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難攻不落、DIY魔王城!
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■緑のお庭へようこそ
大地にさく一輪の薔薇。
しかしそれは遠い上空から見た時の話である。
目の前に立ってみれば分かるだろう。
それが見上げるほど巨大な大樹の塔であることが。
「とうとうここまでたどり着いたな、皆!」
勇者はお供にした格闘家と僧侶をそれぞれ振り返り、決意に燃えていた。
……一方その頃、魔王の塔最上階。薔薇のめしべにあたる場所。
ふわふわと浮かぶ綿毛がオレンジ色の燐光を放ち、花のベッドをやんわりと照らしている。
ベッドに包まれて眠るのは我らが魔王、
桜 月
。
ざくざくと走る家臣の足音が近づくにつれ、地面のタンポポが大きく揺れた。
「まおーさま! まおーさまあ! おきてください、一大事でございますー!」
家臣に揺り動かされ、月はうっすらと目を開けた。
花のベッドがゆっくりと開き、身体を起こした月はグーにして両手を大きく掲げてあくびをひとつ。
「どうしたの。朝ご飯は、まだ先だと思うけど」
「それどころじゃありませんよまおうさま! 塔の入り口をご覧ください!」
「ん……」
月が手をくるくるとひねると、近くの壁から木の枝が伸びてきて、葉っぱに大きな水のたまができた。まるで水晶を覗き込むようにして顔を近づけると、魔王の塔の入り口が映し出される。勇者と格闘家と僧侶という三人が、ずかずかと入ってくる様子もだ。
「これは……一大事だね」
「勇者たちはとってもレベルが高いので、このままでは塔の植物たちも破れてしまうでしょう。ここは罠を仕掛けて勇者をひとひねりするべきかと」
「うん……」
勇者一行の様子を暫く観察してから、月はぽんと手を打った。
「わかった。みんな、頼むよ?」
月が語りかけると、部屋中のすべての植物が歓声をあげるかのように踊り始めた。
勇者たちは長い長い螺旋階段に悩まされていた。
「くっ、モンスターが出てこないのはいいが……」
「こうも長い階段があるなんて」
「塔の時点で予測しておくべきでしたね」
体力自慢の勇者や格闘家はともかく、僧侶はもうへとへとだ。
「うわっ、また毒の花粉だ! 僧侶、回復してくれ!」
「は、はい!」
おまけに階段のあちこちにさいた花が毒性の粉を飛ばしてくるので、僧侶に休む暇なんてない。
そんな中で。
「見ろ、この先の階段はまっすぐだ。きっと最上階についたんだ!」
格闘家が顔をぱっと明るくした。
長くまっすぐな階段の先。オレンジの逆光がさす中に、翼を広げた白髪の人影があった。
「あれは、魔王か!」
「かくとうかよ。おまえはなかなかのうでまえだと、きいている。いったいいちで、しょうぶだ」
人影が格闘家にだけ聞こえる声で喋り始めた。
「何!? 一対一だと!? のぞむところだ!」
格闘家は自慢の脚力で階段を駆け上がる。
「あ、待ってください! 一人だけで行っては――ひゃあ!?」
慌てて追いかけた僧侶の足下がストンと開き、滑り台方式で僧侶が落ちていく。
「僧侶ー! 格闘家、あいつを助け――あっ」
振り返ってからもう一度格闘家を見ると、格闘家は沢山の触手にうねうねからまれていた。
魔王だと思っていた人影は、触手が沢山集まってできた偽物だったのだ。
「しまった罠だった! 勇者、お前だけでも先にいけー!」
とかいいながらずるずるどっかに運ばれていく格闘家。
かくして……。
「勇者よ、お前の実力はわかった。私の部下になるなら世界の半分をやろう」
月の作った特別な大広間に誘導された勇者は、力を失った剣を構えていた。敵意むき出し。反応は当然のNOである。
「そうだろう。なら私は、こう応えよう」
月が右手を翳し。
花たちが一斉に開く。
月が左手を翳し。
葉たちが一斉にざわめく。
「ようこそ、『私』の中へ」
全ての方向から襲いかかる植物たちに、勇者はなすすべもなく絡まれて……。
ツタでぐるぐる巻きにされた勇者一行は、それぞれ塔の外にぺいっと放り出されたのだった。
その様子を水たまごしに眺めた月は。
「それじゃあ、もう一眠りしようかな」
大きなあくびをして、花のベッドに寝転んだ。
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担当ゲームマスター
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年09月19日
参加申し込みの期限
2017年09月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年09月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
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