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【星幽塔】そしてまた『日常』へ
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【第一階層(10)】城下町の日常(5)
人の流れには気運のようなものがあるという。
たくさんの人が集まれば、その人の気に引き寄せられるようにして、さらに大勢の人が集まってくる。
その日、繁忙を極めたアストラルには、そんな説を立証するかのように、次から次へと新しい客が押し寄せてきた。
そんな大勢の客の中に、さきほど鍛冶屋シュミートを訪れていた
風雲児 轟
の姿もあった。
「よう! ステラはいるか!」
轟は、シュミートを訪れたときと同じように、店内に入るなり、まず店の中をぐるりと見渡しながら目的とする人物の名を呼んだ。
「いらっしゃいなのー!」
ステラは呼ばれるとすぐにシュタタッと轟のもとに駆け寄ってきた。
「オーダーはこの紙に書いて欲しいなの!」
「ああ、いや。今日は料理を食いに来たんじゃないんだ」
と、轟はステラが差し出した注文用紙を受け取る代わりに手荷物から愛用の武器――ホープ・ストライクCを差し出して礼を言った。
「ステラ、お前が貸してくれた星の力にはものすげぇ助けてもらった。ありがとうな! もし困った事があったらいつでも言ってくれ。また助けに来るからな!」
真っ直ぐな轟の言葉に、ステラは一瞬ぽかんとした表情で目を見開き、
「ううん。こちらこそ、塔を救ってくれて本当にありがとーなのー!」
と、はにかむように笑った。
純粋そのものの笑みに、轟も思わず相好を崩しつつ、「あ」と思い出したように、もう一つ伝えなければならなかった言葉を口にする。
「そうだ。ところで、俺の星の力を返そうと思うんだがどうすりゃいい? この力はここを平和にするために借りたもんだ。その役目が終わったならちゃんと返さないといけねえと思うんだ」
轟はどこまでも実直な男だった。
そんな轟の言葉に、ステラは「んん」と小さく首を傾げ、
「星の力を返すとか返さないとか、ステラにはよくわからないなのー。ここにいる限り、その力はおにーさんたちのものだと思うのー!」
「……そういうもんか?」
今一つ納得がいかない気もする轟だったが、塔の精霊たるステラにそう言われれば、ひとまずそう理解するしかない。
「ステラちゃーん。オーダー取りに来てくれるかーい?」
「あー、はーいなのー! それじゃおにーさん、今度は生中飲みに来てなのー!」
ステラはしゅたっと手を上げると、そのまま呼ばれた方へ走っていってしまった。
「やれやれ。相変わらずだな」
小さく息を吐きつつ、轟はそんなステラの背中を見送り、
「……それじゃあ、ステラ。あと少しだけこの力は借りとくぜ」
小さくそう呟いて、静かにアストラルを後にしたのだった。
* * *
そんな轟と入れ違いに、また三人の客人がアストラルの店内に足を踏み入れる。
「まずはここ! BARアストラルなんだよ!」
「へー、BARか」
「バーってことはお酒飲むところ?」
鈴原 空
音に案内されてやってきた
鈴原 空
と
滝原 レオン
の三人である。
「……いや、未成年だから酒は飲んじゃ駄目だろ」
とレオンが言えば、
「そうだよね。あ、お酒以外も出してくれるのかな?」
空がまわりのテーブルを見まわして、呟く。
「ここではみんなお酒を飲んでも大丈夫なんだよ! 店員さーん!」
と空音が大声で店のスタッフを呼ぶ。
すると、
「はいなのー! ご注文は生中ですかー、なの!」
「……へ? ステラちゃん!?」
思わぬ相手の姿が出てきて、空音が身を仰け反らせる。
(ス、ステラちゃんがバイトしてるの? な、なんか不安なんだよー……)
とステラをよく知る空音は思うわけだが、そんなことなど空もレオンも知る由もなく、
「じゃあ、悪いけどコーヒーもらえるか?」
「あ、じゃあ僕もそれで」
と何の疑いもなくステラに、あのステラにコーヒーを注文してしまう。
「空音は?」
「あ、えっと、それじゃ私もコーヒー……」
兄に訊かれ、とっさにそう答えてしまった空音だが、正直――不安しかない。
「かしこまりましたなのー! マスター、生中三つ、じゃなくて、コーヒーみっつなのー!」
ステラは、全力で生中をオーダーしかけつつ、ハッと我に返って、正しくオーダーをしなおす。
もうこの時点で空音の不安は最高潮なわけだが、これでもマシになった方なのだということを彼女は知る由もない。
「おまちどおさまなのー!」
と、ほどなくステラがコーヒーを持ってくる。
「サンキュ。んじゃ、いただきま……ごふぁっ!? げほげほっ!」
それを口にしたレオンは、ひとくち飲むやいなや盛大に吹き出した。
「わー、れおにーちゃん!?」
「って、ありゃりゃあ。れおくん大丈夫ぅ?」
空音が慌ててレオンの顔を覗きこみ、空が背中を優しくさする。
「げほっ……。おい、このコーヒーしょっぱいぞ!?」
「そ、そんなはずはないの!? ちゃんと夢みたいな気分になれる白い粉をいっぱい入れたはずなの……!」
「……えーっとここはお酒だけじゃなくて麻薬も合法なのかな?」
「ち、違うよ!」
弁解するステラに、空が困ったように頬をかく。
誤解が誤解を呼ぶ展開に空音がぶんぶん首を振っていると、
「も、申し訳ありません。その子、お塩と砂糖を間違えていれちゃったみたいで……」
と、
アリス・ミーティア
がフォローにやってくる。
「ほら、ステラ、お客さんに「ごめんなさい」は?」
と、アリスがステラを促すと――。
「てへぺろ、なの!」
「いや、てへぺろじゃねーからっ!」
ステラがペロリと舌を出し、それにレオンが全力で突っ込んだことで、アストラルの店内に穏やかな笑い声が満ち溢れていくのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
57人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年09月04日
参加申し込みの期限
2017年09月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年09月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
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