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■人妖闘争伝・肆の巻
恐ろしきは悪鬼羅刹の軍勢なれど、人の世を作るはあくまで人。
日本という小さな土地を奪い合い戦に明け暮れた日本人類の技は、山や川に籠もっていた妖軍を大いに圧倒した。
巧みな戦術。訓練され、連携した兵。妖術師は水晶ごしに術を飛ばしあい、離れた兵との伝達を確たらしめれば、火薬毒薬鐵鋼術に優れた職人たちが大砲の咆哮をあげ群集一体となった雑兵たちが子鬼や河童の軍勢を次々に囲んで蹂躙してゆく。
犬より弱き人間ごときと侮っていた妖たちはみるみるうちに押し込まれ、ついには川向こうまで攻め込まれる有様となった。
「我ら誇り高き戦人なるぞ! 人類の力、今宵の剣をもって示すのだ! 突撃!」
将軍甲冑を纏った
御剣 刀
は馬にまたがり敵軍へ兵と共に突撃。
ぶつかり合う槍兵たちを飛び越えて、敵の敵将へと間合いを詰める。
「我こそは
御剣 刀
。相手は貴様か、将軍!」
「ええい、人間ごときが将軍様に畏れ多いわ!」
烏天狗が剣を抜き、上空から刀を狙う。
馬がひるみ前足を上げ、ここぞとばかりに振り込まれた剣が刀の首があった場所を抜けていく。
飛んだかぶとが宙を回り、血に濡れた土へと刺さる……が、しかし。
「いない!?」
馬の上に人はなく、かぶとの下に首はない。
敵将はいずこと首をめぐらせる烏天狗は、俺の六角棒が傾いたことに気がついた。
否。
六角棒の更に上。刀がつま先立ちで立っていた。
「遅いな。それでもかの名高き天狗の刀術か」
慌てふためき帽子を捨てて、剣で帽子を真っ二つ。
しかしそこに刀の姿はなく、烏天狗は十字に切り裂かれ地面へと真っ逆さまに落ちていた。
「よくも同胞を……我こそは山の大天狗、赤羅ヶ原である!」
どしんと両足を地に着けて、剣を抜いて構える大天狗。
刀は彼にあわせて正面に立つと、自然と兵が円形に離れていった。
戦の音が響く中、すり足で間合いを奪い合う静かな時が流れていく。
先に動いたのは大天狗だ。気合いの声と共に真正面に突き込んだ剣はしかし、手応えもなく制止した。
「どこだ。消えた……? どこへ行った!」
右を見ても左を見ても、刀の姿はない。
だが、どこにも行ってなどいないのだ。
「俺はここだ」
突如として剣の上に立った刀が姿を現わし、すぱんと大天狗の首をはねた。
「大将首、討ち取ったり」
人類軍が火薬や鐵鋼の粋をこらして妖たちと渡り合うなか、妖術師や陰陽師たちもまた独特の方法で妖たちと渡り合っていた。
神楽鈴を両手に持った
椿 美咲紀
が、荘厳な巫女服を纏って一歩進む。
足首に巻かれた鈴がしゃらんという音を鳴らし、もう一歩すすめばしゃららんと音が連なる。
音の連なりは生命の連なりに通じ、鈴の音は生命の音に通じる。
嗚呼、見よ。美咲紀の踏みしめた足跡に、小さな花が咲いてゆく。
一歩進めば三輪咲き、二歩進めば九輪咲き、三歩進めば八十一輪の花が足下を埋め尽くす。
笛兵が竹で出来た大笛を吹き鳴らし、琵琶兵が弦の音を乗せてゆく。
鼓兵に扇兵。美咲紀大神楽分隊は祭りのように賑やかに、神威のように厳かに、傷ついた兵たちの間を歩いて行く。
しゃらんと神楽鈴を打ち鳴らせば、たった一拍の間に三間五尺(さんけんごしゃく)の杉木(さんぼく)が生み出され、土を割って壁となる。
萌え広がる苔と花は、傷つき倒れた人々を包み込み傷を塞ぎ、血肉となって活力を取り戻させていく。
そんな美咲紀に、伝令兵が水晶を持って近づいた。
「美咲紀殿、敵軍に忍び込んだ兵が妖の首魁を見つけました」
「なんと……!」
事前に人類軍の妖術使いが妖に化けて潜入していたことは聞いていたが、まさか首魁を見つけ出すとは。
美咲紀は舞いをとめ、思案するように唸った。
「妖は三つの組に分かれていると聞きます。鬼を束ねる三合鬼、烏天狗の黒山組、そして魑魅魍魎を束ねる悪食組。黒山組の大鉄山はさきの戦で討ち取ったと聞きますし、三合鬼は戦に否定的。となると……」
「は。悪食にございます」
「でかしました!」
でかしたとやりましたの中間ほどの叫びと共に、美咲紀はじゃらんと神楽鈴を打ち鳴らした。
「御剣部隊を呼び戻すのです。そして……尾鎌殿! 尾鎌殿!」
「応!」
両腕を血まみれにした大男、
尾鎌 蛇那伊
が群衆を割って現われた。
「美咲紀殿、貴殿の神威による治癒術、感謝する。おかげで三途の川より引き返せた」
「それは結構なことです。敵の首魁、悪食の居場所がわかりました。御剣部隊で道を開き、あなたの尾鎌組をもって悪食の首をとるのです。決死の覚悟はおありですか」
「覚悟ならとうにできている首魁相手となれば、望むところ!」
腕と拳に妖術を施した布を巻き付けると、蛇那伊は獣のように吠えた。
それこそ獣の群れのように、彼の子分たちが武器を持って集まってくる。
「野郎ども、殴り込みだ! 人間の底地からを見せてやるわ!」
「「応!!」」
快進撃とはまさにこのこと。
美咲紀部隊の回復術に後押しされた猛々しい男たちは、妖の精鋭部隊を津波のごとく押しつぶして敵の首魁、悪食への道を突き進んでいく。
「我が名は
尾鎌 蛇那伊
、いざ尋常に勝負せよ!」
手刀を構え、精鋭妖の胸を貫く蛇那伊。
どしどしと地を踏んで歩み出ると、敵将をにらみ付けた。
全身に黒い鎖を巻いた巨大な人影。影そのものが物体となり、赤いひとつ目玉をぎょろりとやるその姿は噂に聞く魑魅魍魎の長、悪食である。
無く子も黙るとはこのことで、古来より人々の間に語られた『おそろしきもの』の集合体なのだ。
「相手にとって不足なし。来ォい」
蛇那伊の叫びに応じるように、悪食は巨大な腕を叩き付けてきた。
地面が爆ぜて飛ぶほどの突きだがしかし、蛇那伊は猿廻しの芸がごとく飛び退いて、宙をくるくると回って着地。両足と片腕をバネに再び飛ぶと、悪食の腕を駆け上がった。
慌てて払いのけようとする悪食だが……。
「遅い!」
蛇那伊の手刀が悪食の目を貫き、後頭部をも貫いていく。
ずずんと音を立てて倒れる悪食。その胸の上に立ち、蛇那伊は声をあげた。
部下たちもそれに続き、鬨の声となる。
「悪食、討ち取ったり!」
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担当ゲームマスター
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
バトル
神話・伝説
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年09月14日
参加申し込みの期限
2017年09月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年09月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
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