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■人妖闘争伝・弐の巻
両軍がぶつかるその前に、月詠率いる河童の軍勢は静かに川を渡り、大きく迂回して人類軍の倉庫へと侵入を果たしていた。
「血気盛んな人類軍といっても、飯を食わずば力は出ない。戦いもそこそこに帰ろうとするだろう。帝と妖の長は文を交わし、この決戦を最後に対話への切り替えをなさると密約を交わしておられる。できる限り、この戦いの犠牲を避けるのだ」
河童たちは火口箱や油瓶を取り出すと、こくりこくりと頷いた。
かくして来たるは赤く塗られた食料庫。扉のかんぬきを外すと、月詠は扉を引き開けさせた。
「作戦は一つだ。食料庫に火を放ち、兵站を潰す。者ども続け……!」
松明を持って踏み込む月詠と河童の軍勢。
彼らが目にしたのは、がらんと開けた土と壁。食料など、はなからどこにも見当たらぬ。
「食料が既に尽きていた? そんなわけはない、なら――罠か!」
総員撤退。号令を出したその時には既に、身を隠していた人類軍の兵たちが食料庫をぐるりと包囲していた。
「くくく、くふふふふ……」
声を殺して笑う人類側の将軍、アケーチ。
「『馬鹿な。破壊作戦の手はずは秋宰将軍が整えてくれていたはず』……とでも思いましたか? 不思議ですねえ。なぜ人類軍がこうも周到に作戦の裏をかいたのでしょう? ああ! 本人に聞いてみればよろしい!」
そう言って布袋から取り出したるは、秋宰将軍の生首である。
アケーチは秋宰の月詠の足下に放ると、今度こそ声をあげて笑った。
「犠牲を減らして対話をもつ? ふふふふふ! 笑止千万、血が流れて大河となり、呪いの雨が民を焼き、大地が血の海に沈めばよろしい。そなたらはそのための礎となるのですよ! かかれ!」
月詠は歯噛みし、カラスに変じて飛び立った。
控えていた化けカラスの群生たちも、火矢に次々と落とされながらも逃げ去り、残されたのは河童たち。彼らは次々に槍に突かれ火にまかれ、『せめて我らの無念を晴らせ』と飛び去る月詠を見つめるばかり。
河童たちの首が川縁に並べ晒されたのは、その翌朝のことである。
もはや誰も止まらぬ大戦が、始まってしまった。
争いの様はまさに火に油。
怒り狂った妖たちが人類軍の兵士をとらえては磔にし、人類軍は殺した妖を焼いて喰い、憎悪と怨嗟は戦場をかき回した。
そんな中。
「うう、なんでこんなことになったのよ……」
変化の術で妖に変化した絢は、妖軍の後方支援部隊として働いていた。
月詠の軍が人類軍の策に落ち支援部隊や工作部隊の員数を大きく喪ったことで、その補填に大量の力ない妖が動員されたのだ。
絢はその流れに紛れ込むように妖軍へと潜入し、着々と捕虜の情報を集めていった。
いったの、だが。
「この中に人類軍の手先がおる」
整列した部隊を前に、妖の将軍・悪食(あくじき)は姿絵を翳して声高に述べた。
姿絵というのは他ならぬ、絢の姿である。
「この者は妖に化けるすべをもち、今もこの軍に潜んでいると思われる。今なら捕虜にとどめてやろう。前へ出よ」
妖たちは不安な顔を見合わせるばかり。
絢もまた、同じような顔をしてうつむいた。
「名乗り出ないか。よかろう」
悪食がゆっくりと部隊の列に歩み入る。
一人一人の顔を順に姿絵を見比べていく。
「知っておろうが、我は悪食。妖術の皮などたちまちに喰ってしまうぞ」
悪食は仮面の下で舌なめずりをすると、妖の一人に歩み寄った。
がしりと額を掴むやいなや、妖は悲鳴を上げてしおしおとしぼんでいく。最後に残ったのは一匹のまむしだ。妖力を吸い取られ、獣へとかえったのである。
絢が同じことをされれば、残るのは無防備な人の身だ。
「貴様、顔色が悪いな」
悪食が絢の前に立ち止まった。
「いえ。そんなことは……!」
「みなまでいうな」
額に手を当てられる。
ここまでか。
目を瞑り歯を食いしばった……が、それ以上何も起こらなかった。
なぜ。
おそるおそおるに目を開ける絢の耳元に、聞き覚えのある声がした。
「気をつけなさい。敵は怪しんでいるわよ」
その声は、虚将軍殿!
口には出さぬ。
虚は妖の将軍に化け、敵軍に潜んでいたのだ。
わざとあぶり出すようなことをして、絢の存在を隠したのである。
絢は心から虚に感謝すると、疑いが晴れてほっとした妖の顔を演じながら、胸をなでおろした。
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担当ゲームマスター
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グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
バトル
神話・伝説
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年09月14日
参加申し込みの期限
2017年09月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年09月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
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