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【身体測定】ドキドキ♂♀反転戦線、再び!
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黒髪をポニーテールに結い上げた
初瀬川 理緒
は、女子高生グラドルである。
流行やファッションには熱心だが、学校の勉強は大嫌いで、正直、3年にまで進級できたのが奇跡なほど成績は超低空飛行だ。勉強するのはテスト前だけ。それも、所属事務所から「留年したり退学したら、その時点で即契約解除」と言い渡されているので仕方なしにだ。
だから、理緒にとって今日は、身体測定にかこつけて授業がないラッキーな日だった。
しかも理緒は自分の体に自信がある。
グラドルという職業はただ可愛いだけで生き残っていけるほど甘くはない。ウエストに肉がついてしまったら水着の仕事はすぐ若い子に取って代わられるし、ニキビなんてもってのほか。
理緒は学校の勉強はからっきしだったが、ナイスバディ維持のためには、勉強やら運動やらサプリやら美顔器やら、時間とお金をかけて凄まじい努力をしているのだ。
そんな理緒のバディが、輝いていないわけがないのである。
身長168cm、体重52cm、胸囲90cmの肉体は、数字以上に素晴らしく整っていて、女子のあこがれの的だった。
「聴力も悪くなかったし、視力は両目とも1.5。問題なし!」
ところで、理緒には、同じ寝子高芸術科3年生の女性の恋人がいる。
身体測定後、教室に戻る途中にばったり会い、
「日頃の努力の成果を披露しちゃった」
なんて冗談交じりに報告すると、恋人は、卒業したらどうするの? と聞いてきた。
実はこのことは、3年生になってから時折二人の間に持ち上がっている問題だった。
理緒としては、
「『女子高生グラドル』の肩書もあと1年で卒業だしどうしようかな。これ以上勉強する気はないし、受験にはトラウマ級の思い出しかないから、あたしはこれ以上学校に行く気しないんだけど……」
と答えてきたのだが、彼女の方は大学に進学するつもりなのだという。
――理緒ちゃんも私と一緒に大学行こうよ。
これは理緒にとって悩ましい申し出だった。
理緒は医学部教授の父と弁護士の母の意向で、小学生6年生までいわゆる「勉強ジャンキー」だった。だが名門女子中学受験に失敗したのを機に、勉強をするのがばかばかしくなり、ファッションや美容に情熱を傾けるようになったのである。
「大学かぁ……今から受験勉強するの……?」
そう考えるとうんざりした気持ちしか湧いてこない。
だが、恋人から「いっしょにいたい」と涙目で迫られると、やっぱり弱い。
「ううん……」
勉強は嫌いだが、恋人と離れるのも嫌だ。
心が揺れる。
受験をするなら、もう心を決めないといけない時期だが……理緒はまだ、将来を迷っている途中であった。
◇
深い碧の瞳と、胸下あたりまで届く緩くウェーヴのかかった黒髪がミステリアスな
三宅 葉月
は、みんなと同じ寝子高の制服を着ていてさえ、森の精霊かエルフ族のような雰囲気を纏っていた。
身体測定の結果は、去年とほぼ同じ。
身長167cm、体重47kg、胸囲83cm。聴力も正常。
強いて変化したところと言えば、去年は両目とも1.2だった視力が、右だけ1.0に下がったくらいだろうか。
身長は女子としては割と高い方だ。おそらくこれ以上伸びることはないだろう。
スレンダーですらりとした均整の取れた身体付きも維持できている。
「三宅さん、結果どうだったー」
去年も同じクラスだった女の子が、気さくに声を掛けてきた。
雰囲気が独特なのであまり話さないように思われがちだが、自分からは積極的に声を掛けたりしないだけで、会話自体を疎んじているわけではない。声を掛けてきた子は、去年1年の付き合いの中でそのことに気づき、特別扱いせずに葉月に話しかけて来る。
葉月はそれに淡々とした調子で「去年と同じよ」と答えた。
「いいなぁ、あたし、3キロも太っちゃって。三宅さんって何か運動してるの?」
「いいえ。あまり身体を動かすのは得意じゃないわ」
「そうだよねー。そう見える。でも、それならどうやって体型を維持してるの?」
自分では意識して維持しているつもりはない。ただ……。
「スケッチのために島の内外を歩き回っているから、それが適度な運動になっているのかもね」
「それだけ?」
「他に思いつかないわ」
「羨ましいっ」
「そう?」
自分では普通のことを普通にしているだけのつもりだけれど、とあくまでも葉月は淡々としていた。
ミステリアスな雰囲気のお陰だろうか。淡々としていても、散策だけで太らないと言っても、三宅さんなら……、とあまり敵を作らないのが葉月らしいところである。
「あたしなんか部活で走り込みして食事も気を付けてるのになぁ」
「間食をしている、ということはない?」
「あ、バレた? だーって部活のあと、お腹すくんだもん!」
「おかしを控えれば痩せるでしょうけど……言うは易し、行うは難し、かしら」
「そう! そうなの!」
わいわい、測定後のお喋りは弾む。
葉月はクラスメイトの女子たちと並び歩きながら、それなりに馴染んだ様子で教室へと戻って行った。
◇
(……悪い夢なら覚めてくれ)
保健室を出た途端、
黒兎 都
は測定結果の用紙を手に打ち震えた。
(いや、体重減ったのは嬉しいけどね? 何で胸囲まで減るかな?)
体重は去年より5キロ減の40kg。胸囲は去年より4センチ減の71㎝で、AよりのBカップが、BよりのAカップへとサイズダウンしてしまったのである。
ただでさえ控え目だったのに、さらに減るとは。
「うぐぅ、何かもうこうなると、ちょっとでも成長した奴が妬ましく思えてくるのー……」
「わかるよッ!」
都のひとりごとに、激しく同意してきたのは
鬼河内 萌
であった。
「鷲尾先生にどうすれば胸が大きくなるのか訊いたら、『今のままで充分素敵よ』っていわれたんだけど……
――嘘だッ!!!!
見て、あの男子を!」
萌が指さしたのは楓子である。
楓子は相も変わらずふらふらーとしながら、真白にむにっ! 冬華にぼいんっ! 紫苑にばいんっ! とぶつかりながら歩いている。ところが、都や萌などちっぱいの子にはかすりもしない。
「あの人だってオッパイが大きい人にしかぶつからないんだよ! 格差社会!!」
「ぬう……たしかに。たゆん勢め、さらに成長しおって。どうしてくれよう」
都の纏う気配が、黒々としてきた。
「とりあえず適当にペチっとくか」
都はおもむろに真白と冬華と紫苑に近づくと、それぞれのたゆんなおっぱいをペチペチした。
「きゃ」
「な、なんですか?」
「八つ当たりはやめてください」
「八つ当たり? んなことわかってるし、でも気持ちが収まらんのよっ!」
都は恨みと妬みと絶望を込めて、ペチペチペチペチペチペチペチペチペチ……。
痛くはないが、困ってしまう。
「そこまで」
廊下にあらわれた不審者を莉鳥が止めた。
「納得できない! 揉めばいいのか!」
「乳が小さくても市民権はあるわ」
ちっぱいな莉鳥に諭され、都はぐう、と黙り込んだ。だがそれで気が済んだわけではない。
「あぁ、そういやさっき性転換ろっこんがどうとか聞いたキガスル。……成長したって言うたゆん勢を事故に見せかけて性転換ろっこんの被害者にしてくれようかの……」
ブラック都はふらふらと歩きはじめる。
「ボクもいくよ!」と萌もサムズアップした。
◇
さて。楓子はと言えば。
「む……今日は色んな人にぶつかる……」
まだ男子になったことに気づいていなかった。
「身体測定も終わったし……イベント走らなきゃ……」
スマホスマホと、愛機を取り出す。
「……なんか手がでかくて音ゲがやりにくい……。まぁ……成長期だからな……」
ふわぁぁ……と大欠伸。
「あっコンボ切れた……」
その瞬間、どーんと派手に床に倒れる。
「わ……!? だ、大丈夫……!?」
遠野 まほろ
が驚いて駆け寄ると、楓子はすやすやと寝息を立てていた。
どうやら眠気の限界が来たらしい。
「ど、どうしよう……」
床に転がしておくわけにもいかないと思ったが、まほろひとりで運べる体格じゃない。
運悪くあたりには誰もいなかったので、仕方なくまほろは楓子の頭を自らの膝に引き上げ、いわゆる膝枕をして介抱した。
しばらくまほろの膝枕で快適な睡眠を味わった楓子は、通りすがりの男子に運ばれ、自分の席に座らされた。
その間も気持ちよさそうにすやすや眠って、起きることはなかったという。
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担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
学校生活
コメディ
お色気
定員
1000人
参加キャラクター数
81人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年09月23日
参加申し込みの期限
2017年09月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年09月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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