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全部食べるまで帰しま∞!
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Act_1 学食内【放課後】
放課後という時間も有り、本来であれば学食内は清掃のおばちゃん辺りが少し残っているくらいが日常である。
だが、今日は少しばかり違う。
中から聞こえる多数の生徒の声と合わせ、入り口はしっかりとつっかえ棒等で封鎖されており、外からの侵入も、内部からの脱出すらも不可能となっていたのだ。
そして、この学食封鎖の原因である【寝子島☆美食クラブ 】の面々は、一人テーブルに踏ん反り返って座っている一名を除き、慌しく厨房で動き出していた。
【第一テーブル】
大きく【1】と描かれた紙が貼られた左側の大テーブルでは、今回の主犯である
岩国 ソワカ
がさも楽しげにこの状況を見ていた。
「あぁ……やはりいい……! これこそが支配……!」
第一テーブルと同様、中央と右側の大テーブルにはそれぞれ【2】と【3】の紙が貼られている。
そこには、このテーブルと同様に、事前に集められた被害者達が座っているのだ。
それこれも全てはソワカが仕掛けた代物。【食】による生徒達の懐柔を旨としたビックリドッキリなイベントなのだ。
「色々ツッコみたいんだけど、とりあえず何で岩国さんがテーブルに?」
一人悦に浸るソワカに、同じテーブルに座る
桃川 圭花
が声を掛ける。
ソワカ自身が行った初めの説明では、確か美食クラブの面子は料理を作るはずだと、圭花は聞いていた。
ならば、この質問は確かに疑問に値する代物だったのだ。
「キャハハハ! 何をおっしゃられるのですか、桃川さぁん! 私が食べずに誰がちゃんとした審判を下せるとでもお思いでぇ?」
しかし、その質問にソワカはさも当然とばかりにこの言葉を返す。
作るより食べる。食事に何よりもこだわるソワカにとっては、自分の部下達であるクラブ員の食事を食べてこその帝王だと、胸を張って圭花に答えていたのだ。
「いや、それ私達の仕事じゃ……」
ならなんの為に私達を集めたのか、圭花にとってもツッコミたくなるのも当然である。
「あぁ、それと桃川さん。女の子にとっては当然食べすぎは気になりますよねぇ? えぇえぇ、分かっていますとも!」
が、そんな圭花の言葉はソワカの耳に届く事無く、椅子から立ち上がる形でソワカは学食の一角を指差す。
「なっ……!?」
圭花にとっては、今日は食べ過ぎる事による弊害を一切無視する気持ちでこの場に臨んでいた。
――実際の所は、嵌められる形で閉じ込められているだけなのだが、そうでも思わないと踏ん切りらしい踏ん切りはつけられないのだ。
だというのに、そうした覚悟を決めた圭花にとって、ソワカが指差した一角には驚くべき代物が設置されていた。
「キャハハハ! 200kgまで測定可能ですから、安心して乗っていいのよ~?」
ニヤニヤと、これまた意地の悪い笑みを浮かべながらソワカは圭花へと視線を向ける。
――おそらく、今一番圭花が見たくない代物。派手にデコレーションを施され、ついでに【気になる人はこちらに】の看板まで設置された【体重計】へと。
「……い、いいじゃない。但し、岩国さんにも乗ってもらうわよ。もちろん食べ終わった後で!」
「えぇえぇ、いいですとも! なんでしたら、先に乗ってあげてもよろしくてよ~」
完全におちょくる態度を取りつつ、ソワカは圭花に対してほとんど挑発に近い言葉を返していく。
こうして、なんとも妙な火花を散らせながら、二人はそのまま会話を続けていた。
第一テーブルに座る生徒は、他にもまだ存在する。
その中で一人、先ほどまで扉を叩く形で必死に脱出を図ろうとしていた
北原 みゆき
は、結局諦める形でこのテーブルへと着いていた。
「お、美味しい物が食べられるからって聞いたのに……」
みゆきにとっての美食クラブのイメージは、星が丘にあるような綺麗なレストランでゆったりと食事を楽しむ、そうした集まりであるといった物であった。
だからこそ、
茨姓 歩
から誘いを受けた際にも疑う事無く皆で、楽しく食事出来る場だと信じ込んでいたのだ。
だというのに、学食に来てみれば閉じ込められた上に食べるまで帰してくれない、と言った旨をソワカより伝えられたのだから、みゆきが取り乱したとしてもしょうがない部分は多々あった。
「まぁまぁ、諦めなってみゆきちゃん。何かあれば、あたしも手伝うからさ~」
そんなみゆきと対照的に、同じクラスであり、友人である
伊藤 佳奈
はみゆきを励ますように声を掛ける。
「うぅ……ごめんね、佳奈ちゃん」
「いいっていいって! それに、あたしもお腹空いてたしね~。丁度いいって言えば、丁度いいんだよ」
カラカラと、佳奈はこの状況を精一杯楽しむようにみゆきへと笑い返す。
一人でも自分を助けてくれる人が居る。そんな状況はみゆきにとっても頼もしくあり、そしてそんな佳奈の性格をうらやましくも思っていた。
「さぁ、バッチコイ! あたしは何でも食べてやるからねー!」
そんなわけで、佳奈は佳奈なりに、そしてみゆきもまた覚悟を決めるように出される料理への心構えをしていた。
女子四名に加え、第一テーブルにはもちろん男子も座っている。
先ほどからぴょこぴょことアホ毛を動かしながら、その内の一人である
千鳥 雅人
は、学食内を見ていた。
「ん~、なんか色々混ざっていい匂いなのかどうか、わっかんないねぇ……」
くんくんと鼻を鳴らしながらも、アホ毛は【?】の形を作りながら、雅人の心情を表すように形を変える。
学食に閉じ込められた際には確かに驚きはしたが、結果としてタダで食事が出来る事に変わりは無く、雅人の気分が高まるのは当然といえた。
だからこそ、このアホ毛は多種多様に【形】を変えていたのだ。
「…………」
そんなアホ毛を、
神木 煉
は閉ざしていない右の瞳で自然と追いかけていた。
当然と言えば当然だが、【髪が不自然に動いている】のだ。興味の対象となってもしょうがない部分は多々ある。
「はぇ? えぇっと……確か煉君でよかったよね? どうかした?」
ぴょこんとアホ毛が【?】のマークを作りつつ、雅人は追いかけられた視線を感じ、煉へと向き直る。
「……いや」
どうかしたも何も、疑問を持って当然だろうという部分をすっ飛ばし、雅人は本気で不思議そうに煉を見ていたのだ。
本人にそれを問うべきか、元々口数の少ない上に無愛想と来ている煉にとっては、口にしていいのかどうか、少しだけ考えてしまう。
――が、そんな煉の考えをほぼ無視する形で、雅人は何かをひらめいたように煉へとこの言葉を口にする。
「あぁ、そっか! 煉君も料理楽しみなんだよねー。うんうん、僕も僕も!」
ぱっと、それこそが答えだとばかりに。
「……あぁ、そうだな。千鳥」
答えは完全に明後日の方向に行ってはいたが、煉はそんな雅人の答えをあえて肯定で返す。
実際の所、雅人の答えはあながち間違ってはいない。
煉もまた、出された料理に期待はそれほどしていないが、しっかりと食べきるつもりで居るのだから。
「よーし、それじゃ頑張って食べようね。でも……美味しいのが出てきてくれると嬉しいなぁ」
一つだけ頷く形で、煉は雅人の言葉に返すように頷いていた。
【第二テーブル】
中央に位置する第二テーブルには、こちらもこちらで生徒が集められており、席には五人ほどが座っていた。
「やったー! タダでご飯だー!」
五人の中で、やたらテンションの高い
雨崎 荒太郎
が、調理場から漏れ出る料理の匂いと共にそんな声を上げる。
「そうですね。食事は大好きです」
荒太郎とはややテンションは異なるが、同じ席に座る
薄野 五月
もまた、同じようにこの言葉を口にする。
学食内に閉じ込められたとは言え、この二人にとってはそれほど気に病む事ではない。
正直、食べられるのなら何でも食べる。そうした想いの方が強いのだ。
「だよねだよねー。薄野さん話分かるー」
「えぇ、当然です。食事とは人生において大部分を占める要素、嫌いははずがありません」
そこに一切の迷いは無い。
実問題、妙な物が出される可能性は捨てきれないが、この両者、そんなモノに屈するつもりは無いのだ。
「いやはや、元気ねぇ……」
そんな二人の様子を眺めるように、
八重崎 五郎八
は一つだけため息をつく。
「うぅ、ごめんね、五郎八さん……」
「澄佳さんが気にする事じゃないよ。というより、流石にコレは予想なんて出来ないだろうしね」
ちょっとだけへこみながら、五郎八の隣に座る
澪乃 澄佳
は謝罪を口にする。
同じ二年であり普通科でもあるこの二人がここに居る理由は、澄佳が学食で何か食べられるというイベントを聞きつけた際に、五郎八を誘った事が起因している。
が、いざ来てみれば学食は閉鎖され、あまつさえ全て食べなければ出さないと豪語されたのだ。
そんなモノを事前に予期できるほうが無理であった。
「それにほら、食べてくれるのもいそうだしね」
反対側の席に座り、盛り上がる荒太郎と五月を指差しながら、五郎八は澄佳へと口にする。
元より食の細い五郎八にとっては、おそらく全てを口にし食べきる、という事は不可能だと自分で判断していたのだ。
ならば、知り合いで有り悪食である荒太郎に精一杯頑張ってもらおうという算段は既に立てていた。
「ううん、大丈夫! 私も頑張るから!」
その算段とは裏腹に、澄佳は張り切るように両手を握りながら、五郎八に自分の決意を語る。
誘ってしまった自分のせいもあるのだから、その責任は取りたい。そんな想いを胸に。
但し、視線を一切ソワカが用意した体重計には向けないのは当然の事である。
「余り無理はしすぎないように、ね」
張り切る澄佳に、五郎八もまた軽い笑顔を返しながら答える。
――そうして四者共々に様々な思惑を浮かべる中、それらを尻目に、一人どこか気だるそうに席に着いている者も居た。
「……はぁ」
一つため息をつきながら、
篠崎 響也
は自分がここに来てしまった事を今更ながら後悔してしまっている。
普段はほとんど食事に関して気にもしないせいか、響也の食生活は大分偏ったものとなっていた。
だからこそと、歩が話していた事を聞きつけ、たまにはまともな物でも食べようとここに顔を出したのだが響也にとっての運の尽きであった。
「ったく、かったりぃ……」
盛り上がる四人とは少しだけ一線を画し、表情こそ気だるそうにはしているが、響也は響也なりに諦めと学食からの脱出の為に既に料理を食べる決意自体はしている。
だが、だからと言ってどのような料理を出されるかも分からない状況の中では、一抹の不安は拭いされず、結果としてこの言葉とため息が漏れるのはしょうがない部分はあった。
「ほらほら、篠崎君も頑張ろー!」
但し、そんな響也にも、しっかりと荒太郎は声を掛ける。
同じテーブル、同じ一年、コレだけの条件が揃っているのなら、協力して当然なのだといわんばかりに。
「分かってる。まったく、元気だなお前は」
見た目こそ不良っぽいが、それと反して響也の性格は誰かを遠ざけると言ったものではない。
その為に、荒太郎と、そして同じく響也を見ていた五月にも見えるように頷き、協力を受けていた。
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
コメディ
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年08月25日
参加申し込みの期限
2013年09月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年09月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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