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■人妖闘争伝・参の巻
時は平安、魑魅魍魎と申しまして妖怪変化に妖術師、果ては妖刀侍に人面犬が弁天橋を挟んでいざ交わりますは人妖の大決戦。
帝に命じられた将軍様や都で名高い妖術師が軍を成しまして、妖怪変化の大軍隊を前に殺し殺され死闘の限りでございます。
とはいっても人はよきものよわきもの。戦心のない者もおりまして、刀も持てぬ槍も恐い弓など引けば手が切れるというんで、倉庫番など仰せつかるんでございます。
「あーあ退屈だなあ。将軍様や妖術師は表で手柄を上げてるってえいうのに」
「そうわめくんじゃあないよ悲しくなるじゃないか。俺たちが出て行ったって戦で手柄なんか上げられやしないんだ。けど悪いことばかりじゃないよ。ここでのーんびり倉庫の番をして、あとで都に帰ったらこう言うんだ。『我は人妖の決戦にて果敢に戦ったもののふにあるぞ!』」
「あーいいねえ。そりゃあ女にもてそうだ。どれ、そうと決まれば煙草のひとつでもふかして、気分を上げようじゃあないか」
なんて言いまして火打ち石をかつんかつんと打ちますね。一度打っても火が付かない。二度打ってもまだつかない。
「ええいちきしょう、さっさと火をつけやがれ!」
勢いよく石を打ったその途端、後ろの倉庫がドカン!
火の粉は散って木くずは飛んで、吹き飛ばされた倉庫番が火の付いたくわえ煙草で頭を上げますと、ゆらりゆらりと炎の中から女が出てくる。
「なんだいありゃあ、生っ白い肌をして、顔に般若の面なんて被っていやがる。あんな奴ぁうちの倉庫番にいたかい」
なんて声をかけますが返事は無い。おいどうしたと振り返ってみれば隣の奴は首がない。
ぎゃあと悲鳴を上げ煙草を落とし、這うように逃げ出しますがもはや手遅れ。背中よりざくりとさした刀が怪しく光りまして、倉庫番の男はみるみる干物のごとくしぼんでいく。
これが妖軍は三合鬼の将、
哀坂 子夜
でございます。
「所詮、かき集めの兵……か」
子夜は刀を男から抜くと、つやの光る刀身をじっと見つめた。まるで愛でるように刀身を指で撫でると、溝を美しい血が伝っていくのだ。
後ろでごうごうと音をたてる巨大な炎は、人を食う獣のようにゆらめき、広がってゆく。
音を聞きつけた兵士たちが駆けつけ、槍を並べて牽制した。
「貴様、妖だな!」
「だったら?」
子夜が剣を振ると、血が不自然に飛び散って炎の中へと吸い込まれてゆく。すると、なんということか、炎は無数の子鬼となって現われ、次々と兵士たちに飛びかかっていく。
子夜は舞うように血をまき散らしては、子鬼や大鬼を無数に産みだし即席の兵隊をみるみる押しつぶしていくではないか。
空気の中に紛れてわからないような妖たちに力を分け与え、ひとつの軍を成してしまう。これぞ三合鬼の将、
哀坂 子夜
。一人軍隊と呼ばれる鬼の妖術である。
「ええい、一度し損じた兵站つぶしをもう一度仕掛けおったか!」
人類側の将軍。都でも名高い妖術師でもある彼は金の頭巾を被ると錫杖を持って飛び出した。
「ひとつの倉庫に火を放ったまでは褒めてやろう。しかし貴様の命もここまでよ! 我が傀儡の大軍隊が押しつぶしてくれよう」
藁で組んだ人形を山のように解き放てば、人形は大男となり死体の槍を拾い上げては子夜の鬼軍隊へと襲いかかる。
それだけではない。後衛陣地で休んでいた将軍や陰陽師が一斉に現われ、子夜の軍隊を取り囲みはじめる。
一人軍隊もここまでか――と思いきや。
「あな憎らしや」
黒き稲妻が走り、倉庫と兵隊をまるごと焼き払ってゆく。
「人ってやつは虫のように沸いて出やがる。芸よく狡く、たたきつぶしてやろうぜ。なあお二方よ」
刀を腰にさしたまま、稲妻で兵舎を薙ぎ払っていく
矢萩 咲
。巨大な金棒でわらの大男をへし折ったかと思うと、小槌で小さな人形に戻して踏みつぶす
七峯 亨
。
そして、彼らの率いる鬼の大軍勢。
三合鬼とはその名の通り三つの力ある鬼の組合である。
遠い山や谷を根城にした彼らは、自らに不利益がないとしてこたびの戦を傍観する立場であったが、それゆえ手勢を減らすこと無く決戦の日を迎えていた。
そんな彼らは『妖の長』が下した命により、決戦へと引き出されたのだった。
「人間は、この戦法を、なんて言った、かな。……啄木鳥戦法?」
「おのれ……!」
将軍は怒り狂い、咲の部隊へと襲いかかった。
部隊の先頭に立つのは、羽織り物を着崩した一角鬼の咲である。
「亨はんも面白うな事考えますなァ、ほんま酒の肴に飽きませんわァ。何にせよ……」
ひょうたんになみなみとつめた酒をあおると、口元を手首でぬぐう。
「蹂躙して楽しもうじゃないか」
咲の妖術。その名も鬼便神毒。
負の感情があふれればあふれるほどひょうたんの中身を美酒にかえ、酒をあおれば邪気を纏って解き放つことができるのだ。
「今宵は良い月見酒が飲める夜ですわァ。あんた等も飲みながら、うちと楽しい事しいひん?」
肩をわざとはだけさせ、とろんと片目を瞑って見せる咲。
将軍は誘惑をはねのけ、咲に罵声の限りを浴びせながら突撃する。しかし……。
「アハ、昂るわァ!」
咲は愛刀天叢雲を抜き放ち、左から右へ薙ぎ払うように振り切った。
否、実際に薙ぎ払ったのだ。
刀に巻き付いた邪気は巨大な剣となり、人の軍勢を左から右へと芝を刈るかの如く切り裂いていったのだ。
一方、亨の軍勢は緊急展開した人類軍の兵を取り囲むように広がり、罠を察して兵舎に逃げ込もうとする彼らの背中を次々と弓矢の的にしていった。
「吾ら妖、汝ら人。違いはと言や、飯だろ」
「鬼め……死ねい!」
妖術師が錫杖を振り回し、亨へ襲いかかる。
対する亨は人体よりも重い棍棒を片手で振り回し、妖術師の錫杖を軽々とはねのけた。
「ぬん!」
妖術師が強く念じたその途端、見上げるほどに巨大な土人形が亨を足で踏みつぶす。
と見せかけて、亨の翳した小槌が土人形をの足裏を叩き、人間と変わらぬ大きさになった人形を棍棒で逆に叩き潰す。
「さあて、お二方。仕上げと行こうぜ」
亨は部下の軍勢全てに自らの援護を命じると、火縄銃を構えた人類軍の兵隊たちへと突っ込んだ。
「無粋な玩具を持ち出しやがる」
撃の号令にあわせて一斉に飛来する弾丸。
亨はギラリと牙のある歯をのぞかせると、棍棒のひとふりでもって弾丸をはねのけた。
「誰を狙ったつもりだ。俺は三合鬼が首魁、七峯の亨である。俺を止めたきゃ、大砲を列にして並べな!」
自らの肩に小槌をうてば、腕と棍棒が恐ろしく巨大化し、鉄砲隊を足下の土ごと薙ぎ払っていく。
「咲、我が桜よ」
「応」
咲が屍を山と積み、足を組んで手招きをしている。
亨は屍の山を駆け上がり、咲の元へと跪いた。
屍の台に素足を乗せた咲。そのつま先に口づけをすると、亨は小槌を振り上げた。
「妖艶美麗な肢体、御見事。敵を悉く洗い流し焼き払え。子夜は誉の正面、悉く斬り捨て薙ぎ払え」
「承知、したよ」
かくして、巨大化した咲は人類側の倉庫や兵舎を土地ごとひっぺがすほどに破壊し尽くし、亨や子夜と共に補給をたたれた人類軍の背を狙うべく動き始めたのだった。
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3人まで
シナリオジャンル
バトル
神話・伝説
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年09月14日
参加申し込みの期限
2017年09月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年09月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
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