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【身体測定】ドキドキ♂♀反転戦線、再び!
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校内のあちこちで騒ぎが起こり始めている。
3年生になった
澪乃 澄佳
は、持ち前ののんびりさで、
「今年も、賑やかだねえ……またあれかしら?」
なんて言いながら歩いていた。すると。
「あ……澄佳センパイ」
ひとりの女の子が、恥じらう様子で、こちらを見ている。セミロングの灰色の髪は両側の上のほうだけ耳の上で結んだ、いわゆるツーサイドアップ。スタイルがよく、檸檬色の瞳は勝気そう。
「ふへ、あたしを知ってるの?」
「え、あ……それはもちろん……いや、ええっと」
女の子は照れた様子でしどろもどろになる。
「可愛いねぇ」
「可愛くないっすから! って、あー声も高い……センパイは無事みたいでよかったっす」
向こうはよく知った風に話してくるのに、こちらは誰だかわからない。
(でも『センパイ』って呼ばれ方、なんか覚えがあるねぇ)
それに……仄かに檸檬の香り。
もう一度よく考えてみよう。銀の髪に金の目。この組み合わせは、よく知っているはずではなかったか。
「……え、じゃああなた、れも……ふへうっ!?」
強い衝撃があった。
前のほうに吹っ飛ぶ澄佳。後ろから愛李子に撥ねられて、駆け寄った女の子に支えられる。
「気をつけろよ!」
喚く姿は……間違いない。女の子だけれど、
六月一日宮 檸檬
だと確信する。
「あうう……痛いよう……? あれ、声が低い?」
「澄佳センパイ! さっきの暴走女子の所為か! センパイまでー!」
そう。澄佳は、恋人と反対に、身長168センチで肉付きのよい優しげな男子になってしまったのだった!
「わあ!? こ、今年はあたし……でなくて僕もなっちゃったかあ……」
「僕?」
「あ、ええと、口調は、変えた方がいいかなて」
「それなら名前も、澄佳(すみか)じゃなく、澄佳(すみよし)センパイっすね」
「かくいう檸檬くんも……でなくて檸檬ちゃん、だべか?」
悪戯っぽく笑って。
「ともあれ、檸檬ちゃんは大丈夫?」
気遣われた。
檸檬はこくこくと頷く。
「ほわんとした雰囲気はセンパイのままっすね」
「そうだべか……じゃなくて、そうかい?」
口調がまだ安定しなくて、ふたりはくすくす笑いあう。
「それにしても、面白いねえ。身長が違うから、世界が全然違うよ」
「そ、そういえば……」
檸檬は元の自分より身長が高くなった彼女を見て、がーん、とショックを受けた。
澄佳はそんな檸檬を見て、またくすくす笑う。
「檸檬ちゃんは、女の子になると、いつも以上に段違いにめんこいねえ。手も細くて小さいし……」
檸檬の手をとり、作品の出来を観察する彫刻家のようにまじまじと見る。
「腕、細いなあ」
澄佳は手のひらを指先から腕の方に滑らせ、それから両手を檸檬の腰に回す。
「腰もほっそりしてて、羨ましいよ……」
檸檬はその感触を、恥じらい交じりに味わった。嫌ではなかった。寧ろ、……嬉しい。
(ドキドキしてんの伝わっちゃうかな。手とか……大きい)
檸檬が無言なので、澄佳は無遠慮すぎたかと手を離す。
「……あ、ごめんごめん、後輩の女の子はめんこがりたくて、つい……」
ところが、この言い訳が、檸檬の心にトゲのように引っかかった。
「……俺が女子姿だと他の後輩と接し方、同じなんすか?」
「へ? そんなことは……」
「それだとちょーっと悔しいんで少し……いっすか」
「ふへ!?」
檸檬は澄佳を壁際に追い詰め、ドン、と澄佳の肩を抱きこむように背後の壁に突く。
身長差があるので、男子だったときほどうまくは行かないが、つま先で立てば、充分澄佳の耳元に唇を寄せることができる。
「えっあっあの、近い、近すぎるてばあ!!」
澄佳は頬を染めて涙目になった。
自分の姿が男子になっていることなんて、すっかり意識から吹っ飛んでいた。
目の前にいるのは女の子だけれど、そんなことと関係なく、『檸檬』なのである。
「これでもセンパイの彼氏、なんで。一緒じゃ、嫌っすよ」
耳朶に囁く。
「わ、分かったよう分かったから……ふへ、なして動けないの!?」
動けなかった。緊張しているからとか、恋の魔力で、とかそんなのじゃない。
フリーズの魔法にかかったかのように、壁ドンの体勢のまま、ピクリとも身体を動かせないのだ。
ぎゅっと目を瞑った瞬間だったので檸檬の顔が見えないのが救いかと思ったが、檸檬の吐息が耳元にかかるとそんなことは救いにはならないと思い知る。目を瞑っているせいで、感覚が逆に敏感になっているのだ。
ときめきとかドキドキとか、そんなのを超えた領域で心臓が鼓動する。
「ふえっ、うう、もう死んじゃいそう……」
誰かが傍でスケッチしている。
「女子から男子への壁ドンもいいっ! つま先立ちのあの角度! 最高!」
「そうかい? ネネが私に壁ドンすれば同じ体勢になるよ」
澄佳の肩のほうに顔を寄せている檸檬からは見えないが、女子の声。誰だろう。
しかしそんなことより、澄佳である。
(センパイと、距離近すぎ)
檸檬も顔を真っ赤にして、つま先立ち&壁ドン&耳元囁きのポーズを取り続ける。
「大丈夫かい?」
サキリ・デイジーカッター
に肩を叩かれ、動けるようになったのはずいぶん時間が経ってからのこと。
状況を聞かれ、スケッチしていた女子のことを答える。
「顔は見ていないんだね」
「残念ながら。ただ、『ネネ』って名前が聞こえた」
「いったいなんだったんだべか……」
現時点でサキリが言えるのはこれだけだった。
「どうやら播磨さんとも別の誰かが、ろっこんを使って悪さをしている様だね」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
学校生活
コメディ
お色気
定員
1000人
参加キャラクター数
81人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年09月23日
参加申し込みの期限
2017年09月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年09月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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