしい昼の光の下、たったひとりだ。
「な、何なのだ! もお、今いいところだったのにー!」
気づくと少し太陽が動いて、足先の本たちが日にあぶられようとしている。
「あわわわ、ここじゃ高すぎるのだ。下ろして日陰に連れてってあげないといけないのだ」
真央にとっては災難だったが、本たちにとっては救いのくしゃみであったかもしれない。真央は昼寝を中断し、温まりかけた本を集めて、日陰のシートに並べ終える。
――そしてあろうことか、また同じ場所に戻った。すこしだけ、日陰に入るために最初の場所から身をずらしてはいたが。
「よーし、これでだいじょぶなのだ。真央ちゃんはまたお休みできるのだ……ぐう……」
その姿は月詠によって克明に残されてしまうこととなる。
<< もどる
1
…
10
11
12
13
14
…
25
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
平穏なれ、曝書の季節
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
清水るね
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年06月30日
参加申し込みの期限
2013年07月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年07月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!