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復讐のノーズグラス! ~眼鏡は俺の敵~
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●屋上×戦場×?情
「さて、そろそろ頃合いか……」
日が傾き始めた頃。
屋上で金髪の男が一人、フェンスに手をつき夕暮れ時の校庭を眺めていた。
彼は
野沢 コブラ
、クラスメイトに起きた惨劇を見過ごせなかった男だ。
『ナルシストの眼鏡男子が、自分が皆のように鼻眼鏡になるのが嫌で事件が片付くまで屋上に避難している』
そんな情報を流した張本人であり、彼は情報と違わぬように普段かけていない眼鏡をかけて真犯人を待ち構えていた。
彼の手には最初の犠牲者、
北風 貴子
のかけていた鼻眼鏡が握られている。
ギィィィ。
若干錆ついた音を立てて校内から屋上に繋がるたった一つの扉が開かれた。
「よぉ、待ちくたびれたぜ。色男(ロメオ)」
「…………」
コブラが振り向いた視線の先、扉の前には派手な柄シャツを着た男子生徒――三根 雄真が立っていた。
鋭い目つきでコブラを、否、コブラのかけた眼鏡を睨みつけている。
「おいおい、そんなに見つめられると穴があいちまうぜ」
「……め」
コブラが茶化して肩を竦めれば、ぼそりと雄真が何事か呟く。
「ん?」
「この、眼鏡め!!」
聞き取れなかったコブラが聞き返すと、今度は聞き取れる位の大きさではっきりと。
それはもう憎くて憎くて堪らないといった声で、雄真は呪いのような言葉を吐いた。
次の瞬間、コブラは自身のかけている眼鏡の違和感に気付く。
「成程、やはりコレはアンタの仕業か」
コブラが眼鏡を外すと、それは手に持っていた貴子の眼鏡と同じように鼻とヒゲのついた鼻眼鏡になっていた。
「やれやれ、なんだってそんなに眼鏡を親の敵のように憎むんだ。アンタのせいで俺のクラスメイトは酷く傷ついて寝込んじまった。アンタにも事情はあるんだろうが、俺はそれが許せない」
「眼鏡の何が偉い! 眼鏡をかけていない、ただそれだけで、たったそれだけのことで俺は、俺はっ……!」
「振られてしまった、というわけだね」
不意に雄真の後ろから現れたのは碧緒だった。
「なっ……!?」
驚く雄真に、碧緒がピッと指に挟んだ封筒を見せる。
そのタイミングで雄真を探していたメンバーも屋上に駆け込んできた。
「おや、ギャラリーが増えたようだ。まぁ問題ない。彼らも恐らく掴んだのだろう。三根雄真、君が眼鏡じゃない為に乃木坂詠子に振られたと言う事実を」
雄真の唇がきつく噛み締められる。
「逆恨みでこんなことをしたのか?人の大切な眼鏡を……早く元に戻して貰おうか」
昴がこみ上げる怒りを抑えつつ語りかける。万年筆を手に、雄真が抵抗すればろっこん使用も辞さない構えだ。
「嫌だね」
「どうして?」
昴の言葉を突っ撥ねた雄真に天野が静かな声で問う。
「彼は諦め切れていないのさ」
雄真の代わりに碧緒が答える。
「この手紙は彼が綴った二通目のラブレター。私はこれを最初の被害が起きた下駄箱で拾った」
碧緒のろっこん『CharacterProfiling』は触れたモノを記した人物をプロファイリングすることができる能力。
「眼鏡が恥ずかしいものになれば、彼女も眼鏡を、恋人を捨てて自分の方を振り向いてくれる。そう考えたんだろう?」
プロファイリングで雄真の性格や思考、人物像、犯行に至った動機も大体「判った」。
しかし、碧緒は恋愛が理解出来ない。
故に雄真の動機が真の意味で「解って」おらず、その言葉は雄真を抉る。
「全く以て理解に苦しむ。大体君は元々彼女のどこを好きになったかと言えば眼鏡なんじゃないのかい?結局君も眼鏡が好きなんだろう?矛盾しているな」
悪気はないのだろうが、失恋の傷口に辛子を塗り込むような碧緒の口撃に雄真は俯いてふるふると肩を震わせている。
「はいはい、そこまで~!」
武道が気を利かせて碧緒の口を押さえた。
「眼鏡ってのはな! やむを得ずつけてる奴もいるんだ……!ってのはオイトイテ、せめて度付のは治してやってくれないかな? それにさ、そんなに眼鏡を嫌って諦めきれなかったってことはそんだけ彼女のこと好きなんだろ?」
軽い調子だが、真摯に語りかける武道の言葉に雄真は顔をあげる。
「……そうだよ、好きだよ、悪いかよ! 眼鏡さえ、眼鏡さえなければまだ可能性はあるんじゃないかって、だからっ……!」
「いい加減眼鏡を目の仇にするのは止めて貰おうか……」
「!?」
ずるり。
地を這う音と地の底から響くような声と共に、不意に雄真の足が重くなる。
「目には目を、歯には歯を、眼鏡には眼鏡をっ……! お前も眼鏡をかけてみるがいい……!」
「う、うわぁぁぁぁぁっ!?」
眼鏡を失い、幽鬼の如き禍々しい形相をした譲が雄真の足にしがみついていた。
更にずりずりと這い上がってくる様はホラー以外の何物でもない。
「三途の川の送別会はココ?」
そして追い打ちをかけるかのように現れたのは赤毛に眼帯、そして鼻眼鏡をかけた謎の少年……を装った圭花だった。
「渡し賃、受け取って貰おうじゃない」
こちらも凶悪な笑顔を浮かべて指を鳴らしつつ雄真に迫る。
「ヒィィィィ!?」
まさか自分の行いがここまで他者の怒りを買うとは思ってもいなかったのだろう。
雄真は想定していなかった恐怖に青ざめて悲鳴をあげる。
「ククク……クハハハハハ!」
そんな中、場にそぐわぬ高笑いが響く。
「貴様ら、そこまでにしておくがいい……! 一方的に集団で糾弾とは関心せぬぞ。そして、三根とやら。貴様が今回の被害者らに謝罪し、元に戻すと誓うならここで双方手打ちに出来る。理不尽な出来事に心砕かれたのは貴様も、こいつらも同じということだ。……どうだ?」
「……う、ううっ」
修一郎に諭され、雄真の口から漸くか細い『ごめんなさい』という言葉が紡がれる。
事件が収束に向かっていく気配に、その場に集まった皆から安堵の息が漏れた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
本条小鹿
片桐 久乃
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
推理・サスペンス
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年06月07日
参加申し込みの期限
2013年06月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年06月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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