this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
復讐のノーズグラス! ~眼鏡は俺の敵~
<< もどる
1
…
3
4
5
6
7
…
10
つぎへ >>
●絶対に笑っても騒いでもいけない保健室
時は少し遡り、昼休み始め頃。
「まさか鼻眼鏡がこんなに流行るとは」
鼻眼鏡の先達者でもある
行梨 謡
はふらふらと校内を探索していた。
彼が見る限り眼鏡の奴は皆鼻眼鏡だ。慌てている者もいれば気付いていないのかすました顔で歩いている者もいる。
皆、なかなかのハナメガニストだ。
この俺を超えるハナメガニストに会えるかもしれない……とか壮大を装って考えたりすると俄然テンションが上がる。
「面白いからもうちょっと周っていよう。……?」
突如背中に走る悪寒。
(……何だ、風邪引いたか?)
鳥肌の立つ腕を擦りつつ、本能からの警告は気のせいで済ませた。
それが命取りになるとも知らずに。
「ええ、事情はわかったわ。私はちょっと急用で出て行かなきゃならないけど……少しだけ頼むわね」
「礼美センセーのためなら喜んで!」
「はい、お任せ下さい」
八十八旗 信彦
と
添木 牡丹
は揃って良い返事。すぐ戻ってくるから、と
鷲尾 礼美
が代えの眼鏡をかけて保健室を後にすると、信彦はきゅんと胸を抑える。
「気丈な礼美センセーも素敵だねぇ。君も元気を出して、ハニー」
信彦が保健室の片隅へ歩み寄り、一層暗くなっていた
白浜 渚
に声をかける。
「♪……。……っ……」
時々すすり泣く声と歌らしき声が聞こえてくる。静かな保健室ではちょっとしたホラー。
体育座りしている渚も、立派な鼻眼鏡をその顔に着けていた。
恐らく彼女もまた鼻眼鏡の被害者だろうことは予測できる。
「レディ相手に酷い事を……おのれっ」
貴子の様子を見に来たら先生までが犠牲になっていた。悪戯ですねとやんわり指摘すると大人の対応で流してくれはしたが、それにしたって異常事態に皆を、特にこのお二人を巻き込むなんて。牡丹の口元が歪む。その間に信彦は貴子の元へ。
「ああっ何て痛ましい姿なんだ……クールビューティな君が伏せってしまうなんて、寂しさで俺までどうにかなってしまいそうだよ!」
そういって赤い薔薇を一輪枕元に置く。こうして倒れている事はもはや学園中が知っているようだ。ならば、彼女が普段のイキオイを失ったところを狙ってくる不逞の輩もいるかもしれない。
「鼻眼鏡はセンセーがきっと外してくれたんだね。大丈夫だよ、貴子ちゃん、この俺が君を守って見せるから」
キラッと信彦の周りの空間が煌めいた。
「もちろんあの隅に居る子もボタンちゃんも守るよ」
「ありがとうございます……っと」
瞳から星を飛ばしている信彦を尻目に、牡丹は着信した携帯を取り出す。
「なるほど、紗姫さんも被害に……」
怒りに震えた文面が並ぶメール画面を閉じて、口端を釣り上げる。同時にねこったーには二文を投稿した。
『今回の騒動の犯人は捕まえ次第保健室へ連行をお願いします』
『保健室で笑ったり騒いだりした方は怒ります』
「フフ…どこの誰のろっこんか知りませんが……よくも私の大事な人達を辱めてくれましたね……犯人は絶対に許しません」
牡丹の瞳が怪しく光る。
「地獄のお仕置きです♪」
「保健室のせんせーやあのいいんちょーも被害者ね」
丑都渡 紗姫
は友人の牡丹からのメールに返信すると、不機嫌を露わにして呟く。正直委員長はイイ気味とか思ったりもするが、犯人への恨みは既に煮えくり返っている状態だ。
別に鼻眼鏡自体は慣れれば変顔のようなもの。見られても構わないが、遊ばれているようで気に食わない。
「ねこったーにもおんなじ目にあってんのいっぱいいるみたいだし、マジありえない。絶対シバく」
マジでコロス。誰かわかんないけどコロス。コロス。そう考えながら廊下を歩いていると自然に道が開き、人と目が合うとヒイッと悲鳴を上げられた。美人が怒ると怖いということを紗姫は実証していた。
「……ん?」
そこを横切るハナメガニスト。もとい、謡。
今、紗姫の見間違えでなかったら彼はニヤニヤしながら歩いていなかっただろうか。目元は見えないが嬉しげに、興味深そうに周りを観察していて。
(怪しすぎる……)
紗姫は追いかけて謡に声をかける。
「ちょっと」
「ん? ああ何だ丑つブハッ!」
噴かれた。思いっきり噴かれた。目と目が合った瞬間に噴かれた。
「一体どうしたんだブフッ鼻眼鏡はギャルのモテカワアイテムか何かかブフォ」
静かにボルテージが上がっていく紗姫に気付いているのかいないのか、謡は尚も笑う。笑う。
いやだってこんな面白いものが見られるとは。今笑わずにいつ笑うんだと言わんばかりに。
紗姫が今までにないぐらいに不機嫌オーラを漂わせていることは謡も感じている。
でも紗姫の鼻眼鏡姿が笑いのツボにクリーンヒットしたのはしょうがないああしょうがない。ブフォ。
笑いが止まらないぞひっひっふーと腹を抱えて笑う謡だったが、ふと手を差し出した。
「……あっそうだ、握手してもらっていいだろうかハナメガネクイーンァグヘオァァァァ!」
どげしゃああああ。
紗姫の渾身の蹴りを受けて謡は倒れ込む。
「もう一度笑ってみなバカ梨その眼鏡ぶち割って生まれてきたのを後悔させる」
急所を外している分まだ容赦はされているのだろう。力加減はともかく。
しかし謡はその温情への理解が足りなかったようだ。
「す、すいません……お許しを……プッ」
げしっ。
「あ、ほ、本当もう笑わブフッ」
げしげし。
「ブフォ」
ぐりぐりぐりぐり。
「ブ…………!」
そして謡は考えるのを止めた。
というか、何も考えられなくなった。
「……んー、あ? 牡丹から連絡きてんじゃーん。あに、犯人捕まえたら保健室?」
ぱんぱんっと乾いた音を立てて手を払い、紗姫は画面を閉じる。どことなく晴々しい顔だった。
「ま、こいつが犯人なわきゃないけど」
冷静に考えれば、犯人ならこんな目立つ行動は控えているはずだ。
「こんな面じゃ授業受ける気ももー萎えたしいっか。サボるついでに保健室に行梨引きずってこっと」
よいしょ、と紗姫は謡の足を後ろ手に持ち、階下にある保健室を目指す。
……謡の未来に祝福あれ!
<< もどる
1
…
3
4
5
6
7
…
10
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
復讐のノーズグラス! ~眼鏡は俺の敵~
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
本条小鹿
片桐 久乃
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
推理・サスペンス
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年06月07日
参加申し込みの期限
2013年06月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年06月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!