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寝子島高校
ラブ☆部活&同好会 ~文化部の春~
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うららかな春の日差しが、寝子島中を暖かく照らしている。空は晴れ渡っており、澄んだ青色がどこまでも続いていた。
果てのない空を、すーいすいと、一羽のカナリアが気持ちよさそうに飛んでいる。ろっこんで黄色いカナリアに変身した
桜井 ラッセル
だ。
ラッセルはしばらく本土に出向いていたのだが、久しぶりに寝子島に戻ってきた。どこか懐かしささえ感じる寝子島の空気。深く吸い込むと、胸のなかいっぱいに、暖かくて優しい感覚が広がっていく。
「はー……。羽根を伸ばすとはまさにこのこと」
自由気ままに飛び回っていたラッセルだったが、ふと地上を見下ろすと、寝子高の校庭に女の子たちが集まっているのが見えた。
どうやら、家庭科同好会の活動がはじまるらしい。
(へえ。おもしろそーなことしてるじゃん!)
新聞部部員として好奇心を刺激されつつも、ラッセルはあくまでも自由に、空をすーいすいと飛び回りつづけた。
☆ ☆ ☆
●家庭科同好会:ヨモギ摘み
「今日は……月に一度の調理実習です。みなさんで……草餅を作りましょう」
寝子高の校庭で、
錦織 彩
が集まった家庭科同好会――家会――のメンバー達を見まわした。調理実習とは言いつつも彩が用意したものは、お茶の入った水筒と、かわいらしいレジャーシートである。
「晴れてよかったですね~。すっかり春めいて、気持ちいいです~」
大塚 絽紗
もまた、水筒にレジャーシート、さらには手袋、籠、シャベル、帽子、手ぬぐい……などなどを持ち寄る重装備っぷりだった。家会のメンバーは草餅を作るだけでなく、その原材料となるヨモギを摘むところから始めるのだ。
ちなみに絽紗の口調がいくぶん間延びしているのは、春の陽気にまどろんでいるためだろう。まさに、春眠暁を覚えず。
「ヨモギ摘みのち草餅作り~。楽しみですね~」
回田 はつな
ものんびりと言ったが、これはいつもどおりだった。あらかじめ誘っていた
七夜 あおい
と
笠原 七穂
とも挨拶をかわす。
「さて。準備も整いましたし、出発しましょうか」
水上 桜
が手にしていた本をぱたんと閉じると、校門に向かって歩きはじめた。桜がポケットにしまった本の表紙には、『カラー版 食用植物辞典』とある。学校の図書館から借りてきたものだ。
どちらかといえば手芸がメインの桜であるが、調理にも興味があり、こうして予習もばっちりとこなしている。
「……調べたら、ヨモギって“ハーブの女王”って言われるほどいくつもの効能があるみたいです」
歩きながら桜は言った。
「整腸作用、便秘解消などのデトックス効果や、肌や髪や粘膜の健康維持……。他にもいろいろ効果があるみたい。美容やダイエットに良いらしいですよ」
「おお~っ!」
春らしいからという理由で草餅を選んだものの、思いがけず耳寄りな情報を得た家会のメンバーは、そろって喜びの声を上げた。美容に良いとなれば、女の子にとってはこれ以上ない朗報である。
ツインテールをひょこひょこと揺らして、あおいが言った。
「私は、作る方はダメかもだけど、食べるのなら任せてね!」
「……ヨモギを摘むのも頑張ってくださいね」
桜の一言に、てへへと笑ってみせるあおい。そんな会話をかわしつつ、彼女たちは近くの森林をゆっくりと進んでいった。
☆ ☆ ☆
春の花で彩られた林道を歩いていると、ときおり柔らかい風が頬を撫でていく。微かに甘い香り。生命の息吹を感じさせる匂いだ。
「どうでしょ~、笠原先生! なんだかインスピレーションが舞い降りてきませんか~?」
「そうね。この感じ、なかなかイケてるわ」
はつなの問いかけに、七穂は深呼吸しながら答えた。寝子島高校教諭、服飾担当の七穂は自身のファッションにもこだわっており、おしゃれにはいつだって全力だ。今日だって華やかなパーティドレスに身をくるんでいる。
(ざ……斬新なピクニックスタイルです……)
てくてくと歩いていく七穂の後ろ姿を、彩が固唾を呑んで見つめていた。七穂が歩けば、林道さえランウェイに見えてくるからおかしなものである。
「そういえば。幼い頃は『春の七草』にヨモギが数えられないのが不思議でした」
絽紗が、ふいに立ち止まった。
「ヨモギは万葉集にも登場しているくらい、ずっと前から親しまれていたはずなのに」
「確かに、変だね」
あおいも立ち止まり、首をかしげる。そんな彼女を見やって絽紗は微笑んだ。
「もちろん、私の勘違いでしたねぇ。ヨモギが旬なのは桃の節句の3月から5月までの春です。七草は、七草粥を食べるお正月の期間で、旧暦の春――つまり1月~2月なんですよねぇ」
「じゃあ春の七草って、旧暦の春のことなんだね」
「そうなんです。ややこしい~」
「ややこしいねー」
絽紗とあおいは、くすくすと笑いあった。暖かい日差しが木葉の間から二人をまばらに照らしている。気がつけば、けっこう奥の方まで進んでいた。
「七草粥の話をしていたら、お腹すきましたねぇ。この場で休憩にしましょうか。ちょうど手ごろなおにぎり、作ってきたんですよ」
絽紗が提案すると、みんなも一斉に足を止めた。レジャーシートを広げ、用意してきたお弁当やおやつを並べていく。
「ごま塩風味に、しそ風味……。あ、それはシーチキン入りでーすっ」
桜が手に取ったおにぎりを見て、絽紗はその大きめの胸――本人は自覚していないけれど――をぽよんと張った。
さすがは家庭科同好会。おにぎりひとつをとってみても、その完成度は高い。ふっくらとした絽紗のおにぎりに、一同はしばし舌鼓を打つ。
ぽかぽかと暖かい陽気に気分も弾み、会話も弾んでいく。今日は最高のピクニック日和だ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
望月カトラ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
1000人
参加キャラクター数
24人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年10月27日
参加申し込みの期限
2017年11月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年11月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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