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【第一階層(17)】城下町の日常(7)
ロウシュカとプニが『ねこよろず』を後にしてから、しばらく後。
ねこよろずの店内で、
遠野 まほろ
は店番の合間を縫って、かねてより制作を続けていた『あるもの』の仕上げに入っていた。
「……よし、完成!」
まほろがぐっと小さな拳を握りしめて完成を喜んだのは、最近運び屋を始めたという知人のために作成した『ねこさんぬいぐるみ』のプレーンだった。『ねこさんぬいぐるみ』は、自分でお手製の洋服や小物を作って楽しむことを前提とした、極めてシンプルかつクリエイティブなぬいぐるみである。
「お裁縫も得意って言ってたし、喜んでくれるといいな……」
まほろは、いつかそれを知人に渡すときまで大切にしまっておくと、店頭で店を手伝ってくれている従業員のアニとオトートの様子を見に行くことにした。
アニとオトートは、店頭で、商品の在庫や売り上げなどを確認しながら、ちらちらと新商品である『12星座シンボルのアミュレット』を見やっていた。
「アニさん、オトさん、お疲れ様」
まほろが声をかけると、アニとオトートはぺこりと頭を下げて、また業務に戻る。
しかし、二人の視線はちらちらとアミュレットに移動している。
(……もしかして、気に入ってくれたのかな?)
まほろは小さく首を傾げてそんなことを思う。もしそうであればとても嬉しいな、とも。
「……あの、あそこにある新商品は何なんですか?」
と、やがて、意を決したようにアニがまほろに訊ねてきた。
すると、オトートも便乗したように、
「私も、じつは気になってました。不思議な印が入っていて、とても綺麗です」
と、まほろに質問をぶつけてくる。
それにまほろは少し嬉しそうに微笑む。先程のプニといい、どうやら新商品の評価は上々のようだ。
「そう言って貰えると嬉しいな……。あ、良かったら、アニさんとオトさんに一つずつプレゼントするよ。影を倒して、塔が平和になったお祝いに」
まほろがそう言うと、アニとオトートは猫の目をぱぁっと輝かせて喜んだ。
「いいんですか?」
「とても嬉しいです」
二人がとても喜んでくれて、まほろも嬉しかった。もとより二人には平和になっておめでとうと言いたかったし、何かお祝いをしたいなと思っていたのだ。
「ふふ。よかった」
と、そのとき、ねこよろずの店内に第三階層から戻ってきた
恵御納 夏朝
がその姿を見せた。
「あ、遠野さん、アニさん、オトさん、ただいま。遅くなってごめんね」
「ううん。夏朝ちゃんこそお疲れ様。奥で何か飲む?」
まほろが問うと、夏朝は小さく首を振って、
「ありがとう。でも、その前に作ってみたい商品があるんだ」
と言って、第三階層から持ち帰ってきたサファイアリリーと金剛オレンジを取り出してみせたのだった。
* * *
夏朝は、ねこよろずの台所に立つと、さっそく新商品の開発に挑んでいた。
「まず第三階層で摘んだサファイアリリーの花弁を数本分すり潰して……」
それに、砂糖・水・金剛オレンジの果汁を加えて、しっかりと煮詰る。
「煮詰まったものを島から持ってきたクッキングペーパーの上で整形して固めて――」
頭の中で、何度もイメージしてきたので、作業は順調だった。もともと夏朝は器用で、しばしばお菓子などを作りしていたものだったのである。
「よし、できた! 『サファリリオレンジドロップ』完成だ!」
完成品は、イメージしていたものより、さらに味と形に改良を加え、商品として店に出せるレベルに持っていけたつもりだった。
「サファイアリリーの星の力を回復する効果と、金剛オレンジの物理防御力アップの効果が上手くでてくれればいいけど」
現実にどういう効果が出るかは、実戦で使ってみなくてはわからない。
だが、少なくとも味見の段階では、お菓子としては満足の行く味にすることができたのだった。
夏朝は、さっそくそれを店頭に並べるとともに、まほろや、アニ、オトートにもプレゼンしてみる。
「これ、第三階層で獲れたサファイアリリーと金剛オレンジを使って作ったものなんだけど……」
「わあ、とても可愛くておいしいです」
「ええ。なんだかこころもち身体が丈夫になって、元気が出た気がします」
アニとオトートはそう言って、味にも形にも太鼓判を押してくれた。
「……うん、おいしい。やっぱり夏朝ちゃんはお菓子作りが上手だね」
と、まほろも口の中でドロップを転がしてから、にっこりと笑ってそう言ってくれる。
「ありがとう。遠野さんの新商品も凄くいいね」
まほろの新商品である『ねこさんぬいぐるみ』と『12星座シンボルのアミュレット』は、夏朝の目にもとても魅力的な新商品に映った。
「……ふふ、ありがとう。あ、夏朝ちゃん。これから、ねこよろずの皆でお祝い会の準備をしようと思うんだけど……手伝ってくれる?」
「うん、よろこんで」
控えめに訊ねるまほろに、夏朝は笑顔で快諾する。
「私達も」
「お手伝いします」
とアニとオトートも手伝いに名乗りをあげてくれた。
「……みんな、ありがとう。それじゃあ……お店の仕事もしながらで大変だけど、夜までに頑張って準備しちゃおう……!」
かくして、ねこよろずの店内で、お祝いの準備は進んでいく。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
57人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年09月04日
参加申し込みの期限
2017年09月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年09月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
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