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【身体測定】ドキドキ♂♀反転戦線、再び!
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保健室へと続く測定待ちの列が男子から女子へと変わっていた。
「次、
青山 絢
さん。体重測定に進んでください」
待機している人たちを誘導する係の保健委員、
椎井 莉鳥
に促され、絢はしぶしぶと体重計に乗った。
(身体測定で何が嫌かというとやはり体重計に乗るのが……ね)
足裏の形が描かれた板につま先を乗せる瞬間、女子のほとんどが、絢と同じような感想を抱くだろう。
(別に太りやすい体質というわけでもないけれど、なんとなく恥ずかしいわよね)
去年は1kg体重が増えていて、ささやかにショックを受けた記憶がある。
ドキドキしながら数値を見ると、なんと去年より1.2kgも減っていた。
続いて計った身長は変わらずだったので、こちらもホッとする。
ちなみに胸囲は82cm。聴力は異常なし。視力は両目とも裸眼で1.0であったからまずまずだろう。
「お疲れ様でした。これで終了ですので、静かに教室に戻ってください」
莉鳥は淡々と保健室の外へ絢を誘導し、ついでにチラチラ、と廊下や窓側に目配りする。女子の測定を覗こうとする不逞の輩がいないか、それとなく確認しているのだ。身体測定が滞りなく終了するよう、不審者などに注意するのも保健委員の大事な仕事であった。
(いまのところ不審者はいないわね)
なんとなく校内が騒がしい気もするが、それはまだ遠いどこかの出来事だ。
保健室に直接の被害が及ばないうちは、保健委員としての仕事を優先するだけである。
(あとで焦らないように、今のうちに自分も測ってしまおう)
委員長の
添木 牡丹
に「委員さんも合間を見て自分の測定をしてくださいね」と言われていたので、莉鳥は
浮舟 久雨
に役割を代わって貰って、測定の列に交じった。
身長170cm、体重50kg(1kg減!)、聴力異常なし、視力左右とも1.2。
「最後は胸囲ですよ……さあ、服を脱いでください」
メジャーを持った牡丹がニコニコしている。
「下着になれば、いいのよね?」
莉鳥は1ミリも表情を動かさず、躊躇なく運動着のシャツを脱ぐ。
「椎井さんクールすぎですぅ。もうちょっと反応あるほうが楽しいですけど……まあいいです。私に背中を向けて立ってください。私の『おっぱい密着型測定術』で……」
「遊ばないでください委員長。普通にお願いします」
「あうぅ……密着の方が計りやすいんですけど。仕方ありません。メジャーを胸の一番高いところに当てて押さえてください」
普通に測定した結果。
72cm。ちっぱいであった。
◇
「次、まほろの番……じゃなくて、
遠野 まほろ
さん」
知り合いの久雨に促され、
遠野 まほろ
はそぉっと身長計に背中を押し当てた。
身長の前に測った体重は、そんなに変わっていなかった。身長も150cm。ほぼ変わらない。
(もうちょっと伸びてもいいかなって思うんだけど……)
成長期、終わっちゃったのかなぁとちょっと残念に思う。
(背の高い人とお話する時ちょっと首が痛いんだよね……)
とくに、背の高い従兄のお兄ちゃんと話をするときは、ずっと見上げている感じになって、首の後ろや肩が疲れてくる。以前はあまりそんなことは思わなかったのだが……。
(たぶんちゃんと目を見て話してないことが多かったからかな)
まほろはひとり、苦笑した。
背が低くて苦労することはまだある。
高いところのものに手が届かなかったりすることだ。
踏み台があればいいけれど、つま先立ちしても指先一つ分届かないようなときはもどかしい。
(久雨ちゃんは背が高くていいな……)
青い髪のくじら好きな同級生は、身長171cmと、女子にしては長身だ。
スラリとしていて格好いいし、高いところのものを余裕で取っているのを見ると、素直に羨ましい。
(……うん、やっぱり身長はもうちょっと欲しいかな)
改めて思ったそのとき、
「どうしたまほろ?」
視線を感じて久雨が振り返った。
「身長……どうやったら伸びるかなぁって思って。久雨ちゃんはどうやって大きくなったの?」
「むぅ、難しい質問だな」
どうやって大きくなったのかなんて覚えていない。気が付けば今の自分になっていたのだから。
「やっぱり牛乳?」
「カルシウムは大事だろうな。だからと言って牛乳をガバ飲みする必要はないだろうが。まほろはまほろのままで可愛いと私は思う」
「ありがとう、久雨ちゃん」
大きくはなりたいけれど、今のままでいいと言ってくれる人もいると分かって、ちょっと嬉しい。ただ、あと何センチかでも伸びたらもっと嬉しいから、牛乳も適量で飲んでみようかな、と思うまほろであった。
◇
朝鳥 さゆる
は、あまり学校に登校しない生徒だ。成績は上位なので進級はしたものの、四月から心機一転ということもなく、休みがちな日々を過ごしている。
「……今日は身体測定、か……」
たまに気が向いたときだけ登校するさゆるは、学校行事の予定などほどんど把握していない。
面倒な日に来てしまった。
単純にそう思った。
女生徒の列に並ぶさゆるは、気怠く擦れた気配と大人びた容姿のせいで、学校指定の体操着が、まるで似合わない。例えが悪いかもしれないが、色香立つAV女優のコスプレめいていて、周囲から完全に浮いていた。
モデルのような高身長に均整の取れたしなやかな身体付きのさゆるは、硬質な美貌と相俟って、どうしても年齢より6、7歳は上に見える。私服なら完全に社会人にしか見えないのは自分でもわかっているし、そのことを意図的に利用してもいる。
(誰も話しかけて来ないわ……病気などで留年や休学を繰り返した上級生だと思われているのでしょうね)
「
朝鳥 さゆる
さん、次、胸囲です」
名を呼ばれ、牡丹の前に進み出たさゆるは、両手をクロスして運動着の裾を掴むと、男とベッドに入る時にそうするように、一気に脱ぎ捨てた。
「あらぁ」
牡丹は嬉々と微笑み、並んでいた
酒浸 朱蘭
はじめ女子たちも羨望と驚きのため息をつく。
「おお~すごい下着なんだぜ!」
さゆるの胸を包んでいたのは、黒百合模様のレースがあしらわれたエレガントかつセクシーなブラだった。肩ひもは細く、背中側でクロスしている。胸のカップは上半分が透けていて、形の良い胸がほどよく持ち上げられ、強調されていた。
保健室にいた女子たちはガン見したり、恥ずかしくなって赤面したり。反応はさまざまだったが、さゆるはそんな反応を完全に無視した。
「……はやく計ってくれる?」
「はい。では失礼しますねぇ」
牡丹はメジャーを巻くために無遠慮にさゆるの胸に触れたが、さゆるはそれも気にしなかった。
「84cmですぅ。去年より1cm増えてますね」
「……そう」
その後も、身長、体重、聴力、視力と、保健委員に促されるまま測定を進める。
175cm、52kg。聴力は正常。視力は右1.2、左1.0。
保健委員は去年との違いを教えてくれるのだが、さゆるは去年のことを思い出せなかった。
時間的感覚が歪んでいる。
これもまた、
過去に受けた心身の傷の後遺症
であろうか。
体重やら身長やら胸のふくらみ方やらに一喜一憂する女生徒たちの声が、徐々に遠くなってゆく。
身体測定を受けていながら、さゆるの心はいつしか過去へ跳び、記憶の暗渠を覗きこんでいた。
◇
「次はあたしの番なんだぜー」
さゆるの次に並んでいた朱蘭は、張り切って牡丹の前に立つ。
「まぁあたしはそんなに変わってないんだけどなー。成長期なのにおかしいぜー」
先に測った身長はさほど変わっていなかった。成長期は人それぞれだし、たいてい女子は男子より早いので、中学校のうちにある程度伸びきってしまう人もいる。朱蘭はそのタイプなのかもしれない。
「はい~計りますよ~」
牡丹は朱蘭の背中にFカップの胸を押し当てた。これが『おっぱい密着型測定術』である。去年の身体測定時に発見した技で、背中に胸を押し当てると、牡丹自身の乳房の厚みで手元が固定され、胸囲が計測しやすいというミラクルが起きるのだ! 去年は男子相手に大活躍だったこの技を、今年は女子相手に使っているのである。
「うお~なんか変な気分になってくるんだぜー」
背中にあたるやわらかい感触に、朱蘭は頬を赤らめる。
測定結果を聞けば、胸囲は地味に成長していた。
「そういえばそんなに動いてないのに体重も太ったりとかそんなにないな……」
貰った測定用紙を見て、朱蘭は頭の上に「!」とビックリマークを灯らせる。
「まさかこれもろっこん水の成果なのでは?」
ろっこん水とは、朱蘭がろっこんを掛けた水のことで、アルコール分は0なのに、気分的に酔っぱらうことができるという夢の飲み物だ。だがたぶん、体重を維持する効果とかはない。
「……気のせいか」
そんな朱蘭に、フラフラ……とぶつかってきた人がいた。
「おっと失敬……」
眠たそうな目をして、髪の内側を水色に染めた、――背の高い男子である。
男子はそのままふらふら……と保健室に入っていってしまった。
「おーい、いま女子の時間だぜー?」
男子――
千歳飴 楓子
が保健室に入ると、女子たちはいっせいにざわっとした。
莉鳥が追い出そうとするのを、状況を察した
御巫 時子
がやんわり制し、手早く測定をしてしまう。
「む……身長測定か……185センチ……?」
色々な人にぶつかっているうちに、知らず愛李子にもぶつかってしまったのだ。
だが、なにかおかしい、とか、男子になっている、という状況把握は、ねむねむの楓子にはできなかった。
「……成長期だな……。ふわぁ……ねむ……」
こうして楓子は自分の体の変化に気づかないまま、身体測定を終えたのだった。
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3人まで
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学校生活
コメディ
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1000人
参加キャラクター数
81人
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シナリオガイド公開日
2017年09月23日
参加申し込みの期限
2017年09月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年09月30日 11時00分
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