this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
全部食べるまで帰しま∞!
<< もどる
1
2
3
4
5
…
10
つぎへ >>
【第三テーブル】
第一・第二共に座る生徒達がそれぞれの考えの下に覚悟を決めていく中、ここ第三テーブルにも閉じ込められた生徒達の姿があった。
『とじこめられちゃったね……』
スケッチブックを手に、テーブルに座る内の一人である
小山内 海
は、共に学食に二人の内の一人である
御剣 刀
へとちょっとだけ不安そうな表情を向ける。
「あぁ。だが、食べれば出してくれると言っているんだ。なら、問題は無いさ」
当初こそ、刀は理不尽に閉じ込められた事に少し怒りを表へと出していたが、美食クラブからの説明を聞いた事で、既にその怒りは収まっていた。
むしろ、タダでご飯を食べさせてくれる、と言った事の方が刀にとっては重要であったのだ。
「そうよ、海。食事会程度に楽しめばいいのよ」
そしてもう一人、海と刀の二人と共にこの学食へと顔を出していた
ブリジット・アーチャー
が、刀に続く形で海へと声を掛ける。
『うん、そうだね。ブリちゃんも、それにかたなくんだっているし、だいじょうぶだよね」
二人の言葉に、海もようやく笑顔で返答する。
「あら、私達だけじゃないでしょ?」
笑顔を向ける海に対し、ブリジットは三人以外に席に座る二人へと視線を向けていた。
「そうだな、俺達も居る」
ブリジットに促される形で、
八神 修
は海へと返事を返す。
当然、【達】とつけているのだから、そこには修以外の生徒の姿もある。
「もちろんなのだ! 真央ちゃん、今日はお腹一杯になるまで食べるのだ!」
やや刀寄り、というよりもおそらくこのテーブル内で誰よりも一番この食事会を楽しもうとしている
後木 真央
もまた、この言葉を返していた。
「ね? 男子も二人、それに真央だってこうして張り切ってる。大丈夫よ」
カラリと、綺麗と呼べる笑顔を見せながら、ブリジットは海へとそう答える。
「ブリジットちゃんの言う通りなのだ! 海ちゃんが残したい時は真央ちゃんに言えばいいのだ!」
『ありがとう、まおちゃん』
互いに笑顔を見せ合い、女子三人はきっちりと協力体制に入る。
――が、実際の所、海には食べきれないという心配ともう一つの心配も存在している。
「……とはいえ、食べすぎには注意しておくのよ、海」
こっそりと、刀に聞こえないように、ブリジットは海へと耳打ちする。
「――――!」
ビクリと、スケッチブックを持ちながら海がその言葉に反応した事を見ながら、ブリジットはやはり、と言った表情を見せる。
「ふふ、どっちかって言えば海が気にしていたのはこっちでしょ? まぁ、あれだけ豪勢に飾り立てられもすれば、気にならないほうが無理だろうけど」
ソワカが用意している体重計、そちらに視線を向けながら、ブリジットは自分の予想が当たっていた事を確信する。
女子であれば誰だって気にしてしまう、それを。
「んん? なんの話なのだ、ブリジットちゃん?」
「なんでもないわ。あぁ、そういえば、真央は陸上部だったわね。なら、食後の運動に付き合って貰ってもいい?」
「もちろんなのだ! 真央ちゃんと一緒にいっぱい走るのだ!」
今ひとつブリジットと海の話を理解していない真央ではあるが、それでも元気よくブリジットの問いに真央は答えていた。
【食事の開幕】
各テーブル共に、閉じ込められた被害者達(一名を除く)が顔合わせを済ませる。
互いに色々思う所はあれど、それでも全員が美食クラブが仕掛けたこのイベントに対し、覚悟を決めていた。
――そんな中で、厨房から大きな音と共にベルが鳴らされる。
「ふふ……さぁ皆さん、ここからが本番ですよ!」
クスリと笑みを浮かべ、第一テーブルに座るソワカが他のテーブルに座る生徒達へも聞こえるようにベルの説明を行う。
料理が出来上がった順に鳴らされるこのベルの意味を。
「……とうとう、来るってわけね」
先ほどまでソワカに食って掛かっていた圭花ではあるが、今は体重計を一切見ようともせずに、ソワカの説明と合わせるように厨房へと目を向ける。
そこには一つ目のベルの音と共に、まずは料理を行っていた美食クラブのメンバーの内の二名が姿を現していた。
【前菜一品目:猫さんりんご】
トレイを持ちながら、現れた内の一人である
恵御納 夏朝
は、ゆっくりとした足取りで各テーブルへと料理の皿をを置いていく。
「……りんご、か?」
ポツリと、煉はこのりんごを前にしながら言葉を漏らす。
一口サイズに切り分けられ、小皿に置かれた一つの【りんご】。
見た目は何のことは無いタダのりんごであり、違いがあるとすれば、形が【猫型】に切られている、と言った程度である。
「12番(ツヴェルフ)、説明を」
配膳を終え、そのままソワカが料理を説明をするように夏朝へと指示を出す。
「う、うん。えぇっと……これは【猫さんりんご】です」
十数名の前に立つ、という事で少し緊張しながら夏朝はテーブルに置かれた料理の説明を始める。
とは言え、料理というよりも【意匠】という方が正しいこれの説明は、ただ一言で終わるのが当然であった。
『かわいいです。すごいですね』
さらさらとスケッチブックにこの言葉を書き、海は純粋に夏朝を褒めるように見せる。
「あ、ありがとう……食前にりんごを食べると消化にもいいって言いますから、食べてみてください」
インパクトの強すぎた美食クラブのソワカとは違い、夏朝はこちらもこちらで純粋に料理を振舞いたい、という想いからこの料理を出していたのだ。
――だからこそ、全員は疑う事無く、いただきますの唱和の元に猫さんりんごを口にしていた。
「猫さんおいしいのだ! りんご味の猫さんなのだ!」
まずは第三テーブルより、猫の造詣に一際感心していた真央が、そのままひょいと猫さんりんごを食べ終える。
りんごなのだから、好き嫌いさえなければ味自体は問題ない。
何より、材料の一旦としてソワカがわざわざ高い品物を仕入れていたのだから、素材その物はむしろ美味しいといっても過言ではなかった。
「ん~、何が出て来るか心配だったけど、これなら心配なさそうだねー」
第二テーブル側でも、即座に食べ終えた荒太郎がこの言葉を口にする。
「はい。目にも楽しい食事、というのも面白いものです」
五月も五月で、しっかりと小皿に載せられたりんごを食べ終え、感想を口にしていた。
何の変哲も無いりんごではあるが、一手間加えるだけでも十分楽しげになる、その言葉と共に。
――各々が一品目を平らげていく中、第一テーブルではソワカがどこからか用意したフリップに何かを書き込み、両手で立てていた。
「ん~? ソワカちゃん、それって?」
同じテーブルに座る佳奈が、そのフリップを見る。
【4】、と書かれたそれを。
「ツヴェルフの料理の点です。技術は悪くありません、えぇもちろん見た目も重要ですから。但し、それだけですね」
言い切るように、ソワカはこれを口にする。
美食クラブの帝王として、何よりもソワカ自身の【美食家】としての側面を今回はより際立たせる為に、こうした趣向をするつもりであったのだ。
そこには、たとえ美食クラブのメンバーであったとしても、一切の妥協は存在しない。
「うぅ、そっかぁ……」
ちょっとだけしょんぼりしつつ、夏朝はソワカの評価に答える。
「食前であるのはもちろん好評価です。それを加味した点である事を忘れずに」
誰かの上に立つ以上、部下に優しくし率いる事が出来る者は多々居るだろう。
だが、【部下に対して真剣になれる】人材はそうはいない。
そうした人材の一人、たとえ身内であれ一切妥協する事無く評価を下す事が出来る【稀有】な存在がソワカという人間の一つの側面でもあった。
――実際の所、色んな暴走面でそうした側面は思いっきり隠れているが。
「もう一つの料理を期待していますよ。さぁ、次の料理を!」
全テーブルで夏朝の料理が食べ終えたのを確認し、ソワカは夏朝と共に出てきていたもう一人へと声を掛けていく。
<< もどる
1
2
3
4
5
…
10
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
全部食べるまで帰しま∞!
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
御神桜
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
コメディ
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年08月25日
参加申し込みの期限
2013年09月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年09月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!