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「や、やめろー! 俺は今日の気分はドーナツなんだ!」
「でしたらしらすドーナツはいかがですか?」
おいしいしら~す♪
店員の声に、流を取り囲んだ屈強な男たちはまた歌い出す。しかし、流はそれに対して首をぶんぶんと振って、店員に向かって叫ぶ。店員は今にもしらすドーナツを取り出しそうだった。
「違う! しらすもいいけどドーナツもね! なんだ!」
流の言葉に、屈強な男たちは歌うのをやめる。店員は、残念そうな顔をして、今度は並んでいるオールドファッションを手で指した。
「でしたら、スタンダードなドーナツにしらすをのっけてみるというのはどうですか? おすすめです!」
「しらすとドーナツ……しらすドーナツ……あれ? 何だかありな気が……」
最近はしらすのソフトクリームというものもある。意外と好評らしいという話を聞いた事もある。しらすとドーナツというのも案外アリなのではないか……流の思考がその方向に傾きかけるが、すぐ我にかえる。
――い、いや騙されるな! しらすとドーナツ別々ならありだが合わさったものなんかそもそもないだろう!
屈強な男たちや店員からの強いしらす推しになった自分をふっと抑え込み、流はさらに力を込めてツッコミを入れる。
「ってかコンビニでしらすは基本ありえんだろ!?」
「そんなことはありません!」
堂々と返す店員。
しらす、しらす、しらす……♪
歌う屈強な男たち。
「うっ……」
その全てが、流を囲む。
「ふぅ、しらす美味かったな」
しらすドーナツの最後の一欠けらを飲み込み、流はごちそうさまと言った。気が付けばあの屈強な男たちはひとり残らず消えている。なんだったんだと思いつつ、今やすっかり胃袋におさまったしらすドーナツを思う。結局、場に流されて買ってしまったしらすドーナツ。その組み合わせの割には美味しかったが、美味しかったが……やはり何か物足りない気持ちが流に残る。
――甘味はまた今度にしよう。
そう決めて、流は席を立った。
「だから、今日はしらす丼って気分じゃないの!!」
定食屋のテーブル席で流麗な声を店いっぱいに響かせているのは、艶やかな黒髪と素晴らしいプロポーションが印象的な女性。
真境名 アリサ
だ。彼女は尚もしらす丼をプッシュする店員に、もう一度しらす拒否の旨を伝える。
「ですがそのう、しらすがイイですよ! しらす!」
が、店員はポヤポヤとこう返すばかりだ。アリサは大きくため息を吐いて、この攻防の原点を思いだした。
アリサは木天蓼市内にあるとある水着ガールズバーのキャストとして働いている。今日も出勤日。ハードな一日になることが予想されているので、ここは腹ごしらえに生姜焼き定食でガッツリきめよう――そう思って定食屋に入っていったアリサであったが――。
「すみません、生姜焼き定食一つ」
「ええ? しらす丼じゃなくていいんですか?」
アリサは調子のいい男性店員を呼び留めてメニューに対して訊くものの、返ってきた言葉は人を食ったようなものである。苛立ち混じりに言葉を続けようとしたアリサであったが、店員はアリサの坐っているテーブルの上にあるメニューをささっと片付けて別のメニューを置く。
「ああっ! すみませんお客さん、今日はこっちなんすよ!」
さっと置かれたメニューには『しらす丼』ただそれだけが書かれていた。
「いやあ今日はしらすデーなんで! しらす丼がオススメってことで! へえへえ」
アリサは今度こそ、苛立ち混じりにこう言った。
「いや、しらすより生姜焼きの気分なんで」
「ええ~そんな~」
「今度来たら頼むから、今日は生姜焼き下さい」
すると、店員はへこへこと頭を下げつつ、本当に謝る気があるのかと思うくらいの笑顔でこう言ってきた。
「そんなことおっしゃらずに、ささ、しらす丼どうですか~! 生姜焼き定食よりヘルシーっすよ!」
自分の言葉を丸ごと無視されるだけではなく、気分ではないしらす丼を強引に推されてしまっては、ますます注文する気がなくなってくる。アリサははあっと息を吸って、叫んだ。
「だから、今日はしらす丼って気分じゃないの!」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
六原紀伊
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
神話・伝説
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年11月13日
参加申し込みの期限
2017年11月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年11月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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