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ラブ☆部活&同好会 ~文化部の春~
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新聞部:編集会議
後日。新聞部のメンバーは部室に集まって編集会議をしていた。
部室に一番乗りした
日々野 結衣香
は、最初に取材した文芸部の内容をわかりやすく文章にしていく。結衣香自身も文芸部に所属しており、活動自体は知っているので、部全体ではなくそれぞれの部員の感じ方について掘り下げる方針だ。
そして結衣香は、シナリオライターを探しに文芸部へ訪れていた
綴 柚枝
と出会い、そのままパソコン部の取材をしたことについてもまとめていく。
「楽しかったなぁっ」
上手くいったインタビュー内容を思い出し、結衣香は口笛を吹いた。時代劇を思わせるメロディーを奏でると、彼女の背後からは甲冑を身に纏った武士が現れた!
ろっこん【武士召喚】。口笛を合図に、戦国時代の名もなき武士を出現させたのである。もっともこの武士は、害をなす者ではない。
「“ござる”さんに見守られてると、がぜんやる気がでてくるよっ」
結衣香は武士の名を告げ、ますます記事づくりに励んだ。文章だけでなく、絵を使ったレイアウトまでしてみる。――ただし、結衣香の画力は、いわゆる『画伯レベル』だったが。
最後に結衣香は、柚枝にインタビューした内容をまとめた。
ゲーム制作のスケジュールについて、パソコン部員は言います。
『秋までには完成させたい。せっかくの部活動だし、文化祭で配布したいなあ!』
ここまで書き上げたところで、ちょうど
常闇 月
が入室した。
「あっ、常闇さん。原稿の下書きをしたので、読んでもらえませんか」
結衣香は先ほどまとめた記事を渡す。彼女の隣に座りながら、月は受け取った草稿を読みはじめた。
さすがは文芸部も兼任するだけあって、結衣香の文章は良くまとまっている。
月は感心したように、
「とても読みやすくて……」
と言ってみたが、画伯レベルの絵を見るなり、これを形容する言葉が見つからず、
「……個性的な絵で、良いと思います」
ちょっとごまかした。
「良かった。うまくまとまってるみたい」
「そうですね(絵を除いては)」
「ところで、常闇さんは何を調べましたか?」
「私個人として調べたのは……猫に関することでしょうか」月はしとやかに言葉を継いだ。「この島は猫が非常に多いので、猫が自然と集まっているような場所を中心に調べてまいりました」
「どこ行ってきたんです?」
「旧市街は特に小さな公園等がありますので。そういった場所が中心ですね」
実は取材というより、いつもしている夜の見回りの巡回路が、たまたま猫のたまり場だったりしただけなのだが――このあたりは内緒である。
「おっ。ふたりとも早いな」
新聞部部長の
八神 修
も入室した。
「そろそろ、みんなも集まってくる頃だろう」
お茶を沸かして、紅茶の準備をする修。彼の言葉を合図にしたように、部員たちが次々と到着する。部屋が埋まってきたこともあり、結衣香のござるさんは静かに退場した。
「会議といえば、お菓子なのだ!」
後木 真央
が、どどんと駄菓子セットをばら撒いた。それを見た他の部員たちも、それぞれが持ち寄ったお菓子をテーブルに並べていく。
「頭を使うなら脳内に糖分が必要ですから」
結衣香が用意したのは、アルファベットが書いてある小さな袋入りチョコだ。すっかりお菓子の出し合いになったのを見て、月も、
「私からはこちらを……」
普段こっそりと持ってきているドライフルーツを提供する。
修が淹れた紅茶を飲みながら、和気あいあいと盛り上がる新聞部員たちをぼんやりと眺め、月はこっそりと感謝を抱いた。
この穏やかな日常が続いていくことに。
月の視線に気づいた
椿 美咲紀
が、彼女に尋ねた。
「どうかしましたですか?」
「……いえ、少し考えごとをしていただけですよ」
自身の少し後ろめたい過去を振り返りつつも、今この瞬間を味わうように、紅茶を飲む月。その口元には、真夜中を朧気に照らす月光のような、そんな冷たくも柔らかい笑みが浮かんでいる。
和気あいあいとした雰囲気のなか、新聞部の編集会議が始まろうとしていた。
そこへ。
「みんなおつかれー! そっちはどんな感じ?」
桜井 ラッセル
が、元気よく扉を開けた。
「俺は演劇部にも顔出してきたよ。部室手入れして、即興劇してー。その後、観劇した。そうそう、新入部員もけっこー増えててさ。どこも新入部員は可愛いもんだよなー」
ラッセルはテーブルのお菓子をつまみながら席に座ると、修の方を見た。
「そーいや八神は、廃工場行ってきたんだって?」
「ああ」
「幽霊とか出るって聞くけど、実際どう? それっぽいのあった?」
「まあ、いい感じに撮れたかな」
修が撮ってきた写真をホワイトボードに貼りつけていく。昼から夜にかけて廃墟を撮影した、雰囲気たっぷりの写真。
ラッセルは、その中の一枚に目を留めた。すっかり暗くなった夜中の廃墟に、白い靄のようなものが漂っている。
「おー! すげーじゃん。なにこれ、エクトプラズム?」
「いや。虫よけスプレーだ」
「虫よけ……?」
ラッセルがぽかんとしていた。
「こうして見ると、雰囲気の差がいいですね」月も、写真を見ながら言った。「昼間と夜とでは、印象もだいぶ違いますから」
「おっ。常闇もそう思うか」
修が写真を見比べながら言った。
「俺もさ、昼夜の雰囲気差でいこうかと考えてたんだ。まあ、肝試しスポット感を押していくのも、ありかと思うけど」
「それでしたら、両方はどうでしょう」
月の提案は次のようなものだった。――昼と夜の写真を使い分けつつも、これから夏に向けた肝試しスポット用に、怖さを出す演出にするのが良いのではないか。
「なるほど」
月の意見に頷く修。
「編集の方針として取り入れさせてもらうよ。みんなで、良い紙面にしていこうな!」
「やっぱり新入生にこんなことあるよって、ドドーンとアピールしたいのだ!!」
とつぜん、真央が立ち上がって主張した。
「新入生が知りたいことって、寝子島の面白いこと全部だと思うのだ! だから身近なNMR(寝子島ミステリーレポート)特集と、新年度定番の部活同好会情報を、いつもより大きくドカンと載せるのが1番ニーズに合ってると思うのだ~。し・か・も! 今回は、部活情報にミステリーがいっぱいなのだ!!」
そして真央は各部活に突撃取材してきた内容を話した。
ミス研が校長先生のお菓子をちくわに変えていたこと(ちくわはスタッフが美味しくいただきました。 by
マーガレット・ライカー
)、家庭科同好会がトリカブト入りの草餅を作りかけていたこと、華道部が異形のクリーチャーを生み出していたこと――。
「そういや演劇部にも、生首があったな」
ラッセルが取り出した、やたらとリアルな生首の写真には、新聞部一同にざわめきが走った。
たしかに、文化部の春には、ちょっとへんてこな話が咲き乱れている。
でも、それこそが。
寝子島にとっての“フツウ”であるともいえた。
「ミステリー以外にはなにかあるかな」ホワイトボードにペンを走らせながら修が言った。「俺は、新入生用に食べ歩きや便利な店を紹介するのがいいと思うんだが」
「お役立ち情報を入れるのは、生活系記事作成のコツなのです」
修の意見には美咲紀が乗った。
「サンドイッチやスイーツ情報も記事にできるけど、誰か書くです?」
美咲紀はみんなに提案した。取材メモや写真ならすでにあるし、またお店に食べに行ってもいい。取材がてらに美味しいごはんも食べられる。一石二鳥な美咲紀の意見には、部員たちからも賛成の声が上がる。
「あとは……九夜山でのお花見を記事にしたいなぁ」
美咲紀がぼそりと呟いた。花が大好きな彼女は、少し前に九夜山を登ってきたのだ。修と一緒に見た百花繚乱の花々はとても綺麗で、今でも目を閉じれば、様々な色彩が瞼のうらに浮かび上がってくる。
「良いお花たくさん見れて嬉しかったのですよ。5月のおすすめ花見スポット情報も、添えたいのです」
「季節ネタは定番だもんな――あっ」
ホワイトボードに書き込んでいた手を止めて、修がみんなを振り返った。
「季節ネタで思い出したんだけど。夏の合宿、どうしよっか? 今年はどこに行きたいのか、皆の希望を募りたい。だいたい二泊くらいを予定しているんだが……」
「シュー君。私はいっそのこと、海外に行きたいのです」
「海外? いいよいいよ」
修は気前よく、ぐっと拳を握って見せたのであった。
☆ ☆ ☆
スタートしたばかりの新学期。
お楽しみは、まだまだ盛りだくさんだ。
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あとがき
担当マスター:
望月カトラ
ファンレターはマスターページから!
ご参加いただきありがとうございました。執筆を担当した望月カトラです。
皆さまの和気あいあいとした雰囲気が伝わってきて、とても楽しかったです!
リアクションでお返しできていたら嬉しく思います。
これからも、素敵な部活&同好会をエンジョイしてくださいね!
それでは。望月カトラでした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
望月カトラ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
1000人
参加キャラクター数
24人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年10月27日
参加申し込みの期限
2017年11月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年11月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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