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難攻不落、DIY魔王城!
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■水晶窟のまおうさま
廃鉱山の奥の奥、凄腕の冒険者すら近づかない魔王の根城が存在する。
「だが今、俺たちの手で攻略されようとしているのだ!」
「魔王を倒したらロイヤリティがっぽりですぞ!」
「お宝のお持ち帰りはアリなんすよね!」
へへーいと言いながら腰を引くする商人アンド盗賊さんをしたがえて、勇者は魔王絶対殺す剣を高く掲げた。
「俺には仲間がついている! みんながいるかぎり、俺は無敵だ!」
と、そんなやりとりをしている一方で。
「魔王様! 魔王様ってば!」
「んー?」
ソファにごろーんっていた
シオ・レイゼルオーク
がけだるげに頭を上げた。
「なあに? ごはんですか?」
「ご飯はさっき食べたでしょう!」
家臣の水晶ゴーレムは足をがつがつ踏みならし、両腕を広げて見せた。
「魔王様は魔王様なんですから、もっと魔王様らしくしてください!」
ソファの周りはきらきらだった。
モザイクタイルのように埋め尽くされた貴重な宝石類が足下を埋め、柱には芸術的な金銀の装飾が施され天井に至っては宝石をふんだんに使ったアートがドーム状に広がっていた。
傍らには地底湖が広がり、発光苔の光を宝石と水面で美しく照り返している。
「こんな部屋に住んでいるのに、ひがなソファでごろごろしてるなんておかしいでしょう!」
「えー、でもー……」
ソファの肘掛けに顎をのっけるシオ。
「でもじゃありません。勇者来ましたよ勇者」
「別に来ても大丈夫ですよー。魔王パワーでちょいちょいってやれば……」
「魔王絶対殺す剣、持っててもですか?」
「なにそれ! こわい!」
シオは変な体勢のまま飛び上がった。
湖の水面にうつる勇者一行の様子を眺めながら、シオは家臣に命令を出した。
「この人たち、Dルートにご案内して」
「かしこまりっ」
家臣が頭を下げると同時に、勇者たちの前に長い通路が現われた。
なんだかなぞなぞっぽいプレートと石が置かれ、勇者たちはそれを熟読している。
「あれは?」
「ダンジョンでよくあるやつです。遠回しな文章や絵から謎解きをすることで先に進める……っぽいやつです」
「っぽいやつですか」
「実はあれがあと百八箇所あって、全部解くと洞窟の入り口に戻る仕組みになっています」
「鬼だ……」
勇者がそのお約束的サガから一生懸命謎解きをしていると……どこからともなくチャリーンという音が。
「この音は! そこだー!」
ヘッドスライディングで落ちたメダルをキャッチする盗賊。
はっと顔を上げると、そこはバニーさんいっぱいのカジノだった。
じゃらじゃらじゃーんと音を響かせる派手なスロットマシン。雨のように降り注ぐメダルの山に、盗賊は目をきらっきらにした。
「おい盗賊、遊んでる暇なんかないぞ」
「そうですぞ。こんな所でお金が稼げるわけないですぞ」
引き留めようとする勇者と商人に、盗賊は……。
「あれ、どなたさまですか?」
いきなり他人になった。
ペッと勇者の手を払うと、盗賊は拾ったメダルを握りしめてカジノへダッシュしていく。
「盗賊はここまでだ。だけど商人、君さえいれば俺は……!」
振り返る勇者。
商人は、金ぴかのゴーレムに『新しいお薬開発してるんだけど、やってかない?』と誘われていた。
「なんと、技術の持ち出しが可能!? 特許の共有に……社会保険も!?」
契約書を熟読した商人は、ほいさーと言いながら拇印を押していた。
「しょ、商人! なにをやってるんだ、俺たちは魔王を倒す仲間で――」
「あれ、どなたさまですか?」
商人もいきなり他人になった。
勇者の心を、ひゅるりと風が吹いていく。
「おのれ魔王! 俺の仲間たちを幸せにしやがって!」
「恨み方としてどうなんでしょう、それは」
ドラゴンの翼としっぽをはやしたシオは、舞闘法衣を纏ってくるりと回って見せた。
「さあ、そんな勇者に質問です。『あなたにとって力とは?』」
「何ィ!?」
この後、シオの『まじめな人ほどドツボにはまる呪いの質問集』によってモヤシみたくなった勇者は、真っ白になって帰って行った。
「はあ、あの勇者もエターナル質問を突破できなかったかあ」
シオは没収した魔王絶対殺す剣を傘立てみたいなトコロにさすと、こてんとソファに転がった。
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担当ゲームマスター
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グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年09月19日
参加申し込みの期限
2017年09月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年09月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
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