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寝子島高校
<アイス食べ放題!>池でパチャパチャするだけのお仕事です。
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神嶋 征一郎
は焦燥していた。
覆面やコスプレで正体を隠して活動する
Carnevale
の所属仲間、スカラムーシュにこのバイトを誘われたのはいいが、肝心の仮面を忘れてしまっていた。
(これじゃ自分がパンタローネだということを気づいてもらえねぇ。こっちから声かけることもできねぇ)
スカラムーシュを前方数メートルのところにとらえながらも、自ら動き出すことはできないでいた。
そのスカラムーシュこと
ロベルト・エメリヤノフ
はいら立ちを隠せない。
(パンタのやつ、あれだけ熱心に誘ったのに、来ないじゃねーかちくしょう)
心の中で毒づいている。こちらは紫髪のウィッグにゴスパン衣装、ばっちり変装できている。
(なんかでも、似ている人は来ているな)
ロベルト、征一郎をじぃと睨む。
「な、なに見てんだテメェ。しばかれてぇのか? (やべ、俺がパンタだって気づかれたか!?)」
虚勢を張る征一郎の姿に、ロベルトの全身が反応した。
「すんません、よかったらペア組みませんか? (見た目もそうだけど気難しいとこがパンタにそっくりだな)」
「ふん……まあいいけどよ」
ぶっきらぼうに答えながら、内心ホッと胸を撫で下ろす征一郎。当初の目的通りスカラと組めたのだから、結果オーライである。
一方のロベルトは、
(ふふ、これはイケるな)
パンタのことを彼方に忘れ、ほくそ笑むのだった。
携帯電話を閉じると、
神木 煉
は深くため息をつく。一緒にバイトに申し込んだ仲間から、風邪で休むとの報告をもらった直後だった。
「……これは困った」
仲間がいないとなると、することもない。こうなったらひとりで時間を潰し、職務を全うするだけ。池のほとりをブラブラと歩くことにした。
「お、あれは……」
自分と同じく、ソロで行動しているバイト仲間がいた。
旅鴉 月詠
だ。大きな日除けパラソルを差し、スケッチブックやら何やら取り出して、準備を始めている。
「やあ、何やってるんだ?」
声をかける煉をチラッと一瞥すると、伸縮式のロッドを伸ばした。
「スケッチ&リリース」
首を傾げる煉。
「魚を釣って、一通りスケッチしたら池に返す」
言って、繊細な指先で器用に餌を付ける。
「なるほど、釣りもいいな」
池の柵に寄りかかり、月詠がロッドを池に向けてしならせるのを見届ける煉。そこへ、両手いっぱいにアイスを持って、
香坂 結月
が駆け寄ってきた。
「月詠ちゃん、持ってきたよー」
「ありがとう」
バニラ味を迷わず取る月詠。
「シラス味、前から気になってたんだー」
甘いものに目がない結月、シラス味を一口含む。
「シラス味? ……甘いのか?」
煉が尋ねると、結月は目を丸くして驚いてみせた。
「んぐ……ごめんなさい! アイスに夢中でいるのに気づかなくて……」
「はは……別にいいんだけど」
「はい、どうぞ!」
「これは……何味?」
「ミックス!」
バニラのクリーム色と、シラスの目だろうか、黒いぼつぼつの混ざった白色が、コーンの上でうねうねと入道雲のようにして絡み合っている。
「溶けちゃう前にどうぞ!」
「う、うんありがとう」
ロッドを固定し終えた月詠が、片手にアイス、もう片方にスケッチブックとパラソルを持って歩き始める。
「園内のスケッチを少ししてくるから、魚が釣れたらそこのバケツに入れておいてくれ」
二人の返事を待たず、アイスを舐めながら去って行く月詠。
「ポツーン」
ペアを組んだはずの相方の、マイペースぶりに立ち尽くすしかない結月。
「まあ……たまにはこうやってのんびり釣りするのも悪くないな」
池面を走るアメンボを見下ろしながら、穏やかな気持ちに浸る煉。
「ということは私、煉君とデートするフリをしなくちゃいけないんだよね」
「そういうことになるのかね」
「ちょっとドキドキするね……」
結月、変に煉を意識し始める。
「そう?」
二人の間のロッドの先がクイクイと上下に動く。魚が食い付き始めているようだ。
「ミックス味……悪くないな」
バニラの甘さと、ほのかに磯の香り。それはもしかしたら、新しい恋の味かもしれない。
「耳福池の真相を確かめるために、耳福池デートしてみないかい?」
持ちうる最大限の美顔(あくまで本人視点)と、低く通ったバリトンボイス(あくまで本人視点)を意識して、
八十八旗 信彦
は突如目の前に現れた美女に声をかけた。つまり、ナンパした。美女は困惑しているのか、照れているのか、顔を伏せて信彦と目を合わそうとしない。それがまた愛らしかった。
「撮影クルーのレポーターさんですか?」
信彦の問いかけに、首を横に振る。
「え、じゃあアルバイトの方?」
こくりと一つ。
「まさかこれほどの美女がアルバイトに参加していたのに、今まで気づかなかったなんて。さあ、ぜひ僕とペアを組んでくれないか? あくまでカップルのフリをするだけでいいのだから、不安になることはないよ」
片膝をつき、手のひらを差し出す。
美女はしばし考えた。が、信彦の好意を無下にすることもできず、そっと手を置いた。信彦の鼻の下がニューと伸びる。
(今日は俺にとって新たな門出の日だ! 俺のことを想ってくれている可愛い子猫ちゃんたちごめんよ! 俺この子にするわ)
美女の手を取り、腕を組ませようとする。彼女の動きは硬くぎこちない。
「そんなに緊張しなくていいんだよ。あくまで演技なんだからね」
(よりによって、面倒なのとペア組むことになっちゃったな)
カップル気取りで軽快に進もうとする信彦の一方で、美女はそう思っていた。
(俺が
亜魚隈 猯利
だって知ったら、内部爆発を起こすんじゃないか)
管理人に交代を宣言した猯利は、ろっこん「空似」を使って、たまたま掲示されていたポスターの美女に変身していた。容姿のいい人間が歩いていた方が、いい印象を与えると思ったためだ。
が、結果こんなことになってしまった。
「池の向こうに、ポカポカ気持ちいい草原があるんだ」
信彦のエスコートに、歩きにくさを感じながらついていく猯利。
信彦の新たな恋は、すでにオチが見えているのであった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
小西 秀昭
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年06月06日
参加申し込みの期限
2013年06月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年06月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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