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【星幽塔】そしてまた『日常』へ
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【第六階層(1)】 憎しみの根
サキリ・デイジーカッター
には、まだ第六階層でやるべきことがあった。
「過激派義勇軍側の人間と改めて話し合いの場を設けたい」
サキリは、復興委員会の重要人物を集めた会議の場で、そのように提案をした。
彼は、最終決戦の際に、この階層の過激派義勇軍が騒ぎを起こしたことを聞いていた。
復興委員会の発起人とでも言うべき立場にあるサキリは責任を持ってこの事件の後始末にあたるべきだと考えて、この第六階層にやってきていた。
「やっぱりまだ確執の炎は完全には消えへんのやな……」
そう肩を落として言うのは、かつては義勇軍に属し、黒衣の魔女の排斥を訴える最右翼ともいえる人物であったラプターだ。互いに確執を乗り越えて、今は魔女――いや、第六階層のアステリズムである
フローレンス・アイメルト
とともに歩んで行く道を選んだ彼の言葉だからこそ、それはそこに集まった多くの面々の心にずしりと重く圧し掛かった。
「…………」
とりわけその確執の渦中の人である
フローレンス・アイメルト
は、その言葉を誰よりも深く受け止めたように、沈痛な表情を保っていた。
「……フローレンスさん。あまり気にしない方がいいよ」
と、フローレンスを気遣い肩に手をかけるのは
結城 日和
だ。
「いつか義勇軍の人達だってわかってくれるよ」
と日和が言えば、
「そうだよぉ! オレたちはみんなお姉さんの味方だよぉ!」
と
曖浜 瑠樹
も語気を強めて、彼女を励ます。
「……はい。ありがとうございます」
日和と瑠樹の気遣いに、フローレンスは力なく頷き、かすかに微笑んだ。
直ちに憂いが晴れるわけではないが、二人の言葉は確かにフローレンスの心に届いたようだ。
「人の憎しみは根が深いからね。だからといって、何もしなければまた溝は深まるだけだ」
サキリは、端的にそう言って、これから復興委員会がやるべきことを提案していく。
「まず絶対に避けたいのは暴力沙汰だ。そこで、ラプターに頼んで、過激派の代表者を連れてきてもらいたい。そして、可能なら、その代表者にこの階層を守る竜の目の前で、先のような騒動を起こさないように誓約を立ててもらいたい。彼らも竜のことは畏怖している。その竜の目の前で誓いを立てさせてれば、そうそう滅多なことはしないはずだ」
「よっしゃ、わかった! 僕が手足をふん縛ってでも、ヤグロのおっさんを連れてくるで!」
ラプターは頼もしげに胸を叩いてそう言った。
ヤグロのおっさんことヤグロ・サイファは過激派義勇軍『鷲の槍団』を束ねる髭面の男だ。一筋縄にはいかない相手だろうが、それだけにその男に誓いを立てさせることは、この階層の平和への大きな一歩となるだろう。
「ほな、さっそく行ってくるわ」
と、ラプターは善は急げとばかりに、会議の場から出て行ってしまった。
「……私はどうすればいいのでしょうか?」
と、力なく呟いたのはフローレンスだった。
「あなたは少し休んだ方がいい。過激派のことで気を揉むのもわかるけど、今は今後のために少し息抜きをすることが大切だ」
「……ですが」
と言いかけたフローレンスの言葉に覆い被せるように、そのとき日和が「あっ」と大きな声を上げた。
「それだったら、私に第六階層を案内してくれない? ついでによかったら一緒にお茶をしたいな」
「え……?」
その言葉に、フローレンスは切れ長の目を見開く。
「あ、オレも行きたいなぁ。できれば、この第六階層の名物とか、特産品とかも教えてくれると嬉しいねぇ」
瑠樹もまた邪気のない笑顔を向けて、フローレンスに言う。
それに、フローレンスは少し戸惑うようにサキリを見やる。
「行ってくるといい。あなたには今後やって貰いたいことがたくさんある。あなたのゴーレムを作る力はきっと平和のために利用できるし、先代のお城を改築して商業施設にでもすることができれば新しい世界のシンボルにだってなりうる。そうした後々の活動のためにも、今は羽を休めることもあなたがやるべきことの一つだと思う」
サキリが穏やかに言うと、フローレンスは何か観念したように小さく息を吐き、
「……わかりました。では、お二人とも参りましょうか?」
それから少し肩の力が抜けたような微笑を浮かべて、瑠樹と日和にそう言った。
そんな少しだけ明るくなったように見えるフローレンスを顔を見て、日和と瑠樹はちらと視線を交わし、にっこりとほほ笑み合ったのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
57人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年09月04日
参加申し込みの期限
2017年09月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年09月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
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