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「んー……」
千鶴は周囲を見渡してから、取材班の面々に声をかける。店内に千鶴と彼ら以外に客はいないようだ。
「ねぇ、君たち。ここの喫茶店の写真と肖像画は見たことあるかい?」
「ん? あれ?」
と千鶴の声に美和が指差した先には白黒やカラーも含めた写真と肖像画である。どうやら歴代の店長を撮ったものらしい。
天井近くの高い位置にあるせいか、細部までははっきりとは見えないが、集合写真のものや、胸像のような肖像画のものなど様々である。
「あれらは、そっくりだとは思わないかい?」
白黒の明らかに数十年前と思われる写真と近年撮ったと思われるカラーの写真を指差す千鶴。
「オー、そっくりさん! 『ドッペルゲンガー』ね!」
レイラは決めてかかるように断言する。
そんな話に取材班のそれぞれがああでもないこうでもないと推論を重ねていく。
「いやいや、もしかしたら歳を取らないのかもしれないね」
千鶴は店長に聞こえるように、わざと声のトーンを上げて言った。
けれど店長は笑顔のまま、千鶴を見つめているだけだった。
「ちぇー……」
どこかつまらなそうな顔をする千鶴。
「面白いね。それも記事にしようかな。あ、そういえばこの喫茶店の名前なんだったっけ。よく忘れるんだよなぁ、いつも行こうと思うたびに店の場所も探しちゃうんだよね」
水口がふと漏らしたその発言に、千鶴を含めて何人かが動きを止めた。
「私も」
「僕も」
「俺も」
「え?」
目立つ洋館型の喫茶店で、店員の衣装も特徴的。そして珈琲も美味しい。
それだけ忘れえない要因が重なっているにも関わらず、この喫茶店に行く時はいつも探して、やっとたどり着くような印象を数人が抱いたのだ。
もしかしたら観光ガイドにすら載っていないのかもしれない。
気まずい沈黙が場を覆う。
その空気を店長の柔和な声が打ち砕く。
「お店の名前は『アンノウン・ティー・パーティ』ですよ。忘れないでくださいね」
「アンノウン……ティーパーティ」
誰かが忘れないようにと復唱をする。
「店長の名前を伺ってもよいですか?」
千鶴が調子を取り戻すように尋ねる。
「私の名前は……」
店長が笑顔で答えたその名前を千鶴たちは店を出てから思い出せはしなかった。
きっと次に喫茶店にたどり着くときも彼らは迷うだろう。店の名前を必死に思い出そうとしながら、けれど思い出せずたどり着くそんな場所。
そんな謎が寝子島に1つ、2つと言わずあるのかもしれない。
寝子島タブレット特集号の最後の記事の見出しは以下のように記載されていた。
『寝子島の不思議なお店。老けない店主とたどり着けない喫茶店』
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あとがき
担当マスター:
深城和哉
ファンレターはマスターページから!
まずは、ご参加くださった皆様、そして読んでくださった皆様ありがとうございました。
とても癖のあるシナリオだったと自分では思っているのですがいかがでしたでしょうか。
受け取りましたアクションも十人十色で、最初に一通り目を通した際、嬉しくて楽しくて仕方がありませんでした。
自分が思っていたよりも時間がかかってしまいお待たせして申し訳なかったです。
皆様の創作された都市伝説が今後もどこかのシナリオなどで活かせていけたらと思っております。
ニッチなシナリオが大好きなマスターですが、今後とも宜しくお願いします。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
深城和哉
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
神話・伝説
オールジャンル
定員
30人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2012年12月07日
参加申し込みの期限
2012年12月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2012年12月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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