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海神の島にて
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「おおお! 海神様の作った島ってすげーな!」
「なんかすごいね!!」
「照り付ける太陽! 綺麗な海!」
水守 流
と
本居 陽毬
。島に上陸した彼らは、海神の創り上げたその島に目をキラキラ輝かせ、なんかすごい、なんかすごいと盛り上がっていた。陽毬は流に誘われるまま、ホイホイ来てしまい、その非日常と季節外れぶりに、
「季節が変わっちゃうくらいに長い旅をしてここにきた覚えはなんだけども……?」
と首を傾げてはいたものの、流石の適応力で、しばらく遊びまわればすっかり馴染む。二人のテンションは、浜辺から森へ移動した途端、急上昇することになった。
「あっちこっちに美味しそうなものがいっぱいあるよ!!」
「すげぇ!!」
様々な食べ物が生る木を見て、歓声を上げる陽毬と流。二人で顔を見合わせて、じゅるり。ごくり。いろいろなものを抑え込んで、でも瞳はキラキラさせて、しっぽがあれば全力で振っていそうなくらいのテンションで、二人は揃って口を開いた。
「これ全部食べていいのかな? いいのかな??」
「いいんじゃねえかな!」
わーい! 陽毬は両手をあげて、ぴょんぴょんと跳ねてから、おもむろに流の手を引いて進む。
「こうしちゃいられない! 水守君、早速探検だよ!」
「お! おう!!」
そうして二人であっちへ行ったり、こっちへ行ったり。チョコレートやケーキの生る木や、はたまたパンの木やワインの泉やジュースの池、わたあめの毛を持った羊を見たりして、
「おおー!!」
「すっげー!」
と歓声を上げていた。陽毬も流も、目にとまった実が食べられると知るや、すぐさまその手に取って食す。美味しそうに食べる二人の姿は、通りがかった人も和ませた。陽毬の手は、どちらかといえばパンやハンバーグのような見た目をした実に伸びていた。
「うんうん、甘そうなものも悪くないけど、こういうのがいいよね」
「うん、うめえ……!」
もぐもぐ。食べ進めていると、喉が渇いてきていることに陽毬は気付く。思えば、ここは真夏の南国だ。水分補給にいいものはないかと、辺りを見回すとお茶の池があることに気付いた。
「どうした?」
「ちょっと待ってー」
流がチョココロネ風の実を食べている間に、陽毬は池でお茶を汲む。汲み終わって鞄を見ると、空きボトルがあったことに気付いて、もう一本分用意した。
「もういいかー?」
「うん!」
戻ってきた陽毬は、高いところに生っているコロッケに気付く。
「水守君、あれ取って」
陽毬の言葉に流は彼女の視線の先を追い、その先にある物に手を伸ばした。コロッケの形をした実はあっけなく枝から離れて、流の手に収まる。それを手渡された陽毬は、コロッケを美味しそうに食べて、ほんわりと笑顔になった。それを見ながらコロッケの実を食べている流に、陽毬がボトルを手渡した。
「お、サンキュー」
きゅっと蓋を開けて飲むお茶は優しい味がする……ような気がした。
「食ったなー」
「食ったねー」
浜辺、波の音を聞きながら二人はのんびりごろりと寛いでいた。頭上には相変わらず太陽が燦々と煌めいていて、からりとした熱を放っている。暫しの間二人はそうしていたが、やがて立ち上がり、
「せっかくだから泳ぎたいよね!」
「だよな!」
と、それぞれ物陰に隠れ、持参した水着に着替えた。やっぱ南国と言えば水着女子……流はホルタ―ネックの水着を着た陽毬を見て、
――本居も黙っていればスタイル抜群だしな!
とにへらー。気の抜けた笑顔になる。
「なにー? 水守君、もしかして……」
流の心臓がどきりと跳ねる。怪訝な顔の陽毬に、流ははらりと冷や汗をかく。しかし日葵は途端に得意気な表情になり、胸をどんと張った。
「見惚れてるな! ふっふっふ、食べても1kgも体重が変動しないこの抜群のプロポーションを見るとイイ!」
照れくさくなったのかそれに付け加えて、燃費が悪いともいうけどね!! すぐお腹空くっていう難点もあるけどもね!! と言う。流はそういう陽毬の横で苦笑しながら、それを聞いていた。
「うっし、泳ぐぜー!」
準備運動を済ませた二人は、ひんやりとした海水に足を浸す。小屋から持ってきたフロートも浮かべて、海を楽しむ準備は万端だ。
「とりあえずお約束として、あの辺まで競争! とかしたいよねー」
「なに? 泳ぎの勝負だと?」
「うんうん、負けた方がフロート押すとかね!」
そんな提案に、流はふっふっふ、と笑い口角を上げる。
「こう見えても俺は水泳なら人並みに泳げるという希望的観測を持ってるからな!」
自信満々に嘯いてから、流はぱんっと音を立てて両手を合わせ、言った。
「お手柔らかに頼むぜ!」
「うーん、快適快適」
「くー、やはりインドア派な俺では勝負には勝てなかったか……」
勝負の結果と言えば、流の惨敗である。勝者たる陽毬は、流に押されているフロートの上で寝転び、優雅に海を楽しんでいた。暫しそうしていると、どちらのものか、腹が鳴る。
「本居、そろそろ腹減ってきたし何かくってこねーか?」
「そうだねー」
陽毬は身体を起こし、流と視線を合わせて頷いた。フロートを返しに小屋に入った二人は、そこの主――月詠に呼び止められる。
「試作品の試食をしてくれないか」
そう言って香ばしい匂いと共に供されたのは、焼きたてのベーコンが挟まったサンドイッチ。二人はそれを半分こにして食べた。
「おいしい!」
二人の反応に月詠はこくりと頷いて、何かを一枚二人の前に出す。二人がそれに視線を移すと、つらつらとメニューが書かれているのがわかった。
「何か追加してほしいメニューはあるかね」
「うーん」
「ハンバーグとか……コロッケとか?」
陽毬はこう言って続けた。
「森にあるのと食べ比べてみたいなー……って」
「ふむ、どうも。参考にしよう」
月詠は二人の意見をじっと聞いてからペンをとり、便箋に挙げられた料理の材料をメモする。サンドイッチの皿も空になったところで、二人は礼を言って森へ向かった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
六原紀伊
前回シナリオ
海神の庭にて
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
動物・自然
定員
20人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年09月20日
参加申し込みの期限
2017年09月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年09月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
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