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2.九夜山の伝説
九夜山にも様々な伝説、伝承があるがここでは2つの霧にまつわる話をしよう。読者諸君はご存知かもしれないが、九夜山には樹齢300年の『幻の桜』がある。しかし、探そうとするといつも霧に阻まれるという。そして霧の中でその桜を探し当てるのは山歩きに慣れた者でも至難と言われる……。
そしてもう1つ、九夜山の近くには封鎖された三叉路があり、こちらは霧の出る黄昏時に向かうと彼岸への道が開かれ、交差点になるという……。その名も『迷い交差点』である。
そう切り出された記事の中には2つの写真があった。川沿いの霧がかった桜の写真と、夕暮れに木々の影がうら寂しい廃道らしき場所の写真である。
「いやー、取材の協力を申し出てくれる方がこんなにいらっしゃるとはありがたやありがたや」
呑気に九夜山の登山路を歩くのは寝子島タブレットの水口記者、相変わらずのサファリスタイルを貫いている。
「給料の8割カットと聞いたらな」
と、同情半分呆れ半分なのは『幻の桜』の情報提供者の
御剣 刀
である。木刀を収納した袋を背中に背負っているのが目立つ。
「第2回九夜山トレッキング! 今回の引率は私、みわちゃん先生よっ」
久保田 美和
が楽しそうに先頭から振り返る。山歩き用に普段よりも高い位置に髪を結んでいる。
その横をのんびりとアホ毛を揺らしながら
不破 ふわり
が歩いている。
「わーい、『ネコガッパ』さんいるかなー?」
「僕としては怖い話のタネにでもなればと思っているけどね」
カラン、コロンと下駄を鳴らして、袈裟姿で山を歩くのは
逆巻 天野
。『迷い交差点』の情報提供者でもある。
ルートは先日のオリエンテーションと同じく寝子島高校の裏からの登山路ではあるが、天野の希望により『幻の桜』を探した後に山頂にある三夜湖を目指すことになっている。
下山する頃には夕方近くになり、『迷い交差点』の探索にもちょうど良いという段取りであるらしかった。
また、この登山にはふわりの資料提供による『ネコガッパ』と呼ばれる珍獣探しも兼ねている。
全員で他愛のない話を繰り返しながら、桜の群生地へと近づいたあたり。
「で、先日は見つかったんだっけー?」
興味津々といった笑顔で、美和が刀に質問する。
「みんなで探してかろうじてといったところです。霧もそうだし、あの一帯は下調べと装備を万全に期しても迷うと思います。運も左右しそうですね」
横で水口がメモをしている様子を横目に見ながら言葉を選びながら刀は答える。
「つまり、今回も見つかるかは経験者の御剣君がいても厳しいということかな?」
水口が無神経に尋ねる。そこには記者らしい探るような意思が見え隠れしている。
「山に慣れた人間でも三度は迷うと言っていました」
ムっとした刀は水口を強い目で睨み、言い返してからはっとする。
「ほうほう、言っていたんだね。それは山に詳しい人にでも出会ったのかな?」
水口はボールペンを刀に向けて追及するように言葉を求める。
「それは……」
「あー、霧が出てきたよー」
刀と水口の間に剣呑な雰囲気が帯びかけたところを、のんびりしたふわりの声が割って入った。
全員がふわりのほうを見る。彼女は霧の方へ両手を広げ、素直に楽しんでいるようだった。
「おー」
「綺麗だね」
「ちょっと不思議な感じだよね」
と、口々に感想が出ている中。
「おお、ファンタスティック! まるでCGみたいに幻想的だ!」
突然、水口が走りだす。でたらめに、そしてがむしゃらに写真を撮っていく。その姿はまるで子供のような無邪気さであった。
刀は水口の様子に肩を竦める。あの様子だと追及のことは忘れているようだと安堵しながら。
「不破、助かった、ありがとう」
ふわりのほうへと歩み寄った刀が短く礼を告げる。
「あはー、なにがー?」
眠そうな目を細めて首をかしげたふわり。赤い髪がふわりと揺れる。その様子は何も気づいていないようだった。
「……」
思わず絶句した刀は気を取り直して天野へと向き直る。
「だが、あの調子だと水口さんは後半まで体力保つかあやしいな」
「そうだね、どこかで休憩入れる必要はあるだろうね」
天野の同意を得た彼は、鞄に入れた紙袋を取り出して全員に休憩を提案した。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
深城和哉
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
神話・伝説
オールジャンル
定員
30人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2012年12月07日
参加申し込みの期限
2012年12月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2012年12月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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