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<月華>冥晶宮襲撃 ―迸るほどの想いの果てに―
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星華は、途端にたじろいだような声を上げた。仮面の所為で声はくぐもっている物の、その声は聞き覚えのある少女の物だ。瓢は近づく敵にもう一度ろっこんを発動させ、竜巻を2人の周囲に走らせて邪魔者を牽制した。そして、隙を見て仮面を取ろうとしたものの、簡単には外れない。しかたなく、瓢はそっと星華へと問いかけた。
「星華はん。ちょいと聞きたいんだが、これはお前さんの意志かい?」
瓢の問いかけに、星華は小さく頷く。瓢は少し考えながら、仮面の奥に光る少女の眼を見た。
「今までを振り返ってごらん。愛憐は目的のために君を使い潰すだろう。刹弦の時叱り、君たちが救われる方法はあるんだ」
「でも……このままでは燈耶さんが……」
星華は戸惑うようにいい、瓢は内心で苦い物を覚えつつ少女の手を握る。
「あっしはね。君にもう苦しい思いをさせたくないんだよ」
使い慣れない二人称に、舌を僅かに噛みそうになる。それでも、この少女を落したくてハッタリをかます。星華は、瓢の言葉に迷っているようだった。
「気持ちは嬉しく思います。でも、貴方の言葉を、信じ切れないのです」
瓢はいつになく真面目な顔で少女の頬に触れる。そして耳元で何かを囁いたとき、漸く仮面が外れた。
呉井 陽太
がろっこん『CCC』で操っていた鶏型の粘土細工・ドリー氏が、仮面を外したのである。
仮面を拾い上げようとした星華と瓢だったが、魔物が飛び掛りその仮面を踏み潰して瓢に襲い掛かる。瓢は舌打ち1つして三度独楽を回す仕草をしてろっこんを発動させた。咄嗟に星華を庇って。
「これでも、信じられないかぃ?」
瓢の言葉を聞いても、星華は戸惑ったように彼を見上げるばかりだった。
(仮面が外せたならいいけれど)
陽太は白虎と化した
志波 武道
を駆りながら、目の前の惨状に息を飲んでいた。魔物の群を牽制するウォルター・ブラックウッドは負傷しており、璃亜が下がるよう進言する。ここではまともに治療できそうに無いからだ。だが、彼は首を縦に振らない。
「でも、このままでは……!」
「気遣い感謝するよ、塔ヶ崎。でも、無茶している生徒をカバーするのも、先生の仕事なんだよ?」
そう嘯くような口調で言った彼は僅かに苦笑し、額から流れた血混じりの汗を拭ってジャケットを脱ぎ捨てた。そんなウォルターへと璃亜が治癒の力を発動させる。
少し離れた所では、
サキリ・デイジーカッター
と
後木 真央
が敵将・燈耶を相手に奮戦している。魔物たちは彼らに対し、僅かに戦いているように陽太と武道には見えた。
サキリのろっこんを使った連続攻撃を鮮やかに受け流し、真央めがけ襲撃をかける燈耶。だが、真央も負けじと月長石の刀で受け止める。使い慣れた武器ではないものの、彼女は見よう見まねでそれを振るい、燈耶と目を合わせていた。
「燈耶ちゃんだって、今やってる事が正しいと思っていない。だから、そんなに苦しそうな顔なのだ!」
「煩い!」
叫んだ途端、真っ赤な炎が周囲に巻き起こる。魔物がいようがお構いなしに全ての者を燃やさんと炎が牙を向く。
だが、真央は怯まない。その肌が焦がされようと、彼女は立ち向かう。
「1個ずつそれを修正するためにも! いい加減に……、頭のソレ、ぶっ壊させろなのだぁ!」
飛び跳ね、額の輪目掛け刀を振るう真央へと燈耶は容赦なく剣を振るう。だが、それは空を切る。サキリが真央を回収したのだ。
「ったく、一対一でと思ったけどそうはいかないものだね」
やれやれ、と肩をすくめつつも真央の首根っこを持って退避させる。真央は謝りつつもちょっとしゅん、とした様子でサキリを見上げた。
(これって、チャンスって事かな?)
陽太はそっとろっこん『CCC』で動かしている粘土細工・猫のニャッタ君を解き放ち、サキリと真央に気を取られている燈耶の後へと進める。ニャッタ君の手には聖水の瓶。少し重そうだが、うまくいけば弱体化を見込めるのではないか。そしてその輪を壊すアシストなどもできるのではないか……。そう、彼は考えたのだ。
「っと虎モードじゃやりづらいネ!」
武道が元の姿へ戻り、ばっ、と扇子を広げた。嘗ての戦いで刹弦が落したもので、吹雪を発生させることができるものだ。本当は敵軍への煙幕にも使いたかったが、虎の状態では使えなかった。
「何人こようと……打ち倒すのみ! 華夜を手にする為の犠牲になれ、ネコジマの戦人達よ!」
燈耶が吠え、炎を巻き起こす。同時に武道が扇子を振るい、吹雪で対抗していく。それに紛れてサキリが、真央が強襲をかけていく。
「今のうちに、下がって治療を! 先生が倒れたら元も子もないからねぇ!」
陽太がそういってウォルターの背中を押し、璃亜が頭を下げて彼の手を引いて走っていく。魔物が邪魔しないよう棒手裏剣を構えつつも、ニャッタ君が燈耶の背後を取れるよう観察する。真央とサキリのお陰で十分気は引けているのだ。その後押しとなっているのが、武道が放った吹雪。これの余波で、魔物も幾分か減ってくれていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
恋愛
SF・ファンタジー
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年08月31日
参加申し込みの期限
2017年09月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年09月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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