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踏破せよ! 寝子島ダンジョンズ
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【がっこうダンジョン(1)】
「えっと……ここ、学校なのかしら?」
おっかなびっくり。
時高 クレオ
はそろりそろり、廊下を進みます。
どうやらここは、学校……のようです、一応は。通い慣れた寝子島中学校のようでもあり、小学校のようでもあり高校のようでもある、なんとも奇怪な場所ではありましたけれど。
「で、出口はどっちかしら。なんとかして脱出しないと……」
そう。ここは、がっこうダンジョン! 寝子島における小・中・高校の校舎の特徴が入り交じった、懐かしくも不思議なダンジョンなのです。
クレオは不安そうに、きょろきょろとあたりを見回します。
教室はどれも見たことがあるようでいて、まったく知らない構造です。廊下はありえないくらいに長くて、掲示板には高校の部活動の勧誘チラシと、小学校の『あいさつをしよう!』ポスターと、クレオも中学校で見かけた学校新聞がいっしょくたに張り出されています。
試しに階段を登ってみると、1階から2階に登ったはずが、4階に出てしまいました。
「ヘンなところだわ。誰か、頼れる人はいないかしら……ううん、もちろん私ひとりだけでも大丈夫だけれど。だって私は大人ですもの! 全然大丈夫、怖くなんてない……ひゃあっ!?」
ケタケタケタ! 遠くでなにかの笑い声のようなものが聞こえてきて、クレオはびくりと飛び上がりそうになりました。
そういえば先ほどから、あちこち妙な音やら声が聞こえてくるような気もします。
「き、気のせいよ。気のせい! でも、こうやってビクビクしながら歩いてるところ、誰かに見られてないかしら。い、いえ別にね、驚いているわけではないのよ? だって、そんなの全然クールじゃないわ。私は大人の女なんだから、このくらいじゃ驚いたりはしな」
「なにを、ひとり漫才のようなことをしているんだ?」
「ぴゃあっ!?」
後ろから肩をぽむっとされて、今度こそクレオは飛び上がりました。
「だだだだだ誰ーっ!?」
「いや、心配するな。俺は味方だ」
立っていたのは、
八神 修
でした。突拍子もなく放り込まれたこんな状況にも動じず、なんとも頼もしいこのお姿!
見ると彼はメモ帳とエンピツを手に、なにやらかりかりと書き込んでいます。
「今、ダンジョンの構造をマッピングしているところでな。各棟の繋がりは複雑だが、どうやら法則性のようなものはあるらしい。いっしょに来るか?」
「い、行くわ! もちろん! 怖いわけではないけれど……!」
クレオには願ったり叶ったり、というものです。
ふたりは協力して、ダンジョンからの脱出を図ることにしました。
「よし。まずは、ピアノを弾く霊から対処しよう。俺が調べたところ、特定の曲を弾けば霊が鎮まり、東棟の無限階段を止めることができるはずだ」
「く、詳しいのね?」
あまりの頼もしさに思わずほっとしつつクレオが言うと、修は彼女を安心させようとしてか、ちょっぴりの茶目っ気とともに告げました。
「こういうのは、嫌いじゃなくてな」
「ねえ……これ、どうなってるのかしら?」
「いやー、俺に聞かれても困るっす」
理科室の前でたまたま出くわした
羽生 碧南
と
紗雪 幽
は、あっけにとられて立ち尽くしておりました。
なぜなら教室のなかでは、人体模型や骨格標本など、理科室の住人たちが季節外れのハロウィンパーティーを催して、大いに盛り上がっていたからです。
「学校の怪談とか七不思議にしては……ちょっとファンキーすぎるわよね」
「レアな怪異っすね~。写メ、写メっと」
首をひねる碧南の隣で、幽はなんだかこんな現象には慣れているようでして、怖がるというよりは面白がっているようにも見えました。
ただ、その好奇心が仇となったようです。ケータイで写真など撮りますと、パシャリと音が出るわけでして。
「……あっ」
ぎぎぎぎぎ。模型や標本たちがいっせいにこちらを向き、口を揃えて言いました。
「み~た~な~?」
「お。これ逃げたほうが良い系? 襲いかかってくる系?」
「い、いやああああああ!?」
ずどどどどっ! 内臓ぱかっと丸見えな模型もホネホネな骨格標本たちも学校にはつきものとはいえ、そんなのが勢いよく追いかけてくるのはどうにも、心臓に悪いものがありました。
「ちょ、ちょっとー!? 筋肉もないくせに足速すぎない!?」
「おーっ、すげー。あ、トイレの花子さん見っけ」
「余裕!?」
女子トイレからちょこんと顔を出している花子さんをばっちり写メりつつ、ふたりは廊下を猛ダッシュ! けれど模型たちは異様に足が速く、アスリートな碧南の俊足をもってしても引き離せません。
ましてや幽ならすぐに追いつかれて……かと思いきや。
「そういえば。俺んちの実家って寺なんすよ、先輩」
「え!? なに!? 今する話なのそれ!?」
彼はいたって冷静に、ポケットからするりとなにかを取り出して足を止め、振り返りました。
「これ、効くのかな~?」
寺生まれの幽さん、実家のおじいちゃんがこしらえたというお札を、しゅぱっと投擲!
お札は模型やホネホネたちへ向かって飛んでいき……あら不思議!
「あっ、転んだ! き、効いたの?」
「やっぱじいちゃんすげーなぁ。ほんとに効くとはねー」
猛然と追いかけてきた模型たちは、お札がぴたっと張り付いたとたんにすっ転んで、動かなくなりました。寺生まれってスゴイ。
碧南は目を輝かせて、
「す、すごいじゃない! もしかして、それがあれば怖いのに追いかけられなくて済む……」
「今の一枚しか持ってないっす。っと、向こうから来るあれは……おーっ、テケテケだ。写メっとこーっと」
「自由すぎる!?」
下半身のない子どもが両手を使って、てけてけてけてけ! っとけっこうなスピードで追いかけてきたもので、碧南は幽を引っ張り走り出し、再びの追いかけっこが始まりました。
菊地 まな
もまた、奇妙ながっこうダンジョンをさまよっています。
「……ゃ……(もう行っちゃったかな? おばけ……)」
不思議な学校の中を探検気分でとことこ歩いていたところ、そこらじゅうを徘徊しているのは、なにやら奇怪なお化けたち。
あわや見つかりそうになったところで、まなは機転を利かせます。こんにゃく娘とも呼ばれるほどの身体の柔らかさを活かして、ちょっとした隙間にすっぽりと隠れてやり過ごすことにしたのです。
足しかない幽霊がぺたんぺたんと通り過ぎていったところで、まなはほうーっと息を吐きました。
「……ぅぁーっ(やだなぁ、おばけ。ひとりじゃ、こわいなぁ……)」
声は小さくて聞こえづらいですけれど、本当は度胸満点なまな。それでもこんなところにひとりぼっちでは、心細くもなろうというものです。
どこからか軽快な足音が聞こえてきて、まなはびくりとして身を縮めます。足音はふたつ、ぱたぱたぱたぱたとやってきて……ぴたり。まなの隠れている隙間の、ちょうど真正面で止まりました。
「……ぇっ(あ、あっち行ってぇー!)」
お祈りのように手を組んで、かたかたと震えるまな。おっかないお化けがすぐそこにいるとあっては、冷静ではいられません。
けれど、
「あら……? まなさん? こんなところでなにをしてるんですの?」
聞こえてきたのは、思ったよりも優しい声。
「わあ、まなちゃんなのだわー!」
それに、底抜けに元気な声でした。
「……ぁ!(あっ! 梨々子ちゃんだ! リタちゃんもいる!)」
まなを助けてくれたのは、
城ヶ崎 梨々子
と
リタ・カルネイロ
! ふたりもまたダンジョンの中をさまよううちに出会い、合流してここまでやってきたのだそうです。
「……ぁと! ぉう……!(ありがと! 早くここから逃げよう!)」
「ええ、ここからは三人でいきましょう!」
まなを隙間から引っ張り出したところで、不意に梨々子が腰に手を当て、
「ふっふっふっ。これで、メンバーは揃いましたわね!」
なんだかそんなことを言い始めたもので、まなとリタは顔を見合わせます。
「ここからは『梨々子探検隊』として、ダンジョンを攻略するのですわ! オーッホッホッ……むがむが」
高笑いを始めたので、まなが慌てて口をふさぎました。
ともあれ……探検隊! なんて魅力的で、頼もしい響きでしょう。
「たんけんたい? よくわからないけど、たのしそうなのだわ!」
リタがぱあっと明るい笑顔で言うと、緊張して張りつめていたまなも、一気に楽しくなってきてしまいました。
「……ぉぅ!(うん、楽しそうだね! じゃあ三人でいっしょに、いこ!)」
「どんどんいくのだわー!」
「ふっふっふ。このダンジョンに私を招き入れたこと、後悔させてあげますわぁ! オーッホッホッホ……むぐぐむぐ」
なにはともあれ、頼もしくて楽しい仲間たちは張り切って、冒険開始!
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担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
冒険
SF・ファンタジー
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年10月20日
参加申し込みの期限
2017年10月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年10月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
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