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復讐のノーズグラス! ~眼鏡は俺の敵~
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●悲しみが生む怨嗟 ~鼻眼鏡は楽しむ物~
「武道ちゃんどうだったー」
「んー? 俺はサンマさんパンをゲット」
「おーやったじゃん! 俺もコロッケパン奪取ー!」
宇佐見 望月
と
志波 武道
は購買帰りの廊下を歩く。他にも幾つかの戦利品を抱えて、今は教室へと向かう途中だ。
目当ての物を手に入れた嬉しさに顔をほころばせていたら、望月がじーっと武道の顔を覗いていた。
「……あれ、どうした望月くん? 顔に何かついてる?」
「いや、やっぱ美形だなーって。俺様も眼鏡すれば格好良く見えるかな……」
ふう、と羨ましげに息を吐く望月に武道は笑う。
「望月くんも眼鏡に目覚めた? おっけーおっけー。貸したげるから、オサレ眼鏡を堪能するといいよ」
「えっマジ!?」
ぱあっと望月は顔を輝かせる。
器用に片手で眼鏡を受け取ると、後ろを向いて装着した。伊達眼鏡だから視界に支障もない。
「おっし、これで俺様も知的美形! どう、どう!」
「おお、似合う似合……ブッハァ!!」
「えー!? 何いきなり武道ちゃん笑ってンだよ」
「か、鏡……鏡見ろって」
くくくと笑いをこらえる武道に望月は不満そうな顔。訝しげに廊下に設置された鏡を覗きこむと。
「はあ?…………ナンじゃこりゃあああーー!! 何でこんな愉快なツラになってんだよぉ!」
望月はいつの間にか鼻眼鏡をかけていた。知的で美形になるはずがファンキーお笑い野郎に。
これは酷い。
「何この眼鏡! 武道ちゃんしか認めない眼鏡!?」
使い手を選定する聖剣エクスカリバーだってこんな理不尽なことはしない。
「違う違う。そういや、朝から噂流れてたな……眼鏡がいきなり鼻眼鏡になるって」
ひーひー言っていた武道だったが、少し落ちついて真面目な顔で考え込む。錯乱したような望月もそれを見て漸く落ち着く。
「もういい……ねこったー見て騒動の出所探し出してやるぜ!」
「面白いもの見れたけど、眼鏡かけられないと色々困るしなぁ……」
脳裏に浮かぶのは最愛の弟の顔。
(笑ってくれるのは良いんだが、絶対顔逸らすだろうし)
今でさえ避けられがちなのに、これ以上避けられては堪ったものではない。
「よっし、弟の腹筋ブレイクする原因究明! 調査開始だ、望月くん」
「おうよ!」
望月は景気づけとばかりに、返事と共にコロッケパンの袋をぱあんと思い切り破いた。まずは腹ごしらえから、ということだ。
「あ、眼鏡は元に戻してから返して☆」
「これで捜査すんの!?」
鼻眼鏡捜査官の誕生である。
そして犠牲者はここにもまた一人生まれていた。
「うわわわ、僕の眼鏡も鼻眼鏡になってる!?」
眼鏡の違和感に気付いて鏡を覗くと、
多喜 勇生
の眼鏡も立派な鼻眼鏡になっていた。
「でも違和感ない気がするんだよねー。むしろ立派な鼻と髭のおかげで格好良くなった気がする!」
ただ他の犠牲者と違い、勇生はこの状況を楽しんでいる様子だった。
ばばーんと腰を両手に当ててドヤ顔を披露。
鼻が高くていつもより男前にも見える……気がする。
「ふっふっふー。『ダンディ多喜』って呼んでもいいんだよ?」
「おー…………あはははっだめだ、やっぱ面白いねぇ」
椅子の背もたれを前にして体重をかけつつ、
黒鯨 やみぴ
は何となく拍手を送ってからくくっと笑いを零す。勇生も釣られるようにして笑った。
「実際面白いから仕方ないね。僕も笑っちゃうもん」
「どうしてこんな事になったんだろー」
眠そうな目をこすりながらやみぴは首を傾げる。
「嫌がらせかな? 鼻眼鏡って間抜けだし……恥ずかしがらせるのが犯人の狙いなら、思い通りってのも何か悔しいなぁ……」
「……まあ、碌でもない悪戯なのは確かだよね」
そう言いながら
逆巻 天野
は自分の眼鏡をそっとしまい込んだ。
彼の眼鏡もまた鼻眼鏡と化していたのだ。
そして眼鏡を外した事で天野の長い睫毛が瞳を更に大きく見せる。
周囲の賑やかな声が一層白熱した気がした。
その気配を敏感に察知し、天野は冷たく目を細めて溜息を付く。
(それもこれもこの女顔のせいだよな……)
「おお、イケメン。流石に鼻眼鏡は嫌かな?」
「もちろん嫌だけど……元に戻せないことが問題」
天野にとって伊達眼鏡でもあるこれは、亡くなった友人から貰った大事なものだ。それに悪戯なんて許せる事ではない。
「なるほどー……人の迷惑になってるなら止めさせた方がいいねぇ。被害状況ってどのくらいだろ」
「あ、きっとねこったーも騒ぎになってるよね」
勇生がねこったーを開いてみるといつもより格段に流れが早い。笑われた恨み、授業で笑うのを我慢するのが辛いなど本人にとっては深刻だろう事から『【拡散希望】会長が鼻眼鏡』『【急募:桐島先生の鼻眼鏡画像】』など、どう見ても楽しんでいる様子も伺える。
「あ、第一被害者は風紀委員長さんっぽい。保健室で安静中だって」
「保健室……」
流石に風紀委員は動いていると思ったら被害者だった。
何をしているんだかとは思うが……一番初めに被害を受けたなら、一番『何かがあった現場』近くに居たかもしれない。
「君は委員長の所に行く? じゃあ僕は周りに聞き込みしてこようかなー」
同じようにねこったーを見ていたやみぴは、被害に遭った場所の情報だけを簡単にメモして緩慢に立ち上がる。上に向かって伸びをすると背骨がぴき、と音を立てた。
「ねえ、ちょっと写メ撮ってくれない?」
「ん? はい、チーズ」
「ありがとう! よし、後はこう書いて……他にも写メ必要だな……」
画面を覗きこんだまま、勇生は何かを熱心に書き込み始めた。
それを横目に行動を開始するため、天野は髪を解く。
これで少しは顔が見えにくくなっただろう。
さらさらと灰がかった髪が白い頬や首筋に流れ、一見すると別人に思える。辺りから美人! とか悲鳴の混じった黄色い声が聞こえた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
本条小鹿
片桐 久乃
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
推理・サスペンス
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年06月07日
参加申し込みの期限
2013年06月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年06月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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