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\ オーバータイム!/
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【星幽塔】そしてまた『日常』へ
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【第一階層(9)】城下町の日常(4)
その日も、城下町のBARアストラルは繁盛していた。
店では古株の
アリス・ミーティア
などは開店前から店の掃除、開店後はバイトの指導とその日も朝から大わらわだった。
「いらっしゃいませー! 一名様ですねー! カウンターのお席にどうぞー! はい、生中とカニ味噌汁、おまたせしましたー!」
アリスは来店した客を席に通し、テーブルの客に料理を運び、てきぱきとフロアーをまわしている。
「あー、アリスちゃん。俺、いつものねー」
と、先程カウンターに通した客の声が聞こえれば、
「はい、かしこまりましたー! マスター、ドラゴンステーキと生中、オーダー入りましたー!」
くるりと肩越しに振り向いて笑顔で注文を承り、その内容を正確に厨房に通す。
齢500歳を数える、しかしまだまだ若々しい外見を保つアリスは、ベテラン女将のような対応力で、今日も繁盛するアストラルのフロアーを一人でまわしているようなところがあった。
そんなアストラルの店内の一角で、いつにない熱狂を見せているスペースがある。
サジタリオの乳牛ことマリリン・ダイナマイトと、塔を救った冒険者である
水上 桜
が(極めて扇情的な衣装を身に纏い)ダンス対決をしている姿だった。
「いいぞー! マリリンちゃーーーん!」
「もっと揺らせー!」
「桜ちゃんも初々しい! とても可愛いよー!」
「おっぱい! おっぱい!」
ステージのまわりには若い男とおっさんどもの興奮した声と、投げ銭の音が飛びかっている。
(あんなにお肌を出して。若いっていいわねー)
などと、アリスはそれを見て小さく息を吐く。500歳のアリスにはとても真似できない格好とポージングだ。もっともマリリンに至っては本来の姿はアリスよりもさらに年嵩のはずだがそれは言わない約束。
そんな熱情の中でも、ひときわキラキラ輝いて見えるのが桜だった。あとで思い返せば羞恥に身もだえすることもあるだろうが、それでも全力で一生懸命にお客の視線を集めるために踊る姿は、客商売をやる者として見習うべきものがあるようにアリスには思える。
「あんたたち! わったしの踊りを見ろーーーっ!」
踊りの合間にそんなパフォーマンスをするたびに、ステージ周辺の温度が上がるような感覚をアリスは遠巻きにながら確かにその場に居合わせる一人として感じ取るのだった。
* * *
アリスの仕事は続く。
「アリスー、生中とカニ玉チャーハンと生中とドラゴンステーキ、あちらのおにーさんから注文なのー」
このたび、バイトとして、店の足を引っ張ってもとい店を手伝っている
ステラ・ラ・トルレ
の声が響けば、
「はいはーい。マスター、生中二つカニチャーハン、ドラゴンステーキ一つお願いしまーす!」
と、アリスはこれも正確に処理して厨房へ伝達する。何故、直接オーダーを通さずにアリスに言うのかは謎だが、そこは突っ込むだけ野暮というものだ。それにアリスはステラのことを大変可愛がっている。可愛いは、正義である。
(とはいえ、さすがにこれ以上お客さんが増えると私一人(?)じゃ捌ききれないかも……)
と、アリスが額に汗をにじませたまさにそのときだった。
「Oh! トワ、知ってるマス! こういうの猫のハンドも狩り(ハント)したい言いマス!」
どこからともなく姿を現した
トワ・E・ライトフェロゥ
が首から提げた【(すでのな)仕給】のプレートを得意げに示す。
「あー、トワなのー! 久しぶりなのー!」
と、そんなトワを発見したステラがバイトの仕事もそこそこに、トワのもとに駆け寄ってくる。
「トワも手伝ってくれるなのー?」
「Yes! ステラがステラがガンバル、ナーラー、おねいさんのートワも頑張るマス!」
ステラの問いに、トワは快活にそう答える。実際には、ステラの方がトワよりも遥かに長い年月を生きてはいるのだが、見た目からもその言動からも、とてもそう思えないこともあり、トワのおねえさんぶりたい心に久しぶりに火が点いたようだった。
「【(すでのな)仕給】も久しぶりなのデス! そんなに経ってないデスケードー、ずいぶん前に感じるデス」
と、トワが言えば、
「あー、それステラも思ってたのー! なんだか、もう一年ぐらい経ってる気がするなのー!」
と、ステラもそれに同調する。二人はその話題で『\なのデス!/』とひとしきり盛り上がる。
そんな彼女達の気持ちは、とてもとてもよくわかるのだが、二人とも
それ以上はいけない。
「そ、それじゃあトワはお客さんのオーダーを取って、厨房から料理を運んでくれるかなっ?」
何か大いなる意思の力を感じたのか、アリスがそこで話を元に戻した。そこはやはり伊達に500年も生きていない彼女なのである。
「わかったデス! じつは、こんなこともあろうかとー、ステラや―トワにもオーダー取れるようにOrder form(注文用紙)を作ったデス!」
トワがポケットから取りだしたのは、店のメニューとチェックリストが書き込まれた、まさしく注文用紙だった。これを客がトワやステラに渡し、それを二人が厨房に通せば、オーダー漏れの心配は劇的に減少する。
「よーし! それじゃあ三人で頑張ろう!」
「「\なのデス!/」」
そうして、三人の給仕がそれぞれに仕事を開始する。
「Order! はいるーなのデス!」
トワが注文が書かれた用紙をマスターに渡す。
「生中入りますなのー!」
ステラにとって、もはや注文用紙さえも生中らしい。
「マスター! コーヒー三つ、追加オーダーです! あ、それから、トワは出前はしなくていいからね!」
また迷子にならないようにしっかりと気配りしつつ、アリスもさらにその華麗なフットワークをいかして給仕を続ける。
今日のアストラルの賑わいは――まだ終わらない。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
57人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年09月04日
参加申し込みの期限
2017年09月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年09月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
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