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<月華>冥晶宮襲撃 ―迸るほどの想いの果てに―
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「貴様らぁ!」
より強い炎を放とうとする燈耶の姿が、苦悩交じりの顔が、痛々しい。真央たちはそんな彼の咆哮に、表情を険しくする。
(僕が恋愛について語る資格もないけどさ。本来なら、燈耶と華夜はもっと段階を踏んで付き合うべきだった様におもうんだ。そうすれば失恋して死ぬ事も無かったかもって……)
サキリが炎をよけ、刃を避け、二本のナイフを閃かせる。武道が思いっきり扇子を振るって吹雪を起こし、真央が切りかかる。だが、燈耶は苦しみながらも3人を相手に機敏な動きで応じる。
(あの輪の所為なのだ? なんかこう隙がないのだ……)
真央が歯噛みしている間に、陽太が放ったニャッタ君が聖水の栓を抜いていた。燈耶は華夜を得ようともがき、真央たちに意識が向いている。
(やるなら、今だね!)
陽太が僅かに頷き、燈耶に聖水がかかる。怯んだ隙にサキリがろっこんで瞬間移動し、ナイフを閃かせる。
「!!」
燈耶がサキリを切りつけ、赤い血と炎が舞い上がる。だが、サキリはにぃ、と笑った。
「チェック」
「あっ……?!」
燈耶の身動きが止まる。真央の放った一撃が、頭にあった輪を見事に両断していた。
「燈耶ちゃん……っ!」
真央が刀を落し、崩れ落ちる燈耶を抱える。その刀を拾いながら陽太が近寄りニャッタ君を回収して労を労う。武道とサキリは魔物が急に迫り来るのを見、冷静に相手にし始めた。
「この輪って何だろうね?」
陽太が結界を張りつつ拾い上げようとすると、ぼろぼろと黒い靄となって消えた。だが、燈耶の目は虚ろなままだ。
「燈耶ちゃん、しっかりするのだ。やり直すためにも気をしっかり持つのだ」
真央がそう呼びかけるも、燈耶は虚ろな目のまま……力強く真央を押しのけた。
「ふあっ?!」
「華夜……!」
燈耶の体が変わる。黒い大きな翼を広げた彼の表面を黒い羽毛が覆う。いつしか、彼は大きな鴉のような鳥となって弾丸のような速さで魔物すら押しのけ飛んでいった。黒い炎を纏ったまま……。
「……まずいな」
サキリが真っ赤な翼を広げて追いかける。武道もまた虎に変化し、陽太と真央に乗るように促す。
「これは厄介な事になったねぇ」
「おいかけるのだ!」
真央達は、燈耶が飛んでいった場所を目指し、戦場を駆け抜けた。
*・*・*
時同じくして、魔物たちの猛攻が始った。まるで燈耶の暴走に呼応しているかのようだった。
(これはちょいとまずいねぇ)
瓢は退路を作ろうとろっこんをつかって魔物を吹き飛ばす。未だ腕の中には星華がおり、彼女は酷く青ざめた様子でそれを見ていた。
「ダメ……、制御できない……! 帳は何があっても魔物を制御できるって言っていたはずなのに……」
予想外の事にうろたえる星華を(信用を得るために)庇う瓢だったが、その体が鹿に吹き飛ばされる。
「兄さま!」
「くくっ、コレぐらい平気さね」
瓢は立ち上がり、星華と己が竜巻の中心に来るようろっこんを発動させると、どうしようかと考えを巡らせた。
一方、魔物を相手にしていた美咲紀たちも急な変化に対応しようと必死だった。修は壁をろっこんで粗く削り、魔物の群に落す。亮もまた青龍族の力でそれを援護し、美咲紀が炎で追撃する。
「このぐらい、想定の範囲内だ!」
「手を休めるな、次の矢を!」
戦場があわただしくなる中、亮が兵を励まし、修が兵士達と共に矢を放つ。美咲紀は傷ついた者を癒すべく花を手に舞い踊り、ろっこん『舞花の祈り』を発動させる。
(一体何が起こっているんです?! 何も予兆が無かった……。シューくんも平静を装っているけど……)
ちらり、と見た修の横顔がどこか焦っているように見えたのは気のせいだろうか? 美咲紀は違和感を覚えつつも治療に専念する。
少し離れた場所では手当てを受けたウォルターが棒手裏剣を放ち、治療中の面々をまもっていた。よく見れば遥斗も竹刀で魔物を跳ね除け、ろっこんを発動させている。その後で璃亜と紫が麒麟族特有の治癒能力で傷を癒していく。
「急にあわただしくなったわね」
「空気自体が妙に変わった気がするわ」
手当てを受けていた蛇那伊の言葉に、璃亜と紫は表情を険しくする。と、そこへ鹿型の魔物が遥斗の攻撃を避け、治療中の兵士へと突っ込んできた。
「無粋な!」
「やらせはしません!」
蛇那伊が動くより早く、璃亜が飛び出す。鈍い音と共に細身の少女は弾き飛ばされ、砂煙を上げて倒れこんだ。蛇那伊が魔物を蹴って返し、紫は急いで璃亜を治療した。
「しっかりして!」
「……これぐらいしか、できませんから」
璃亜が、朦朧としつつも僅かに笑う。紫は、気を失った璃亜を抱きしめて涙を堪え、蛇那伊は静かに2人を抱きしめた。
「あたしも、鍛錬が足りなかったかしら……ね?」
静かに、されど、俊敏な動きで戦場に戻った蛇那伊は、菩薩のような笑顔で……魔物たちへと踊りかかった。それに追従するように遥斗が追いかける。
「通すわけには行かない」
「ええ。……あと少しなんだから」
「はいはい、無茶しすぎないように、ね?」
そこへウォルターが現れると、3人は初めからそう打ち合わせしていたかのような連携をみせながら魔物を討っていった。
だが、その誰もが……大鴉となった燈耶をとめられなかったのである。
援軍到着まで、あと30分を切っていた時のことだった。
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ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
恋愛
SF・ファンタジー
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年08月31日
参加申し込みの期限
2017年09月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年09月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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