うららかな春。寝子島高校は、今日も活気づいていた。
先日の
ラブ☆部活&同好会デーを経て、各部活ともに部員数を増やし、いよいよ活動も本格的になってくる頃である。
試しに文化部が活動している教室をいくつか覗いてみると、あちこちから届く多種多様な声を聞くことができた。
茶道部の教室からは、お茶を点てる軽快な音と抹茶の香りが漂ってくる。
「美味いっすねーこれ。けっこーなお手前で!」
茶碗で揺れる濃緑色を眺めて、
紗雪 幽は子どものように笑う。
「こういうのも、やってみたら案外楽しいもんっすねー」
お茶のあれこれなど分からないまま入部した幽も、先輩たちの見よう見まねで挑戦してみれば、これがなかなか様になっていたりする。
賑やかなセッションを響かせているのは、音楽室の
軽音楽部だ。ギターにベース、ドラムにキーボード。耳を傾けているだけで踊り出しそうになってしまう。
「おおーっ、すごい! ロックだね!」
水川 音葉も赤いギターを手に、思う存分音を奏でている。
「よーっし、もっともっと盛り上がっていくよー!」
先輩も後輩もなく、ここにはひたすらに、燃え上がるような音楽が満ちている。
「はーっはっはっはっは!!」
何やら高笑いが聞こえてきたのは、
華道部。真紅の薔薇が咲き乱れる花器は、新人華道部員、
花椿 涼太郎が活けたものだ。
「やはり僕の魅力を引き立てるのは、薔薇に限るね!」
薔薇の花も、それらが飾る自分の姿にも酔いしれるあまり、写真集でも刊行してしまいそうな勢いである。
とにかく派手だが、少しずつコツも分かってきたおかげで、先輩たちにはなかなか好評だったようだ。
寝子高にあふれるそんな音や声を聞いていたら、いてもたってもいられなくなってしまった。
こうしちゃいられない。さあ、今日も部室へ行って、愛をもって、部活&同好会活動に精を出すとしよう!
部活と同好会に関連した日常を描くシナリオの「文化部編」です。
(「運動部編」は後日公開されますので、そちらへどうぞ!)
タイトルに「ラブ」とありますが、部活愛はなくても大丈夫です。
「やる気出ねぇからサボっちゃお」みたいのもアリです。それも青春ですね!
4月、ラブ☆部活&同好会デーの翌日以降であれば、平日でも休日でもいつでもOKです。
舞台は、学校でも発表会などの会場でも合宿所でも、ご自由に。
参加にあたって
寝子島高校の文化部(非公認含む)、文化関係のコミュニティ、それらの関係者の方が参加できます。
ひとつの部活が運動部編と文化部編、両方に参加することはできませんが、
ひとりのキャラクターが運動部編と文化部編、両方に参加することは歓迎です。
部活を掛け持ちしているPCが複数の部活(GA)に参加することもできます。
ただし、リアクションでそのPCが描写される全体の量が増えるわけではありません。
合唱部とホラー愛好会の両方に参加した場合、合唱部とホラー愛好会の両方で描写されますが、
「合唱部のみ」「ホラー愛好会のみ」というPCよりも、それぞれの部活での描写は少なくなります。
文化部(コミュニティ)に所属していない方も、参加することができます。
友人、OB・OG、親、通りすがりなど、自由な設定でご参加ください。
アクションの書き方
▼文化部の方
各文化部(コミュニティ)で相談して、GAを組んでください。
自由になんでもできますが、練習、記録会、発表会、合宿などひとつに絞ってください。
・練習の場合は、練習内容や場所(寝子高も寝子島スポーツセンターも使用可)をご記入ください。
・記録会や発表会の場合は、規模や会場などもご記入ください。
高校生向けの正式な記録会などは寝子高公認クラブに限りますが、
地元の記録会などは非公認クラブでも参加可能です。
(寝子高生に不自然、不釣り合いな内容の場合は調整させていただきます)
・合宿の場合は、合宿の中のどのような場面を中心に描くか決めてください。
合宿地までの行き帰りのバス、練習、夜の風呂のぞき、地元高校との交流などなどありますが、
リアクションで描けるのは、ひとつかふたつです。
※文化部内で行動が統一されていない場合や、少数派の方がGAと別行動をしている場合は、
マスターの判断で調整されるか、できなければ残念ですが描写されません。
この機会にコミュニティを使って交流をしてみましょう♪
※専門用語は簡単に検索してわかる範囲で対応しますが、限界があります。
専門的な知識や用語を必要とする内容より、
会話や雰囲気、仲間とともに過ごす時間に主軸を置いてください。
▼文化部以外の方
観客や練習相手、冷やかしなど、自由な発想でアクションを書くことができます。
どちらの文化部に関わるのか決まっている場合は、必ず明記してください。
文化部のアクションが優先されます。
文化部の活動に支障の出る内容の場合、マスターの判断で調整されるか、描写されません。
関わりたい文化部のメンバーと相談をしたりGAに加わったりすることをお勧めします。
登場NPC
公認クラブに所属しているNPC(顧問の先生や生徒)は、アクションに書いてあれば登場します。
※練習指導するOBや対戦相手などは、自由に設定してアクションに記入できます。
通常は「確定ロール」とされますが、本シナリオでは問題ありません。ご自由にどうぞ。
文化や芸術を穏やかなきもちで、時にはアツく、楽しみましょう。