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<終章>いぬねこの国
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「ワワっ?」
「何……どわっ!」
青々と、どこまでも晴れた広い空。
トワ・E・ライトフェロゥ
と
夜海霧 楓
の二人は、中空から前触れ一つ感じることなく、草原萌えるその世界へと叩き込まれた。
「痛いデス! ……ん?」
トワが反射的に、自分の振り上げた腕を見た。
その形は見慣れないどころか人のものではなく、質感はくるんと巻かれた毛足によって、何だかとてもしっとりしている。
「重てえ。トワ、ど……あ?」
どけと言い掛けた楓の言葉が止まる。
楓の視界に、トワの声で喋るヨークシャテリアがいる。
しかも二本足で立っている。
「これは……また、トワ来たデスか!? 『いぬの国』!
……ん~、でもだとしたらー、さっきのはー」
ここに落ちる直前にトワが見た、あの光景は。
「そうだな。とりあえず──」
「おお、カエデもいぬナノデス!? Black Dog!
眼鏡は持ち込みデス?」
「──状況を説明しろや。
その様子なら、この現象も初めてじゃねえんだろ?」
「うああ、こめかみグリグリは待つデス! やめるデス!」
トワは、己に伸びてきた楓の魔手が止まったのを確認し、自分の記憶も一緒に辿るように話し始めた。
──外から人が来ると、二本足の『いぬ』と『ねこ』になるこの世界には、それぞれの国がありトップがいること。
トワが行ったことがあるのは『犬のしょうぐん』によるいぬの祭りであるが、当地のいぬ達の話によれは『ねこの王さま』によるねこの祭りもあること。
しかし、同じ世界でありながら殆どの国民は互いの顔も姿も見たことがなく、会えるなら素敵だと切望していること。
トワが見たいぬの祭りで、それらの接点を持とうとしてきた『いぬとねこの中立共存を目指す会』がそのトップに掛け合い、無碍に断られていたこと──
「……で、それからさっきの映像は何だ?」
楓は、己が無為だと判断をした長話を聞くことはない。トワは、楓の反応にクリクリとした目を輝かせながら話を続けた。
「ん~、予測デスケドー」
先程までに見えたものは、二人も良く知っている
星幽塔
がこの世界にぶつかった隙に、中立共存を目指す会がついにクーデターを起こしたのではないか。
遠くに見えた、戦争と思われる光景は『いぬ』と『ねこ』のトップから見た過去の姿ではないのか──
「──と、思うマス」
トワは先程見えた光景に対する予測を、いぬの国での記憶を交えて、そう締め括った。
「なるほどな。そういうことか」
「だとしたら、放っておけないデ──!」
「初めに言っておくが」
そこで、ぴしゃりと。楓はトワの言葉に戸を立てた。
「これは、俺に関わってくることじゃないんで。
俺自身は別に共存でも絶縁でも、好きにすればいいと思ってる」
「──!」
楓の言葉に、トワの瞳が大きく見開かれた。
「見捨てる言うマスか!?」
しかし、そう口にしたトワにも分かっている。
楓には楓なりの、己に打ち立てた行動基準がある。それにそぐわなければ楓が動くことはない。
「その王さまもしょうぐんも。各々『何の為に、何をするか』が明確なら、好きにすればいいだろう。
……トワ。お前は特に『何の為に』行動するかは、はっきり決めとけ。
間違っても暴走すんな」
トワの話を交え。
ここに来るまでが見聞きした通りであるならば。
自分が助けると思った行為は、
相手にとって迷惑でしかないかもしれない。
他者に介入するという事は、
同時に、相応の責任を持つ。
──この事柄に、失敗した時の免罪符は無い。
あるとすれば、その時己だけを助けるであろう、自分に決めた覚悟だけ。
「その上で止めたいなら好きにしろ。
俺は相応の報酬が貰えそうにないんで別行動だ」
そう言い残すと、楓は一度辺りを大きく見渡した。
傍の空間に、いぬねこが通れそうなほどの、ガラス割れのように開いていた空間がある。
楓はそこに千切った葉を差し込んでみる等で、向こう側が安全であることを確認すると、トワを残してさっさとその中に姿を消してしまった。
「ヌヌヌ……!
カエデがヒキョーリョク的デス。
ここはトワがガンバリングしなければー」
こうして、置いて行かれたトワは、一人もとい一匹。両手に抱えた小さな頭を、必死になって巡らせた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
冬眠
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
神話・伝説
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年10月21日
参加申し込みの期限
2017年10月28日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年10月28日 11時00分
参加キャラクター一覧
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