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【がっこうダンジョン(2)】
後ろからはテケテケがてけてけてけっと追いかけてきて、前方の廊下の天井からは、無数の手がうにょうにょと伸びてはとおりがかる者を捕まえようとしています。
「き、きもちわるーい!!」
「でも、行かなきゃやばそうっすよー?」
面白がっている
紗雪 幽
は嬉々として、
羽生 碧南
は意を決して廊下を駆け抜けます……と、
「……地獄に返れ!」
凛とした声があたりに響き渡ると、テケテケはくるりとUターンし、てけてけてけっと行ってしまいました。
「テケテケは倒せないからな。呪文で追い払うのさ」
「こっちこっち! こっちよ!」
そこには前方の美術室からひょっこりと顔を出す、
八神 修
と
時高 クレオ
がおりました。
碧南と幽は天井の手をよけながら美術室へ飛び込み、ほっとひと息。
「た、助かったぁ……!」
「なんだ、ふたりともずぶ濡れだな?」
確かに碧南と幽の服はぐっしょりと濡れて、雫が滴っています。いわく、
「だって、階段を飛び降りた先がプールだなんて思わないじゃない……」
「いやー、俺は面白かったっすけどねー」
けらけら笑う幽に、碧南は疲れたようにへたり込みました。
「ふたりとも、無事で良かったわ! それじゃ、少し手伝ってくれない?」
にっこり笑ったクレオが指差すほうを見てみますと……ばちばちばち! なにやら床に電流がスパークして、行く手をふさいでいます。
修は腕組みしつつ、
「時高のろっこんで、この美術室がどうやら校長室につながっているらしいことが分かったんだが。このありさまでな」
ちょっぴり胸を張ったクレオのろっこんは、誰かの手を10秒以上握ることで、その人が求めている情報を断片的に教えてあげることができます。ヒントは不完全なものながら、そこは冴えわたる修の頭脳もあって、数々の謎を解きながらこの場所へとたどりついたのでした。
ばちばち電撃地帯の周りには、美術室でおなじみ、デッサン用の胸像が4つ。
それぞれぷいっと違う方向を見ている胸像たちを眺めて、幽はなにかを悟ったようです。
「なーるほど。同時じゃなきゃダメってことっすか」
「そうなのよ! ひとつずつ動かしても、勝手に戻ってしまうの」
クレオが試しに胸像のひとつに手をかけて、ごりっと回転させてみますと。一瞬電流地帯が解除されたものの、胸像はすぐにごごごっと元に戻ってしまいました。
「4人で同時に胸像を動かして……その先が安全だっていう保証はないわよね」
はあ、とひとつため息をつきつつも、碧南だってもちろん、ずっとここにいたいわけじゃあありません。
「まっいいか。それじゃ、やりましょうか?」
「よし。みんな、胸像の隣に立ってくれ」
それぞれが4つの胸像の脇へ立つと、
「1・2の・3!」
ごりっと回転させて、向かい合うように角度を調整します。
瞬間、胸像の目がびかーっ! とまばゆい光を放ち、電流地帯は最後に弱々しくぱちりと放電してから、やがて消えていきました。
その向こうには……校長室、とかかれたプレートに大仰な扉。美術室と校長室が繋がっているのも妙なカンジですけれど、どうやら常識が通用しない空間であるようでして、ツッコむだけ無駄というものです。
「い、いよいよゴールね……!」
緊張した面持ちのクレオの肩を碧南がぽむっと叩き、両開きの扉を修と幽が押すと、扉は軋みながら開いていきます。
「……これは!」
校長室の光景が目に飛び込んできたとたん、4人の顔はぱあっと輝きました。
城ヶ崎 梨々子
は今でこそ『オーッホッホッホ系』(?)の元気なお嬢さまですけれど、その実は身体の弱い、深窓のご令嬢であります。
(正直に言えば、こわいですが……)
気弱で控え目だった頃のように、梨々子の心中は不安でいっぱいです。けれど、
「あら? あっちになにかあるみたいだわ!」
「……ぉぅっ!(なんだろう? いってみよう!)」
リタ・カルネイロ
に
菊地 まな
。これまた元気なお友だちがそばにいたなら、これほど心強いことはありません。勇気100倍です!
「ふふっ。そうですわよね……こんなダンジョン、私たち梨々子探検隊にかかれば、あっという間に攻略して見せますわぁ! オーッホッホッ、むがぐぐぐ」
「……ぅーっ(お、お化けに見つかっちゃうよ、梨々子ちゃん……!)」
そんなわけで不気味ながっこうダンジョンですけれど、3人いっしょなら怖いものはありません。
まぁお化けは怖いので見つけたら隠れますけれど、それでも3人はずんずん先へと進みます。
「あら? トイレにだれかいるみたいだわ!」
リタが唐突にそんなことを言ったもので、梨々子とまなはびくっとちょっぴり跳ねました。
南米のお日さまのように天真爛漫なリタは、なにか面白そうなものを見かけると、後先考えずに飛んでいってしまいます。おかげでまなと梨々子は少々大変です。
「リ、リタさん? 大丈夫ですの? また恐ろしいお化けだったりしたら……」
「だいじょうぶよ! それにわたしたちみたいに、まいごのこどもがいるかもしれないわ! ほうっておけないもの!」
リタはぴゅーっとトイレへ駆けこんでしまいました。実はさっきも同じようなことがありまして、自分の生首でサッカーをする子どもに追いかけられたリしたもので、梨々子とまなは気が気じゃあありません。
それでもって、案の定。
「……ぃっ!?(お、お化けがいっぱいー!?)」
「たくさんきたのだわーーー」
ずどどどどっ!
「あーそびーましょー! なにしてあそぶ? 首しめごっこ?」
「紙をくれー。紙をくれー」
「赤いちゃんちゃんこ 赤いはんてん 赤マント 着せましょかー」
「私の足はどこですか?」
古今東西、トイレにまつわる怪異たちが徒党を組んで、百鬼夜行のごとく追いかけてくるではありませんか!
「ななななななんですのあれはー!?」
「……ぉー!!(に、逃げないと!)」
梨々子の左手をとって、まなは駆けだします。
軽快に走るリタが梨々子の右手をつかみ、
「梨々子ちゃん、はしるのだわ!」
「ちょ、ちょっと待って……きゃああああああ!?」
もともと身体が弱い梨々子です。探検も長時間に及んで、そろそろ体力も尽きかけへろへろになってきた頃合いに全力疾走は、こりゃキツイ!
「わっ、わたっ、わたくし、ちょっ、これむり……!!」
「だいじょうぶよ、梨々子ちゃん! リタたちがひっぱってあげるのだわ!」
あっけらかんとリタが言えば、口数少ないまなもこくりと、力強くうなずいて言いました。
「……ん!(リタちゃんと私で連れていくよ! 助け合ってこその探検隊だもんね!)」
「リ、リタさん、まなさん……!」
自由すぎるリタ。声が小さくて、びみょーに意思疎通がむずかしいまな。
ぶっちゃけ、バイタリティあふれるふたりについていくのは、梨々子にとって大変なことではありました。なにしろ体力が追い付きません。
それでも握ったこの手の、なんと頼もしいこと!
「ありがとう、まなさん。リタさん。私、おふたりと友だちになれて良かっ……って、ちょっ、速すぎますわぁぁぁ!?」
3人の足はフル回転して、どぎゅーん! お化けたちをどうにか振り切ると、やがて開かれた部屋にすぽんと飛び込みました。
部屋の扉の上には、『校長室』、と書かれたプレートが掲げられておりました。
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担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
冒険
SF・ファンタジー
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年10月20日
参加申し込みの期限
2017年10月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年10月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
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