this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
ヒットマンズカーニバル
<< もどる
1
2
3
4
5
…
7
つぎへ >>
■罠と罠と罠と罠
万能ゴーグルを装着した
新田 樹
は、自然公園への侵入を開始していた。
どこに敵が潜んでいるとも限らない。暗闇にまぎれてもいいように、ゴーグルを熱源グラフモードに変更して、息を潜める。
暗殺対象の一人にして凄腕の殺し屋、
御剣 刀
が公園のベンチに腰掛けているからだ。
こちらに気づいているのかいないのか、缶コーヒーを片手にぼうっとしている。もしや暗殺される自覚がないのか? そうとすら思ったが、ここでうかつに動けばやられる。
「落ち着いて。深呼吸だよ、樹」
自分に言い聞かせる。敵を愚かだと思う時、自らもまた愚かさに落ちている。慎重に近づき、確実に殺せる距離まできてからサイレンサーつきの拳銃で仕留めるのだ。
ふと、足がなにかにひっかかった。そう思ったときには足首に木の矢が刺さっていた。かえしのついた矢である。
「……!」
引き抜くことは難しい。が、樹は自らの能力で矢をよそへ瞬間移動。素早く応急処置をして、木のかげに隠れた。
刀の様子をうかがう。動きは無い。彼が仕掛けた罠ではないのか?
ゴーグルを外し、放り投げる。原始的なトラップは通常視野のほうが判別できる。樹はかつての訓練を思い出し、トラップの位置を直感で探り始めた。
「ひとつや二つじゃない。あの人斬り……あちこちに罠をしかけてる。まるで自分を餌にしたねずみ取りだ。けど、それだけじゃない」
ある方向をむき、カッと目を見開く樹。
「見えてるものばかりにとらわれすぎてた。これは……一対一の戦いなんかじゃない」
「おっと、僕の気配に気づくとはね。けど……」
スコープから目をはなし、ジュストはにやりと笑った。
「ここまでは距離がありすぎるでしょ」
彼が位置しているのは、公園を見下ろせるホテルビルの一室。狙撃に適したポイントはいくつかあるが、『最適でない』場所を選んでじっと様子をうかがっていたのだ。
狙撃に適した場所は全て刀によるセンサー爆弾がしかけられている。
しかしこの場所をも読んでいたのか、刀は木の陰に隠れて狙撃できない。
「罠にかかった奴を殺しに行くタイミングで撃てればいいけど……さて、どう出る?」
刀はじっと何かを待っていた。
缶コーヒーを手に、ベンチにこしかけて。
公園中に張り巡らせたセンサーが誰かの侵入を検知して、足下のスマートホンにシグナルを出してくる。
赤い点として表示された『誰か』は、刀の死角になる位置で止まっていた。
「俺の仕掛けた罠は、あの辺りには無かったはずだ。誰かの介入を受けたか? だとしたら……ここから動くべきか、留まるべきか」
刀は一瞬だけ考えて、しかしすぐに立ち上がった。『誰か』の方へと歩き始める。刀の柄に手をかける。
息を吸い込み――抜刀。
しゃががぎゃらんと音を立て、回転するライフル弾頭が切断された。
ジュストが放った狙撃を、斬撃によって防御したのだ。
これは誰かのピンチであり、誰かのチャンス。
具体的には角度から狙撃ポイントを割り出されたジュストは即座にライフルを捨ててその場から撤退。樹はここぞとばかりに飛び出し、足のダメージを無視した走りで刀へダッシュ。拳銃を三度発砲。素早いかえしで三発とも切り捨てる刀。しかしそれこそが樹の狙いであった。相手が優秀であれば使える手。優秀だと信じているから使える手口。足下に瞬間移動させた手榴弾を爆発させた。
一般人なら今頃足の一本でも外れている頃だが、刀は即座に反応。飛び退いて爆風をしのいだ。
「そこ――!」
が、飛び退いた先にさらなる爆弾を瞬間移動。
樹は爆発のドサクサに紛れるように別の物陰に飛び込んだ――が、そこには点灯する赤いランプ。激しい爆発に、樹は巻き込まれた。
吹き飛ばされ、転がる樹。
刀はここぞとばかりに急接近し、樹の展開したスタンロッドもろとも彼女を斬りさいた。
ぴぴぴっ、と連なる音。
樹がリュックサックに仕込んでいた無数の手榴弾のピンが瞬間移動で外れた音だ。と同時に、刀の退路を塞ぐように移動。凄まじい爆発がおこり、刀と樹はまとめて地面ごと吹き飛んだ。
「あーあ……一攫千金のチャンス、だったのにな。バイトもサボっちゃったし、店長怒ってるかな」
まるで死ぬ気のない台詞に、刀は苦笑する。
「心配するな。そのバイトは、クビだそうだ」
「どうして知って……あー……」
かっこいいことを言おうとして、しかし何も想い浮かず、樹は苦笑だけして息絶えた。
新田 樹
、
御剣 刀
――リタイア。
さて、視点をジュストへと戻そう。
彼は一目散に階段を駆け下りていた……が、その途中で何者かの気配を察知した。
「早速僕の位置を特定したってわけか。しょーがない、遊んであげるよ!」
腰から抜いた二丁拳銃。を乱射。廊下側へと人影が逃げていく。
ジュストは逃がすまいと転がるように廊下へ飛び出し、左右両方へ乱射。右側で、銃弾をかすめて閉じる扉。
弾を確認しながら歩み寄り、ドアノブを銃撃で破壊。ゆっくりと開く扉を途中から蹴り開いて部屋の中を乱射。テレビもベッドも椅子もなにもかもをめちゃくちゃに破壊した……が、何も無い。
ゆっくりと部屋に入ると、突如ワイヤートラップが発動、死角から打ち込まれた矢がジュストの足に刺さった。
「しまった……!」
倒れないようによろめいた。だが踏ん張りがきかずに転倒する。
どころか全身から力がぬけていた。
矢の一本でこんなダメージが?
否、彼の背後にこっそりと忍び寄っていた、
椎井 莉鳥
がそっと背中に触れていたのだ。
高性能スタングローブと放電能力の合わせ技。まるで眠らせるかのように一瞬で仕事を終える美しさから、眠らせ姫と呼ばれていた。
ジュストをその場に寝かせ、扉をしめる。
「……このトラップ。まだ誰かが狙ってそうね」
何事かと顔を出そうとしたホテル客を扉ごと強引に部屋に蹴り戻し、莉鳥はその場を立ち去った。
――ジュスト、リタイア。
<< もどる
1
2
3
4
5
…
7
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
ヒットマンズカーニバル
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
青空綿飴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年10月12日
参加申し込みの期限
2017年10月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年10月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!